2021.06.22
日曜ドラマ「ドラゴン桜」に登場した国語の特別講師、太宰府治先生。
太宰府治先生が最も重要視しているのが、「読解力」です。
国語のみならず、全ての教科で必要なもの、そして大人も必要なもの。
太宰府治先生のセリフ
「国語は科学だ!そして創作とは建築学である!
そして建築学を無視した創作物は全てクソだ!そんなものは読む価値なし!」
読解(=読み解き)に必要なのは、文章を読み、頭の中で内容を構造化すること。
構造化をわかりやすく言うと「ブロック化する」ということ。文章を読んで
ブロックに分けて全体を把握する。その作業を手際よく行い、「この文章は
何を言いたいのか?」を素早く理解する力が、「読解力」なのです。
例えば、論説文はすべて構造で成立しています。その構造には、
「同等関係」「対比関係」「因果関係」の、3つのパターンがあります。
「同等関係」とは、抽象化や具体化に代表されるような言い換えです。
「対比関係」とは、対立または並列や類似から、主張を鮮明にします。
「因果関係」とは、原因→結果、結果→原因から、主張を鮮明にします。
「つまり」何?「要するに」何?「言い換えれば」何?、とにかく何が言いたいの?
全ての教科で求められているのが、「言い換える力」そして「要約する力」
「読解力」とは、キーワードを使って「要約する力」とも言えるでしょう。