神戸深江教室のメッセージ
誤用表現
2024.06.22
皆さんが普段使っている「日本語」は、正しい表現でしょうか?
「若者言葉」はすぐに廃れてしまうケースも少なくないですが、その時代のトレンドが深く反映されているものもあります。
また、広がっていく過程で意味が変化する言葉もあり、もはや何が正しいのか分からなくなることもあるかと思います。
これらの言葉は、ファミリーレストランやコンビニエンスストアなどの店員がしばしば使い、「バイト敬語」と呼ばれています。文化庁が2014年3月に調査した「国語に関する世論調査」によると、半数以上が「バイト敬語」に対して「気になる」と回答しています。
出典:日本経済新聞_2015.02.04
普段、下記のような言葉を使っていないかを改めて確認してみるのもいいと思います。
「気が置けない」は「相手に気配りや遠慮をしなくてよい」が本来の意味ですが、「相手に気配りや遠慮をしなくてはならない」というまったく反対の意味として広まっています。
つまり、「気が置けない友人」という本来の意味は「互いに遠慮しあうことのない、仲のよい友人」ということになります。
他に、下記のような誤用しやすい慣用表現があります。
日本語の表現は難しいので、小学生の段階から意識的に正しい表現方法を身につける必要があります。
「若者言葉」はすぐに廃れてしまうケースも少なくないですが、その時代のトレンドが深く反映されているものもあります。
また、広がっていく過程で意味が変化する言葉もあり、もはや何が正しいのか分からなくなることもあるかと思います。
バイト敬語
「ご注文は以上で、よろしかったでしょうか」「お弁当のほう、温めますか」「1万円からお預かりします」・・・。これらの言葉は、ファミリーレストランやコンビニエンスストアなどの店員がしばしば使い、「バイト敬語」と呼ばれています。文化庁が2014年3月に調査した「国語に関する世論調査」によると、半数以上が「バイト敬語」に対して「気になる」と回答しています。
出典:日本経済新聞_2015.02.04
普段、下記のような言葉を使っていないかを改めて確認してみるのもいいと思います。
出典:X_はるゆき_伝え方のすべて
飲食店やコンビニエンスストアなどのアルバイト店員は比較的若年層が多いため、これらの言葉は「若者言葉の乱れ」として捉えられることもあります。その一方で、有識者の中には、「日本語の変化」として捉えている専門家もいらっしゃいます。
飲食店やコンビニエンスストアなどのアルバイト店員は比較的若年層が多いため、これらの言葉は「若者言葉の乱れ」として捉えられることもあります。その一方で、有識者の中には、「日本語の変化」として捉えている専門家もいらっしゃいます。
ら抜き言葉・い抜き言葉
誤用表現の例をいくつかご紹介させていただきます。【ら抜き言葉】
✕ いつでも遊びに来れる → 〇 いつでも遊びに来られる
✕ 自分で着物を着れる → 〇 自分で着物を着られる
【い抜き言葉】
✕ マラソン選手が走ってます → 〇 マラソン選手が走っています
✕ 財布にお金が入ってない → 〇 財布にお金が入っていない
【だ抜き言葉】
✕ 大丈夫と思います → 〇 大丈夫だと思います
✕ 今日中に仕上げるのは大変と思います → 〇 今日中に仕上げるのは大変だと思います
【さ入れ言葉】
✕ 明日は休まさせていただきます → 〇 明日は休ませていただきます
✕ そのイスに座らさせてください → 〇 そのイスに座らせてください
【れ足す言葉】
✕ この本は一日で読めれる → 〇 この本は一日で読める
✕ 雨でも買い物に行けれる → 〇 雨でも買い物に行ける
これらの言葉はテレビでもよく耳にしますが、文法的には正しい日本語ではありません。友人同士などのカジュアルな会話では自然に聞こえますが、上司や取引先との会話ではくだけた印象になってしまいます。✕ いつでも遊びに来れる → 〇 いつでも遊びに来られる
✕ 自分で着物を着れる → 〇 自分で着物を着られる
【い抜き言葉】
✕ マラソン選手が走ってます → 〇 マラソン選手が走っています
✕ 財布にお金が入ってない → 〇 財布にお金が入っていない
【だ抜き言葉】
✕ 大丈夫と思います → 〇 大丈夫だと思います
✕ 今日中に仕上げるのは大変と思います → 〇 今日中に仕上げるのは大変だと思います
【さ入れ言葉】
✕ 明日は休まさせていただきます → 〇 明日は休ませていただきます
✕ そのイスに座らさせてください → 〇 そのイスに座らせてください
【れ足す言葉】
✕ この本は一日で読めれる → 〇 この本は一日で読める
✕ 雨でも買い物に行けれる → 〇 雨でも買い物に行ける
言葉の誤用
「気が置けない」という慣用句を聞いて、どのような意味を思い浮かべますか?「気が置けない」は「相手に気配りや遠慮をしなくてよい」が本来の意味ですが、「相手に気配りや遠慮をしなくてはならない」というまったく反対の意味として広まっています。
つまり、「気が置けない友人」という本来の意味は「互いに遠慮しあうことのない、仲のよい友人」ということになります。
他に、下記のような誤用しやすい慣用表現があります。
✕ 間が持たない → 〇 間が持てない
✕ 足元をすくわれる → 〇 足をすくわれる
✕ 声をあらげる → 〇 声をあららげる
✕ 押しも押されぬ → 〇 押しも押されもせぬ
出典:日本経済新聞_2015.08.02✕ 足元をすくわれる → 〇 足をすくわれる
✕ 声をあらげる → 〇 声をあららげる
✕ 押しも押されぬ → 〇 押しも押されもせぬ
✕ 熱にうなされる → 〇 熱に浮かされる
日本語の表現は難しいので、小学生の段階から意識的に正しい表現方法を身につける必要があります。