2023.10.07
千葉県公立高校入試は、令和3年度から、それまでの前期後期入試から、本検査の一発入試に変わりました。
さかのぼれば、県立高校入試の受験方式は、その昔「特色化選抜入試」という時代もありましたね。
当時から賛否あったようですが、学校側の負担などから一本化されることになったのだと思います。
さて、この令和3年度からの3回の入試を経過してきたわけですが、
平均点はずっと下がっています・・・。
286点⇒266点⇒257点
こんな推移です。
去年は、主要3教科の英数国で平均点が50点を下回るなど、決して簡単とは言えない難易度の試験となっています。
では、この千葉県公立高校入試問題って、どこが方針を打ち出しているかというと、千葉県教育委員会です。
・正確な理解度をみることができるように、複数の解答について全て正しい場合にのみ正解とするような問題
・またその理由を書かせる問題
・基礎知識を応用して答えを導き出す問題
・思考力、判断力、表現力を総合的にみることができるような問題
これらの内容が問題作成時の方針の柱となっています。
各教科の特性に応じ見方とか考え方をはたらかせて、学習活動を通して確かな学力を身に着けているかをみる問題、、、というものが
てんこ盛りになっているのです。
また、傾向のひとつとして特筆すべきものがあります。
それは・・・
「教科横断型の問題の出現」とでもいいましょうか。
つまり、1つの教科だけではなく、複数教科の内容を含んだ問題が出題されるようになっています。
時差の問題に何故か、谷川俊太郎の詩が出てくるとか・・・・
これ文章だけで書いていると想像できないですよね。
ここに画像としては載せられませんが、過去問を見てみてください。
↑ 過去問は、個人的に「声の教育社」の過去問が使いやすく、解説もしっかりしていてBESTな選択だと思います。
5教科の力を延ばしていく力、複合的問題、融合的問題、学年横断型問題、教科横断型問題に対しての耐性力、
力には色々ありますが、
こと千葉県入試への対策には、そういう「力」がどうしても必要なのです。
これから、きっと・・・
千葉県内での学校の多くが、教科書だけからの出題ではなく、外部からの問題、教科書外からの出題、なかには、学校の先生が作成するのではなく、
業者委託して、まるで入試!?と見まがうぐらいの構成の問題・・・
こういう風に学校によってですが、定期テストも改革されているのです。
上記の内容は、今年度入試を迎える 現中学3年生だけではなくて、今の小学生、そして中学1年生、2年生に是非知ってほしいという内容であります。
【各教科の近年傾向と対策】※各教科クリック