城南コベッツ横浜六浦教室

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2021.06.22

日曜ドラマ「ドラゴン桜」に登場した国語の特別講師、太宰府治先生。
太宰府治先生が最も重要視しているのが、「読解力」です。
国語のみならず、全ての教科で必要なもの、そして大人も必要なもの。

太宰府治先生のセリフ
「国語は科学だ!そして創作とは建築学である!
そして建築学を無視した創作物は全てクソだ!そんなものは読む価値なし!」

読解(=読み解き)に必要なのは、文章を読み、頭の中で内容を構造化すること。
構造化をわかりやすく言うと「ブロック化する」ということ。文章を読んで
ブロックに分けて全体を把握する。その作業を手際よく行い、「この文章は
何を言いたいのか?」を素早く理解する力が、「読解力」なのです。

例えば、論説文はすべて構造で成立しています。その構造には、
「同等関係」「対比関係」「因果関係」の、3つのパターンがあります。
「同等関係」とは、抽象化や具体化に代表されるような言い換えです。
「対比関係」とは、対立または並列や類似から、主張を鮮明にします。
「因果関係」とは、原因→結果、結果→原因から、主張を鮮明にします。

「つまり」何?「要するに」何?「言い換えれば」何?、とにかく何が言いたいの?
全ての教科で求められているのが、「言い換える力」そして「要約する力」
「読解力」とは、キーワードを使って「要約する力」とも言えるでしょう。

2021.06.22

大学入試の在り方を検討する文部科学省の有識者会議は(6月)22日、
2025年1月以降の大学入学共通テストにおける英語民間検定試験と
記述式問題の導入について「実現は困難と言わざるを得ない」とする
提言案を示した。文部科学省は提言がまとまり次第、今夏に導入断念を
正式決定するとみられる。

文部科学省は2019年11~12月、公平性の担保が難しいなどとして
2021年1月に初実施した共通テストへの導入見送りを発表していたが、
再検討でも課題解決の見通しが立たなかった。

6月22日(火)共同通信記事より

2021.06.19

神奈川の高校展2021の「全公立展」及び「公私合同説明会・相談会」は、
新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため、中止となりました。
例年「全公立展」で配布しておりました「高校ガイドブック」は、
昨年度に引き続き県内国公立中学校等に在籍する3年生の生徒全員に、
中学校等を通じてこれから送付します。
なお、県ホームページには2021年度版「高校ガイドブック」をすでに掲載しています。

https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/koukouten/hsguidebook.html

公立高校を見る機会は、各高校で開催される学校説明会に限られました。

文化祭・体育祭などのイベントも入場を制限される可能性が高いです。
各高校のホームページをこまめにチェックするなど、できることをやっていきましょう。

2021.06.17

収束が見通せない新型コロナウイルス感染への対応や、開催が予定される
東京五輪・パラリンピックへの対応をはじめ、山積する課題に議論が尽くされたとは
とても言えない状況で、第204回国会(通常国会)は6/16に閉会となりました。

①支離滅裂(=しりめつれつ)
意味:まとまりがなく筋道が立たない様子のこと、発言や文章、行動などに
全体としてのまとまりがなく、筋道が立たない様子を指して使われる。
「支離」とは、分かれ離れること、ばらばらになること
「滅裂」とは、破れ裂けて形を失うこと
英語表現:incoherence、あるいは inconsistency
incoherence=筋道の立たないこと
inconsistency=不一致、矛盾

②二重規範(=にじゅうきはん)、
意味:同じ事柄を、二つの異なる基準で評価すること。
英語表現:double standard(=ダブルスタンダード)
例:オリンピック見に来てね!、期間中はテレワーク・デイズ2021実施
入国制限は厳しくするよ!でもオリンピック関係者は入国後隔離ゼロ日(にち)

③強行突破(=きょうこうとっぱ)
意味:乗り越えることの難しい障壁などを、策を講じたりせずに力ずくで
無理矢理突破すること。
英語表現:force (bulldoze) one's way through

中止か延期か開催かから、無観客か有観客か、さらに5千人か1万人へ。
政府はなぜ「安心・安全の大会を実現することは可能」と判断したのでしょうか。
国民の不安も科学的な根拠も無視、感染拡大したら誰が責任を取るのでしょうか。

2021.06.15

神奈川県の私立高校入試の仕組みについてご案内いたします。

神奈川県内の多くの私立高校では、入学試験の点数で合否判定が
決まるわけではなく、内申点を基準とした選抜方法になっています。
公立高校は内申点が低くても出願することは可能ですが、
出願することすらできない私立高校があるのです。
※入学試験の成績のみで合否が決まるオープン入試を除きます。

この選抜方法では、私立高校から「内申点○○点以上」として「出願基準」が
示され、それを上回っていれば受験可能となり、受験可能な生徒さんが
出願すれば基本的に合格となります。この選抜方法は、「事前確約型」
(=入学試験前合格確約)と呼ばれています。
以下、「事前確約型」の4つのパターンについてご説明します。

(1)推薦入試
各高校ごとに独自の「推薦基準(内申点など)」を設けています。
それをクリアした生徒は、中学校の校長先生の推薦で合格が確約されます。
面接・作文等の試験は形式的に行われますが、学力検査は行われません。
合格となれば、その高校に入学しなけばなりません。

(2)書類選考
入学試験も面接も行わずに、中学校の調査書など出願時に提出する
書類のみで合格者を決めます。2021年入試では新型コロナウイルス
感染症への対応で実施校が増えました。

(3)単願確約(=専願)
各高校が定めた成績基準(=内申点)をクリアしていれば、合格が確約されます。
入学試験がありますが、よほどのことがなければ、不合格にはなりません。
専願と言った方が、なじみやすいかもしれません。

(4)併願確約
公立高校を第一希望とし、公立が不合格の場合は、その私立高校に
入学することを基本に、各高校が定めた成績基準をクリアしている受験生に
対して、合格を確約します。以前は「すべり止め」と呼ばれていました。
成績基準は、推薦・専願よりも少し高めに設定されることが多いです。

神奈川県の高校受験の特徴は、「公立高校合格優先の原則」です。
公立高校と私立高校を併願して、両方とも合格した場合、公立高校への
進学を選択することになりますので、ここは注意が必要です。