城南コベッツ神戸深江教室

Tel:078-451-6080

  • 〒658-0021 兵庫県神戸市東灘区深江本町4丁目5-12 1階
  • 阪神本線「深江」駅 徒歩3分

受付時間:14:00~20:00/日祝休

  • 1対1個別指導
  • 1対2個別指導
  • atama+個別指導
  • デキタス個別指導
  • オンライン個別指導
  • 城南予備校オンライン
  • 総合型・学校推薦型選抜対策
  • ジュニア個別指導
  • デキタス
  • プログラミング
  • りんご塾(算数オリンピック対策)
  • 定期テスト対策
  • 大学入試一般選抜対策
  • 高校入試対策
  • 中学受験対策

2023.12.27

2025年度(令和7年度)に兵庫県立14高校を6校に再編する計画について、新校名(仮称)や設置学科などを盛り込んだ実施計画が発表されました。

 この再編には、「発展的統合」という言葉が使われています。
 つまり、対象校同士を単に統合するのではなく、それぞれの特色や伝統を継承し、さらに発展させ、より魅力ある新しい高校をつくるという意味が含まれています。
 言い換えると、「足し算」ではなく「掛け算」の統合ということになるでしょう。

 統合の内容については、下記のリーフレットをご参照ください。
第3次計画リーフレット.png 新設される「北神戸総合」「神戸学園都市」「西宮苦楽園」「三木総合」「姫路海城」「播磨福崎」の6校のうち、普通科を設置する4校については、普通科新学科も設置されます。
特定の教科を重点的に学ぶ専門学科とは異なり、国・数・理・社・外などの普通教科を中心に学びながら、教科で学んだことを横断的に結びつけ、地域や社会の課題を発見し、課題の解決に取り組む探究活動を実施する新しい学科。

 普通科新学科の特徴として、下記の3点が発表されています。

① 普通科の枠組みで探究活動に特化した授業時間が確保できる。
② 国が進める普通科改革の一環。
③ 県内では、主な連携先が大学、自治体、企業それぞれの「文理探究科」「地域科学探究科」「STEAM探究科」の3つに分ける。さらに、STEAM探究科は単位制への移行も検討する。
兵庫県立高校の「普通科」が変わる! ← 詳細はコチラから


 今後の「発展的統合」に向けて、校歌、校則、教育課程などを2024年中に順次決めていくことになります。
2024年10月:募集定員や学級数を公表(1学年6~8学級を想定)
2024年12月:学校名を正式決定
2025年 4月:開校

 「学びの多様化」に伴い、「選択肢の多様化」はますます進んでいます。
後悔のないように、「消極的な選択」ではなく「積極的な選択」で出願校を決めていきたいものです。

2023.12.25

兵庫県公立高校入試では、出願締め切り後の特定の期間内に志望校・学科を変更できる「志願変更制度」があります。

 例えば、2月中旬に出願したあと、3月初旬に倍率などの出願状況を見て、条件を満たせば一度だけ志望校・学科を変更することができます。2023年度の志願変更期間は、2月28日(火)から3月2日(木)までのわずか3日間でした。

 先にご紹介した複数志願選抜制度との組み合わせを考えると、志願変更が可能なのは次の4パターンになります。
複数志願選抜 ← 詳細はコチラから


複数志願選抜実施校から第2志望校の志願変更
複数志願選抜実施校から単独選抜実施校(複数志願を実施しない高校)への志願変更
単独選抜実施校(複数志願を実施しない高校)から、別の単独選抜実施校への志願変更
単独選抜実施校(複数志願を実施しない高校)から、複数志願選抜実施校への志願変更

上記4パターンを図にまとめると、次のようになります。
志願変更.png 複数志願選抜実施校の間での第1志望校の変更ができないという点は要注意です。複数志願選抜制度を利用する場合、第1志望にする高校・学科は特に慎重に選ぶ必要があります。

 上記④の単独選抜実施校から複数志願選抜実施校への志願変更ですが、第2志望の選択はできません同じ学校内の学科変更のみ可能ですので、例えば、松陽高校(商業科)から松陽高校(普通科)のような志願変更になります。この場合、「第1志望加算点」は適用されます

 志願変更期間は、2023年度の場合、わずか3日間でした。志願倍率が公表されてから考え始めたのでは時間がありませんので、志願変更を視野に入れるなら、当初の出願時点から方向性を決めておくべきでしょう。

 なお、
志願変更は1度しかできないので、願書を取り下げた時点で最初に出願した高校は受検できなくなります。後悔のない出願をするために、早い段階から情報の収集に努めていきましょう!

2023.12.22

兵庫県の公立高校入試で、「複数志願選抜」という制度があります。

 これは、全日制の普通科(単位制を含む)と総合学科で、同じ学区(または隣接区域)に入っている「第1志望校」と「第2志望校」を同時に受験できる制度です。
この制度の特徴として、第1志望校には「第1志望加算点」を加えて合否判定が行われます。

 この「第1志望加算点」は、第1学区の場合、25点が加算されます。
全日制と定時制など、課程の異なる学校については併願できませんが、現状の学力や志望校の難易度に合わせて、この制度をうまく活用するのも1つの手段だと思います。
第1志望加算点.png ご存知の通り、合否判定の際、500点満点の学科試験は、半分の250点満点に圧縮されます。
考え方を変えると、同じ高校でも第1志望と第2志望のどちらにするかで、受験前に学力考査の50点分の差が生まれることになります。

 例えば、難関校を志望したい場合は、第1志望に難関校を、第2志望に合格圏内の高校を選ぶという選択肢があります。ただ、この場合、第2志望は他生徒の加算点を考慮しても十分合格圏内になる高校を選ぶことが必要です。その理由は、自分にとっての第2志望が、他生徒の第1志望であるかもしれないからです。

 では、難関校を第2志望で受験するとどうでしょうか?
その難関校を第1志望で受験している受験生には加算点がある一方で、第2志望の受験生には加算点がないため、得点上、不利になってしまうことがあります。

むずかしい選択ですが、志望校の合格ラインをイメージして決めていくことが重要だと思います。

 なお、この「第1志望加算点」は、令和7年度入学者選抜後に再度検証し、必要があれば見直しを行うと発表されています。つまり、現中学1年生の生徒が高校受験する際は、この制度が変更になる可能性があります。
220317記者発表_1(入試加算点).png
(参考:兵庫県教育委員会_記者発表_2022/3/17)

 また、第1志望、第2志望とも普通科(単位制を含む)ではなく、総合学科を志望する場合は、特例があります。

 学力検査(5教科)のうちの1教科を、副教科である「音楽、美術、保健体育、技術家庭科」の4教科から、希望する1教科の実技検査に替えることができます。
 言い換えると、5教科で一番苦手な教科を、1科目だけ自分の得意な実技教科に変更することができるということです。

 ちなみに、令和5年度入学の一般入試では、総合学科がある15校の受験者1,873人のうち、2.2%にあたる41人が臨みました。
 教科別の受験者数は、音楽1人 / 美術4人 / 保健体育32人 / 技術・家庭4人で、保健体育が一番多かったようです。
兵庫県内公立高校一般入試 総合学科実技検査に41人臨む _ 総合 _ 神戸新聞NEXT-2.png(参考:神戸新聞NEXT記事_2023/3/11)
 
副教科に自信がある方は、この制度を検討してみましょう。

2023.12.18

兵庫県公立高校の一般入試(令和6年3月12日)まで、あと3カ月を切りました。

 兵庫県公立高校の一般入試は、内申点の占める割合が全体の50%と極めて高いのが特徴です。
つまり、総合点数500点のうち、内申点が250点、学力検査が250点で計算されます。
(学力検査は、5教科500点満点を0.5倍にして計算します。)
 試験当日の学力検査で高得点をめざすのは当然ですが、普段の学習に対する取り組みも大きく影響します。

 内申点は、5教科5段階評定×4倍、副教科が5段階評定×7.5倍で計算されます。

 学力検査のある5教科より、実技教科(技術家庭科・美術・保健体育・音楽)の占める割合が高いのが特徴です。
 副教科と言っても油断できません・・・。
内申点.png 英語・数学・国語と副教科は、中3の1学期と2学期の成績で評価されますが、分野別に学習する理科と社会は、中1と中2の成績も対象になります!

 特に、英語や数学などの教科は、中1からの学習内容が積み重なって単元が進んでいきます。
基礎的な単元が理解できていなければ、中3の単元を理解することは難しいでしょう。

 中学1年生・2年生の時は、日々の授業にあわせて復習をし、基礎を理解していきましょう!
前回、ラーニングピラミッドについてご紹介しましたが、参加型の学習を継続していくことで定着が図れます。
ラーニングピラミッド ← 詳細はコチラから

 テストのためだけの学習ではなく、普段から学習する習慣を身につけていきましょう!!

2023.12.15

あと1週間で、学校は冬休みになります。「学習の遅れを取り戻したい!」と考えている方も多いと思います。

 冬休み明けには、実力テストがあります!
 定期テストとは違い、今まで学習した単元がすべて試験範囲になります。この冬休み期間の過ごし方によって、実力テストの得点が大きく変わってきます。

 以前に、「理解」と「定着」のお話をしました。
「理解」と「定着」、そして「活用」 ← 詳細はコチラから 

 演習でミスを繰り返すことによって、本番のテストではミスが少なくなります。
 この考え方を図にしたもので、「ラーニングピラミッド」というものがあります。
 
 「ラーニングピラミッド」とは、アメリカ国立訓練研究所が発表した研究結果で、受動的学習参加型学習という2つ要素があり、「どの学習法が頭に残りやすいか」を分類したものです。

ラーニングピラミッド.png【受動型学習】
① 講義を受ける
<学習定着率:5%>

② 本を読む
<学習定着率:10%>

③ 視覚的理解(DVD・音声による学習)
<学習定着率:20%>

④ 実演・実験 (実験や実技を見て学ぶ)
<学習定着率:30%>

【参加型学習】
⑤ グループ討論(ディスカッションする)
<学習定着率:50%>

⑥ 自ら体験する(練習する)
<学習定着率:75%>

⑦ 人に教える・説明する
<学習定着率:90%>


① 講義
では、従来の学校での授業形態となります。
学習定着率はわずか5%ですので、授業を受けた後に復習をしなければ、ほぼ忘れてしまうことになります。また、一方的にオンライン授業を受けているだけでも同じことが言えます。

 一方、参加型の学習(アウトプット)ではいかがでしょうか?
⑤⑥⑦を繰り返すことによって、定着率は上がっていきます。

 図からも分かりますが、教科書の内容を完全に理解してから、演習問題に取り組むのではなく、演習でミスを繰り返しながら学習していくのが効果的な学習方法と言えるでしょう。

 演習問題の取り組み方がわからないという方は、ぜひ、当教室にご相談ください!
この冬休み期間を有意義に過ごしましょう!!