神戸深江教室のメッセージ
「自己肯定感」と「自信」
2024.01.26
「自己肯定感」と「自信」は、よく似ていますが、意味合いが異なります。
どちらも「自分自身に対する肯定的な感覚」という点で共通していますが、その感覚に根拠があるかないかで変わってきます。
自己肯定感が「根拠がなくても、ありのままの自分自身を認められる感覚」であるのに対し、自信は「根拠があって、自分の能力や可能性を信じる感覚」です。
これらは表裏一体で「自己肯定感が高い」と自信を持つことも容易になりますが、「自己肯定感が低い」と自信を持つことが難しくなります。
「学校教育に期待すること」という保護者に対する調査でも、一番多い回答が「自己肯定感を身につけれるようにしてほしい」という要望でした。
出典:カルペディア
自己肯定感と自信の関係は、学力とも深いつながりがあります。
文科省全国学力テスト調査結果(2018年)によると、自己肯定感の高い子どもの方が学力が高い傾向にあることが示されており、子ども達を褒めて自己肯定感を高めることが学力向上につながると考えられています。
2018年度全国学力・学習状況調査の結果_抜粋 ← 詳細はコチラから
しかし、自信と過信は紙一重で、自信過剰になってしまうと大きな落とし穴が待ち構えています。
自信をつけても慢心せず、さらに高みを目指す向上心が重要だと思います。
自信は他人との比較ではなく、過去の自分との比較で培われます。
昨日できなかったことが、今日できるようになると、それは自信になりますが、他人との比較で得られた自信は、もっとできる人が出てきたときにすぐ崩れてしまいます。
小さな成功体験の積み重ねこそが自己肯定感と自信を育んでいくことになります。
一般的に自己肯定感が低い人は、4D言葉の「でも、だって、どうせ、だから」で物事を考えてしまう傾向があります。
例えば「だって、あの人は頭がいいから」や「どうせ、私は勉強できないから」などです。
この4D言葉が出ると、その後に続くのはすべて「言い訳」となります。
自己肯定感を高める前に、まず、ありのままの自分を自分自身が受け入れて「言い訳」を封印しましょう。
4D言葉を封印すると、考え方や行動が変わってきます。そうすると、結果が変わってきます。
当塾では、生徒が小さな成功体験を積み重ねて、自分に自信が持てるような様々なカリキュラムがございます。