神戸深江教室のメッセージ
不登校への対応
2024.11.07
前回の投稿で、令和4年度の不登校の児童生徒数が約29万9千人で年々増加していることを取り上げましたが、2024年10月末に最新の調査結果が発表されました。
文部科学省の調査結果によると、令和5年度の不登校の児童生徒数は、34万6,482人で11年連続して増加し、過去最多となりました。
出典:令和5年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果 概要
不登校の児童生徒については、一定要件を満たすときには学校長は指導記録上「出席扱い」にすることができます。さらに、2024年8月29日には、法令改正により、学校外で学習した成果を成績評価に反映できると規定されました。
出典:不登校児童生徒が欠席中に行った学習の成果に係る成績評価について
出典:兵庫県教育委員会_不登校児童生徒を支援する民間施設に関するガイドラインより抜粋
兵庫県公立高校入試では、内申点が全体の半分を占め、合否に大きく影響します。内申点は、中3の5教科の評定の合計を4倍、実技4教科の評定の合計を7.5倍して、計250点満点に換算します。つまり、250点満点の内申点のうち、5教科の合計が100点、副教科の合計が150点になります。社会や理科などは分野別に学習するので、中1・中2の成績も評価の対象になります。 欠席日数が一定数を超えると、高校受験で合否判定に影響する場合があります。「審議対象になる」とも言われますが、高校側が生徒の欠席日数に対しても、合否の判定基準にするということです。例えば、筆記試験が合格点を超えていても、「評定に1がある」場合は審議対象になると言われています。
欠席日数が多くなった場合や、不登校のお子様の学びが心配なご家庭は、一度ご相談ください。