2023.12.27
この再編には、「発展的統合」という言葉が使われています。
つまり、対象校同士を単に統合するのではなく、それぞれの特色や伝統を継承し、さらに発展させ、より魅力ある新しい高校をつくるという意味が含まれています。
言い換えると、「足し算」ではなく「掛け算」の統合ということになるでしょう。
統合の内容については、下記のリーフレットをご参照ください。
新設される「北神戸総合」「神戸学園都市」「西宮苦楽園」「三木総合」「姫路海城」「播磨福崎」の6校のうち、普通科を設置する4校については、普通科新学科※も設置されます。
※ 特定の教科を重点的に学ぶ専門学科とは異なり、国・数・理・社・外などの普通教科を中心に学びながら、教科で学んだことを横断的に結びつけ、地域や社会の課題を発見し、課題の解決に取り組む探究活動を実施する新しい学科。
普通科新学科の特徴として、下記の3点が発表されています。
① 普通科の枠組みで探究活動に特化した授業時間が確保できる。
② 国が進める普通科改革の一環。
③ 県内では、主な連携先が大学、自治体、企業それぞれの「文理探究科」「地域科学探究科」「STEAM探究科」の3つに分ける。さらに、STEAM探究科は単位制への移行も検討する。
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今後の「発展的統合」に向けて、校歌、校則、教育課程などを2024年中に順次決めていくことになります。
2024年10月:募集定員や学級数を公表(1学年6~8学級を想定)
2024年12月:学校名を正式決定
2025年 4月:開校
「学びの多様化」に伴い、「選択肢の多様化」はますます進んでいます。
後悔のないように、「消極的な選択」ではなく「積極的な選択」で出願校を決めていきたいものです。