昨年度から実施されている学習指導要領では、学習の到達度のよりどころとなる
「評価基準」は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の
3観点で評価されています。通知表には「評価」を総括した「評定」が書かれていますが、
保護者のみなさまから、よくわからないという声も聞かれます。
ここでは、ご質問の多い通知表の成績のつけ方についてご説明いたします。
(あくまでも例としての説明です。配点比率等は各中学校によって異なります)
「評価」とは
学習単元や題材ごとに、資質や能力がどこまで到達しているかをはかる指標です。
観点別にA°・A・B・C°・C の5段階で示されます。
A°=十分満足できると判断されるもののうち、特に程度の高いもの
A=十分満足できると判断されるもの
B=おおむね満足できると判断されるもの
C°=努力を要すると判断されるもの
C=一層努力を要すると判断されるもの
A°=5点、A=4点、B=3点、C°=2点、C=1点とする。
「観点別学習状況の評価」の各観点別の評価材料
5教科(英語・国語・数学・理科・社会)
知識・技能 定期テスト・小テスト
思考・判断・表現 定期テスト・小テスト・レポート(ノート)・発表など
主体的に学ぶ態度 ノート・授業姿勢(態度)・提出物(ワーク)など
4教科(保健体育・技術家庭・音楽・美術)
知識・技能 定期テスト・実技試験
思考・判断・表現 定期テスト・ノート・発表など
主体的に学ぶ態度 授業姿勢(態度)
「評定」とは
学習状況の評価を総括して、5段階で示したものです。通知表に示される数値が「評定」です。
5段階評定の規準(3観点評価の合計点)
「5」=15点~14点、「4」=13点~11点、「3」=10点~8点、「2」=7点~5点、「1」=4点~3点
※評定「5」を取るためには、A°・A°・A以上、評定「4」を取るためには、A・A・B以上が必要です。
A・B・Bでは評定は「3」になってしまいますので要注意です。