2024.04.16
算数・数学をどのように勉強すれば良いのでしょうか。
そもそもで算数が苦手な人は何が原因か。これまでの生徒を見たところでは、間違いなく「勉強法」です。
誤った勉強方法をしている生徒がものすごく多いです。
それらを一つずつ正していけば1年で成績は向上してきます(1年もかかるのかよ!と思われるかもしれませんが、根本的解決にはそれくらいの時間は最低でもかかります)
ではどういった勉強方法が良いのか。
⓪できない問題をできるようにするのが算数
①途中式を丁寧に書く
②計算問題を100%正解する
③解説を1行1行、確実に理解する
④何も見ないで解答の再現をする
⑤1日・3日・5日後に復習する
ひとつずつ見ていきましょう。
⓪できない問題をできるようにするのが算数
まず算数の大前提です。
算数はできなくて当たり前です。
落ち込まないでください。ラッキーなんです。
そのできない部分をできるようにすれば伸びるのですから。
逆にいうと、できる問題を過度に繰り返しても意味がありません(計算はスピードが上がるのでOK)
できない問題をどのようにしてできるようにするのか、これが算数の基本です。
だからできない問題に当たった時は「よし。これで算数の土俵に乗ることができた!」とポジティブに考えてください。
①途中式を丁寧に書く
これ絶対守ってください。
「算数苦手なんです」といって入塾してくる生徒のほとんどが途中式を書けません。
書けたとしてもこのような感じで書いています。
7+3×5=15=7+15=22
途中の「=15」っておかしいですよね。=関係が前後で成り立っていません。言いたいことはわかるのですが・・・
実際には、これでもまだかなり良い方で、全く書けない生徒もいます。
途中式を正しく書けるようになると、計算ミスが減り、また自分で間違った部分を把握することができます。
⓪でいったとおり、できるようにするのが算数ですから、どこでつまずいているのかを把握することはとても重要です。
算数ができる人は普段は省略しているかもしれませんが、「途中式を丁寧に書いてごらん」というと必ず書けます。
②計算問題を100%正解する
計算問題の単元を扱った際には小テストを行なってください。目標は100点です。
「1問もミスしてはダメなの?」と思うかもしれませんが、1問でもダメです。
練習段階で1問ミスしているようであれば、本番はもっと悲惨です。
そして高度な問題を扱っていくと、幾度となく様々な計算をしていくことになります。
その中で1つでもミスをすると解答は出てこなくなります。
またそもそもで算数を苦手としている生徒は、計算が遅かったり、正答率が悪いです。
それが根本の原因となり、その先の算数・数学の計算・計算以外の単元がどんどんできなくなり、結果的に嫌いになってしまいます。
小学算数のうちから計算は正確に合わせる訓練が必要となります。
③解説を1行1行、確実に理解する
これは難しい問題に出会った際の話です。
⓪でお伝えしているとおり、算数はできない問題に当たらないと伸びません。
そのためいずれは難しい問題にチャレンジする必要があります。
もちろん最初はできなくていいです。
ではできなかった際に、次に何をするのか。
それは解説を1行1行とても丁寧に読んでください。
「解説を見てもわからない!」こんなセリフを良く聞きますが、それは解説を流し見しているからです。
1行を読み、理解できるか?何がわからないか?をはっきりさせ、1行理解したらまた次の1行に進む。これを繰り返していくとだんだんと全体像が掴めるようになってきます。
ーーーー小休止「手を止めない」ーーーー
算数の学習において手を止めないことも重要です。
問題を解く時もそうですが、解説を読む際にも手を止めないでください。
脳は楽な方を選びがちです。
すぐに考えを放棄し始めてしまうので、なんでもいいのでわかったことをメモしていってください。
すると脳が働き始め、理解できることも増えていきます。
脳に負荷をかけることが必要です。
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④何も見ないで解答の再現をする
数学でよく陥る罠として「理解できているけど、解けない」ということです。
「理解できる」と「解ける」というのは別物であることを認識してください。
そのため解説を理解した際には解答の再現を行なってください。
そこで改めて自分が理解できていない単元というのも明らかにすることができます。
また「理解できていないけど、解ける」というのも危険です。
この状態が続くとパターンで解いているだけのため、いずれできない日がきます。
また近年ですと大学入学共通テストで何もできなくなります。
共通テストでは「根本的な理解」が求められます。
場当たり的な知識では解けない問題になりますので、普段からの「理解」が必要となります。
⑤1日・3日・5日後に復習する
復習ペースの基本としては、1日・3日・5日後の復習が良いと思います。
日付間隔はそれぞれのペースでも良いですが、重要な点としては、「忘れないうちの復習」と「複数回に分けての復習」です。
複数回に分けて復習することで、定着率が高くなります。
つまり「宿題を1日で一気に仕上げる」タイプのお子様は注意が必要です。
ーーーー小休止「テキスト選び」ーーーー
あとはテキスト選びなんかも重要だったりします。
私もよく本屋に行ってテキスト選びをしていたりする中、親子や保護者が子供のテキストを選んでいる姿をよく見かけます。
その時に「いやーそのテキストは解説薄くて使いづらそう」とか「参考書だけ買って問題演習は良いのかな?」なんて思っています。
インターネットで算数テキストの検索をかけて「良さそう!」と思って書店に見にいってみるものの、いまいちな物も多かったりします。
こういった事はやはり先生業の人に聞いてもらうのが一番だと思います。
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以上が算数・数学ができるようになるための学習方法です。
これらどれか一つが欠けても結果は出にくくなります。
どうせ勉強するのであれば、効果的に効率よく学び、余った時間は人生を豊かにする時間にして欲しいですね。
さて最後に自塾の宣伝をします。
城南コベッツ矢向駅前教室では、上記観点の学習は日常的に呼びかけています。
よく個別指導と聞くと「解説中心」のイメージがあるかもしれませんが、私たちの塾はそうではありません。
はっきりといって塾の解説を聞いているだけでは絶対に伸びません。
もちろん私たちの授業には解説の部分もありますが、それが中心ではありません。
重要なのは「日頃の学習方法を改善すること」です。
結局は目の前の生徒が、いかに解けない問題にあたり、いかに考え、手を動かすのか、です。
ここの流れを講師が妨げてはいけません。
講師の役割は、それらのサポートに徹し、効率の良いルートを導いてあげる事です。
私たちは常にそれらを意識して生徒に学習を促しています。
また自塾では自習にも力を入れています。
やはりお家での学習が進まない、という生徒の声はよく聞きます。
そのため「自習に来てねー」という呼びかけだけではなく、具体的に日程を決めて自習に呼んでいます。
また内部で共有している報告書には、毎回、生徒の1週間の自習時間を書き込み、講師が可視化する事で生徒の自習状況を把握しています。
さらに塾に常駐している2人の教室長は数学科・物理学科出身というゴリゴリの理系です。
また自塾では教室長の移動がありません。(生徒には30年後にまた来てねと冗談で言うことも)
そのため小学生のお子様の将来を見据えて、超長期間で保護者様の学習のパートナーとしていることができます。
今年も9年通っていた生徒が大学生になり卒業を・・・(泣)
以上、塾の紹介でした。
というわけで算数・数学の学習方法をわかっていただけたでしょうか。
お子様の学習方法のお悩み、ご質問がある際は城南コベッツ矢向駅前教室までお知らせください!
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お電話でも受け付けております。
城南コベッツ矢向駅前教室
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