国語の文字数
先月、大学共通テストが行われました。国語の試験問題の文字数は、2023年度は約24,060文字、2024年度の文字数は約24,135文字、2025年度の文字数は約25,460文字、と年々増加しています。2025年度は、昨年と比較して1,325文字、400字の原稿用紙で換算すると約3枚分増加したことになります。

今回から国語は大問が1つ増え、試験時間も80分から90分になっています。つまり、制限時間90分で原稿用紙、約63枚分の文字数を読み解き、解答することになります。限られた時間の中で、与えられた文章から必要な情報を的確に読み解けるかどうかが重要なポイントであると言えます。
時間配分
試験の時間配分では、文章の内容を理解し解答する時間は、全体の約6割必要と言われています。90分の試験では、約54分が解答に必要な時間となります。
日本人の平均読書速度は500~600文字と言われているので、通常の速さで読んでいては解く時間が足りなくなってしまいます。
制限時間のある試験では読書速度の違いが、得点を大きく左右することになります。もちろん、速く読むだけでなく理解度も伴う必要があるので、
「正確に読み解く力」と
「すばやい情報処理力」を鍛えて、余裕を持って試験に取り組むことが重要です。
近年では、国語以外の問題でも文字数が増え、さらに
「資料読解力」も求められます。
例えば、2025年度の大学共通テストでは「公共、倫理」「公共、政治・経済」の文字数が約25,000文字だったので、平均読書速度(1分間に500文字)で読むと約50分も消費してしまう計算になります。試験時間が60分なので、読むだけで約50分使っていると解く時間がまったくありません。どの科目でも、資料や会話文などが増えているため、目標の得点を獲得するためには、
「正確に読み解く力」と
「すばやい情報処理力」に加えて
「論理的思考力」も重要な要素となってきます。
出典:
日本速読解力協会
リテリング
「論理的思考力」は、一朝一夕に鍛えられるものではなく、日頃から様々な文章に慣れ親しむことで養われていきます。
英語の学習で
「リテリング(再話)」という学習法があります。「読んだ文章を、自分の言葉でその内容を知らない相手にわかりやすく伝える活動」のことです。自分の言葉で内容を要約する力が養われ、スピーキング力が高まる効果が期待できます。相手に内容を伝えるためには、当然、その文章の内容が理解できている必要があります。「相手にわかりやすく伝えよう」とすることで,頭の中で内容が整理され,自分自身も内容の理解が深まります。
例えば、日常生活の中でお子様が、学校での出来事を家族に伝えることがよくありますが、これも
「リテリング」の一つです。
近年では、
「リテリング」が生徒のコミュニケーション能力を伸ばすアウトプット活動として、多くの学校で積極的に行われるようになってきています。
出典:
リテリング指導_開隆堂出版 国語の文章でも、日頃から「どうすれば相手にわかりやすく伝えることができるか」を意識しながら読み解く練習をすることで、
「論理的思考力」を鍛えることができます。
当教室では、
「正確に読み解く力」「すばやい情報処理力」「論理的思考力」を養成する講座がございます。現在、無料体験を行っておりますので、ぜひご相談ください。