2022.12.28
こんにちは。城南コベッツ緑園都市教室の佐藤です。
中学2年生の授業で使っている国語の冬期講習用テキストで、医学博士加賀乙彦著「不幸な国の幸福論」の文章が出典されていました。
この文章で著者は自尊心には「コドモの自尊心」と「オトナの自尊心」があると述べています。
他者との比較で自分の価値を確認するが「コドモの自尊心」であり、「昨日より少しでも成長したいと願い、自分なりに努力を続けられる」のが「オトナの自尊心」であるとのこと。
そして『近年は「コドモの自尊心」だけが突出した、バランスの悪い人間が増えている』といった内容の文章でした。
学校の成績は現代では絶対評価で内申点がつけられているとはいえ、入試の出願基準には内申点が用いられています。
筆記試験も面接試験も得点により合否が決まります。
なので他人との比較は免れないし、偏差値という尺度も志望校選定においては必要な資料です。
しかし「他人より点数が高ければ優越感に浸り、低いと劣等感を持つ」というだけでは学力向上は見込めません。
やはり「前回より〇点あがった」とか「今日は〇〇ができるようになった」といった、自分自身を過去と比較することが成長には必要だと思います。
個別指導の授業では周囲の生徒と比較する必要はありません。
常に昨日の自分と今日の自分を比べていきましょう。
さあ、きみは「オトナの自尊心」を得られるだろうか?
参考図書:「不幸な国の幸福論」 加賀乙彦 (集英社新書)
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