神戸深江教室のメッセージ
「情報の収集」と「情報の活用」
2024.05.11
情報収集力
「情報収集力」とは、正しい情報を入手して、特定の課題に対する解決策を見つける能力のことです。現代社会では、たくさんの情報が溢れていて、「情報収集力」は重要なスキルの1つとなっています。情報源となるものは、インターネット検索を始め、企業のホームページ、SNS、動画、新聞、テレビ、書籍、セミナーなど様々な媒体があります。
しかし、数多くある情報の中には、一部誤った情報が含まれていることがあるので、「正しい情報と誤った情報を見極める力」(取捨選択力)を養うこと、つまり「客観的な事実」と「主観的な要素」を見極める力が重要です。
情報収集の目的(どのような情報が何のために必要なのか、収集した情報を何に使うのか)から逆算して情報収集の方法を考えると、情報の取捨選択・整理・活用が明確になり、より効率的にその後の作業を行うことができます。
情報は「集めること」が目的ではなく「活用すること」が目的です。「情報の収集」は「情報の活用」のための手段ですので、時間をかけず、効率的に行う必要があります。
「情報収集力」が高い人は、幅広いジャンルに興味や関心を持ち、日頃から情報収集が習慣になっています。普段から情報収集を意識することで、正しい情報かどうか、情報の精度を見分けられるようになります。
情報活用能力
「情報活用能力」とは、情報及び情報手段を主体的に選択し、活用していくための個人の基礎的資質のことで、教科等を限定することなく、各教科等の特性を生かして横断的な視点から教育課程を編成することが求められています。学習指導要領の総則の中では、「言語能力」や「問題発見・解決能力」とともに、学習の基盤となる資質・能力の1つとして示されています。
出典:文部科学省_「教育の情報化に関する手引」について
文部科学省では、「情報の科学的な理解」「情報活用の実践力」「情報社会に参画する態度」の3観点から8つの要素に整理し、必要な情報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し、発信・伝達できる能力を育むことが必要だとしています。
出典:文部科学省_「情報活用能力育成のために」(平成26年度)前編
教科内容の横断的な視点とは、各単元の学習指導において、各教科間で育成された資質や能力を他の教科でも活用・発揮することを指します。
例えば、「オリンピック・パラリンピックのメダルづくり」というテーマがあったとします。各教科を通じて得た力は、将来どのように生かされるのかを考えてみましょう。
下の図のように、5教科はもちろん、副教科の内容も活かされていることがわかります。
出典:文部科学省_資料
このように、ある課題に対して、一方向からだけで判断するのでなく、別の方向・角度からも見つめてみること(複眼的思考)で、 より斬新な発想を生みだすことができるようになります。
オープン・ハイスクール
2024年度の兵庫県立県立高等学校のオープン・ハイスクール等の実施日程が発表されました。第1学区の日程は、下記の通りで、学校名をクリックすると各学校のWEBページに遷移します。
出典:兵庫県教育委員会
兵庫県私立中学高等学校の情報は、兵庫県私立中学高等学校連合会から各学校のURLをクリックするとWEBページに遷移します。
オープン・ハイスクールは、早いところでは6月から始まる学校もあり、中学生が高校生活をイメージできる絶好のチャンスです。各学校の取り組みや特色など、志望校を決めていく上で参考になることが多いと思います。ぜひ、情報を収集して活用していきましょう。