城南コベッツ学芸大学駅前教室

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2024.10.26

こんにちは。

本日は、計算力について語りたいと思います。

計算が早い人、遅い人の違いは恐らく...

数式を見た時に見えている景色が違う

という点だと思っています。


例えば、
円周率を使った円の面積を習った小学4年生が3.14×4を見た時は...

計算が遅い人の頭の中
「3.14×4か~、ひっ算しよう!...えーっと、12.56だ!」

計算がちょっと得意な人の頭の中
「3.14×4か~、3×4=12、0.14×4=0.56、12と0.56で12.56だ!」

計算が究極に早い人の頭の中
「3.14×4って12.56だったな!たくさん計算したからもう覚えちゃった!」


このように、計算が得意な人は、
この程度の計算であれば頭の中で計算するか、
何度も計算していて覚えてしまっています。

最初から暗算ばかりでは、計算に慣れないのでダメですが、
慣れてきたら、徐々に暗算のトレーニングをすると良いです。
そして、2桁×1桁、3桁+1~2桁、3桁-1~2桁ぐらいまでは、
暗算出来るようになると良いです。

慣れてくれば、96×7などという計算は、5秒も立たずに、答えが出てきます。
そのレベルまで達すると、公立中学生が中3生で学ぶ因数分解もしやすくなります。

筆算で丁寧に解くことはとても大事ですが、
計算力アップのためには暗算力が結構大事です。

計算力が足りないな~と思う人は、
積極的にトレーニングしてみてください。

カテゴリ:#計算力 #暗算 #計算が早い人と遅い人 #数式を見た時の景色

2024.10.07

こんにちは。

突然ですが、
皆さんの通っている学校の教室で黒板に向かって座ったとき、
窓はどちら側にありますか?

左側にありませんか?
あまり普段注意して意識することではないかと思いますが...

実は、全国の学校で外に面している窓は、
黒板に向かって左側になるように設計されています。

そのようになった経緯は、明治時代にさかのぼります。

明治6年に、日本で初めて学校制度が取り入れられ、
日本中で学校の建設が始まったとき、
文部省(今の文部科学省)が次のルールを設けました。

そこには...
「教室ノ形状ハ長方形トシ部屋ノ方向ハ南又ハ南西、東南トシ凡テ光線ヲ生徒ノ左側ヨリ採ルヲ要ス」
とあります。

つまり、
外からの日光が黒板に向かって左側から入ってくるように
建物を建てることが最初からルールとして決まっていたのです。

特に学校制度が始まった当時は、
まだ照明器具などはなかったため、
外からの明かりを取り入れる必要がありました。

さらに、
「外からの光が児童、生徒の左側から入るようにする」
というのは、

日本人の約90%が右利きであるからだといわれています。

右利きの人がノートを取るときに、
右側から日光が入ってくると、
影が出来て書きづらくなってしまいます。

こういった要素から、
窓は左側に来るように設計されているそうです。

学校の細かいところに注目して調べてみると意外と、
興味深い雑学があったりするので、
是非ほかにも調べてみてください。

ちなみに図工室は、
窓は北側になるように設計されているそうです。
その理由は、またの機会に...

カテゴリ:#学校の窓 #右利き #学校制度 #歴史