城南コベッツ神戸深江教室

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神戸深江教室のメッセージ

経験学習

2024.05.27

 失敗は成功のもと
 「失敗は成功のもと」とは、「失敗は、その原因をつきとめて改善すれば、むしろ成功への契機となる。失敗したからといってくじけず、冷静に対処することが将来の成功をもたらす」という意味になります。
出典:コトバンク
 
 確かに「ミスや失敗はしないほうがいい」という考え方もありますが、「ミスを恐れて何もしない」より、「ミスや失敗を教訓として次につなげていく」のであれば、それは「有意義なミス」と言えるのではないかと思います。
 学習に例えると、「テストで間違った問題の原因をつきとめ、ミスの再発を防いで成績アップにつなげていく」といった意味になります。
 
 「失敗・挫折・つまづき」に悩んでいる方を勇気づけてくれる、偉人たちの言葉を紹介させていただきます。
・ 発明王 トーマス・エジソン
 『成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである』
・ 物理学者 アルベルト・アインシュタイン
 『失敗や挫折をしたことがない人とは、何も新しいことに挑戦したことが無いということだ』
・ アメリカ第16代大統領 エイブラハム・リンカーン
 『君がつまづいてしまったことに興味は無い。そこから立ち上がることに関心があるのだ』
出典:ニッポン放送_NEWS ONLINE
 
 失敗や挫折を経験していない人はいません。学習を進めていても、なかなか成果につながらない場合があります。しかし、
重要なのは、「その後どうするか?」です。失敗や挫折を経験することで、そこから学ぶことはたくさんあります。

 7:2:1の法則
 アメリカの人事コンサルタント会社ロミンガー社は、経営幹部などに対して、「自身がリーダーシップを発揮できるようになるために効果的だった施策」 について調査し、分析を行いました。
 その分析によると、「仕事(学習)経験から学ぶ『直接経験』」が70%、「他人から学ぶ『間接経験』」が20%、「研修や書籍から学ぶ」が10%という結果になりました。
 
 つまり、「7:2:1の法則」とは、人が成長するために「何からどのくらいの割合で学びを得るのか」を示した法則です。
service-experiential_learning_01-1.png出典:WiLLSeed

 「7:2:1の法則」は人材育成の法則ですが、学習でも同様のことが言えます。
 学習をインプットとアウトプットに分類すると、学習定着率(学習内容を学習者がどの程度覚えているか)は① 講義、② 読書、③ 視聴覚体験、④ デモンストレーションを見る、⑤ グループ討論、⑥ 自ら体験する、⑦ 人に教える」の順で、番号が大きいほど学習定着率が高くなっていきます。
ラーニングピラミッド.png 上記の①~④はインプット学習、⑤~⑦はアウトプット学習と位置づけられます。物事をしっかり学び、定着させるには、「人に説明する」のが一番効果があります。「人に教える」ということは、一方通行ではなく、むしろ説明している自分自身のためになります
出典:note_ラーニングピラミッドの話
参考:ラーニングピラミッド

 経験学習サイクル
 経験学習を提唱したデイビッド・A・コルブ氏によると、 経験に基づいた学習プロセスは、4つの要素(「具体的経験」「内省的反省」「概念化・抽象化」「能動的実験」)から成り立っていて、これらを繰り返すことで経験学習が行われると定義付けられました。

 国内では、神戸大学大学院経営学研究科教授・松尾 睦氏の『「経験学習」入門』によって、下記の4段階のサイクルを繰り返すことで、経験学習が行われ、能力開発に役立つと示されています。
① 経験 : 具体的な経験をする
② 内省 : 行動を振り返りフィードバックする
③ 教訓 : 経験を多面的に捉えて次に活かす
④ 実践 : 行動を改善して挑戦する
出典:日経ビジネススクール
経験学習サイクル.png出典:お役立ち道ねっと

 この4段階のサイクルは、① 経験と④ 実践は「行動」、② 内省と③ 教訓は「振り返り」の2つに分類されます。重要なのは「行動」だけでなく、「振り返り」をすることです。
 さらに、その「振り返り」の中でも、特に左下の「③ 経験から教訓を引き出す」が一番重要です。 「振り返り」の中から、「なぜ成功したのか」「なぜ失敗したのか」の教訓を見つけることで次に活かすことができる からです。
出典:お役立ち道ねっと

 
 学習は受動的ではなく、能動的に取り組むことで成果がでてきます。ミスや間違いが成功の糧となるよう前向きに取り組んでいきましょう。