こんにちは。城南コベッツ船堀教室です。
前回は「勉強のやる気」という観点から、まず解きやすい問題をやってみることから始めてみましょう、というお話をお伝えしました。
今回は、目標設定の仕方についてです。
勉強があまり得意でないお子さんと目標設定をしていく場合、お子さんに設定する目標を尋ねてみると、いろいろな言葉が返ってきます。今40点の数学を次は80点にしたい!、土日ぼーっとしちゃうことが多いから朝ごはん食べたら午前中2時間勉強する!などなど。。。
上記に書いた目標を否定するつもりはないのですが、「本当にそれできるのか?」という大きな目標を立ててしまうお子さんが多い印象を日常の指導の中からは持っています。
「目標」という言葉に対して、「できたらすごいこと」をしなくちゃ、という意識が働くのでしょうか。ついつい大きな目標を立ててしまうことが多いのですね。せっかく目標を立てても、それが実現するのに、大きな努力、また全然習慣にないことを立てようとした場合、目標達成が出来なかった場合でも、「そんなのできたらいいな、くらいで言ったことだし...」と出来なかったことに対して言い訳しやすい目標を立てているのかもしれません。
塾からは「自分でも少しの努力で出来そうなこと。それは出来るでしょう」、と本人が思えるくらいの、低いハードルの目標から、ひとつひとつ達成させて成功体験を積み上げるやり方を推奨しています。
また、目標を達成するために邪魔になりそうなことも併せて聞いています。いわゆる阻害要因をあらかじめ想定して、その対策を具体的に練っておくこともとても大切です。そこまでやっておくと、立てた目標をより達成しやすくなるからです。
難しいことでなくて構いません。出来そうなことからひとつひとつ。
成功体験を積み上げることが、学力を上げる大切なポイントです。