たまプラーザ教室のメッセージ
たまプラーザ教室 不定期連載企画『思い出の受験生』《 A先生編 》
2025.03.21
その1
「私なんかが受かるわけない。」
私が担当していた中学三年生の生徒が毎週のように口にしていた言葉でした。正直に言って彼女は勉強が得意ではありませんでした。授業時以外、自分で時間を作って勉強しているのかも怪しい。私はそんな彼女の英語を担当していました。
毎週行う単語テストも毎回同じような点数でした。「d」と「b」ですら間違えていました。私はどのようにしたら少しでも勉強に前向きになってくれるのか、頭を悩ませていました。
そんな中、私は私自身が英語の勉強を好きになったきっかけを思い出してみることにしました。私は中学生の頃、音楽が大好きで「いつか洋楽を歌ってみたい。」という願望から英語の勉強を始めました。
「私なんかが受かるわけない。」
私が担当していた中学三年生の生徒が毎週のように口にしていた言葉でした。正直に言って彼女は勉強が得意ではありませんでした。授業時以外、自分で時間を作って勉強しているのかも怪しい。私はそんな彼女の英語を担当していました。
毎週行う単語テストも毎回同じような点数でした。「d」と「b」ですら間違えていました。私はどのようにしたら少しでも勉強に前向きになってくれるのか、頭を悩ませていました。
そんな中、私は私自身が英語の勉強を好きになったきっかけを思い出してみることにしました。私は中学生の頃、音楽が大好きで「いつか洋楽を歌ってみたい。」という願望から英語の勉強を始めました。
では、彼女の好きなことは何だろう。彼女は以前から地元のダンススクールに通っており、高校でダンス部に絶対入るんだと強く思うほどダンスが大好きでした。それから、私は受験に向けての授業は一旦中断して彼女が踊ったことのある洋楽の和訳についての授業をすることにしました。