2023.05.25
「失敗したかった」アスリートが中高生に海外挑戦の意義語る
スポーツに励む中高生の留学意欲を喚起しようと文科省は3月30日、世界の舞台で活躍するアスリートと中高生の交流イベントを開いた。ラグビー日本代表の姫野和樹選手と、スコットランドでプレーするサッカーの旗手怜央選手によるトークショーが行われ、海外に挑戦することや異文化に触れる大切さを熱く語った。
姫野選手は2019年に日本で行われたワールドカップで日本代表として出場。サモア戦でトライを決め、日本の勝利に貢献した。旗手選手は22年からスコットランド・セルティックFCでプレー。22年FIFAワールドカップアジア3次予選では日本代表にも選出されている。姫野選手は会場、旗手選手はオンラインで参加した。
21年にラグビーの強豪国ニュージーランドのチームに所属。新人賞にも輝いた姫野選手は海外挑戦の理由について、「居心地の良い環境から離れたかった。プレッシャーのかかる舞台で『失敗したい』と思った」と明かした。その上でチームメートらとのルームシェアなどを通し、「支えてくれる人もいない中で、挑戦することで考え方が整理され、メンタルが強くなった。自分と向き合う時間も多くなり、新たな価値観が生まれた」と成果を語った。今年開催されるワールドカップについても、「自分を磨いたことで、余裕ができた」と自信を口にした。
一方、旗手選手も「日本のサッカーに対する慣れを払しょくしたかった。スポーツマンとしてだけでなく、人間としても成長したかった」と向上心から海外に進出したと話した上で、「6万5000人の大観衆の中、毎試合プレーする。結果が出ないとすぐに批判される。そういう環境だからこそ、自分を律する心が身に付いた」と述べた。
さらにトークショー終了後、旗手選手が会場を去った姫野選手を呼び戻し、「選手は(監督から)選ばれる立場という中で、メンタルをどのように保っているか」と質問。それに対し、姫野選手は「自分がどういう状況に置かれ、どう思い、どういう行動をしたらいいかをノートに書く。可視化することで自分と対話ができ、考えが整理され、メンタルも落ち着く」と答えた。世界の舞台で活躍するアスリート同士が自らを高め合おうとするやりとりを、参加した生徒は興味深そうに聞いていた。
来年度から第2ステージを迎える文科省の留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」。若年層の留学を促すため、返済不要の奨学金を給付する主要事業「日本代表プログラム」の高校生の人数を大幅に拡充。14年度から22年度の9年間で約3400人だったが、来年度から27年度の5年間で4000人を採用する。4月1日からは新高校1年生の応募申請も始まる。
新型コロナの影響で日本人の海外留学数は大幅に減少。21年度は1万999人で、前年度に比べ1万人近く増えたものの、過去最高だった18年度の11万5146人からは大きく水をあけられている。
(「教育新聞」2023年3月15日掲載記事参考)
<編集後記> 「挑戦し、失敗することでさらに成長できる」 不安や恐怖など、ネガティブな感情が出てきやすい大きな挑戦に対して、挑戦して成果を出した人がどう考えて臨んだのかを知ることで勇気をもらった人も多いのではないでしょうか。 あなたが挑戦してみたいことは何ですか? |
☆無料体験授業は【コチラ】
☆資料請求は【コチラ】
☆学習相談・教室見学のご相談は【コチラ】
板橋第一中・板橋第二中・椿森中・千川中・西池袋中・板橋第五小・板橋第六小・板橋第七小・板橋第十小・高松小・大谷口小・板橋高校・私立学校・高校生の生徒を全力サポート!
東武東上線大山駅から徒歩8分・板橋第二中学校から徒歩1分 の個別指導塾【城南コベッツ大山教室】
城南コベッツ大山教室
TEL:043-203-2351
受付時間:15:00~21:30/日休
(〒173-0036 東京都板橋区幸町20-7プティシャトー合田1F)
栄光ゼミナール 家庭教師のトライ 個別教室のトライ トライプラス 松陰塾 Axis 明光義塾 ITTO 個太郎塾 森塾 武田塾 スクールIE ビザビ 臨海セミナー 英才個別 Creative Academy クリアカ 代々木個別指導学院 キャンパス 茗渓塾 SUNSくもん 公文式 学研 フリーステップ 代々木個別 市進学院 東京個別