毎年恒例の千葉県公立高校入試 ズバリ平均点予想!です。
2024年2月20日(火)・21日(水)と戦ってきた 受験生たちの状況を各方面から情報を
入手して、アップしていく ズバリ平均点!
1日目【国語】予想平均点:49点(参考:昨年度は47.9点)
大問2.3「漢字の読み・書き」では、
など、普段あまり使われない読みが多い印象でした。
大問4(6)や大問5(1)(3)のように本文をストレートに読み取って選んでも大丈夫な一方、複数選択問題や、完答の問題が多く、点数につなげにくい印象がありました。
大問6の返り点問題は、自ら記入するのではなく、正しいものを選択する問題が。
模試でもあまりみない形式で戸惑ったのではないでしょうか。
冷静に追っていけば難易度は高くありませんが、後半戦時間と戦っているときにこの問題に当たったら絶望を感じるかも。
大問7の作文も厄介でした。
「知識」と「知恵」の違いをわずかなヒントから説明し、自らの考えもまとめて書く...。
「正しいことを書かないと...」と思ってしまうと難しいかもしれません。
全体的に難しいポイントは多くありましたが、構成は昨年度と大きな変化はなく、過去問をやりこんでいれば充分に対応可能な範囲だったと思います。
昨年度と同程度かやや微増で49点程度が予想平均点です。
生徒の声:
・全然時間が足りなかった!
・作文のまとめ方がよくわからなかった。
【数学】予想平均点:45点(参考:昨年度は47.0点)
大問1小問集合の前半、計算問題は例年並みでしたが(5)の確率問題に時間を取られてしまった人が多いと予想。さいころ問題でも、セオリー通りには求められず、一ひねり必要な問題でした。
さらに(7)の作図問題からまさかの2問。
ただでさえ作図が苦手という人は多いのに...。
①がクリアできないと➁にもつながらない仕様はいかがなものか...。
大問2関数問題は例年(2)が最も難しい問題の一つとなりますが、今年の問題は点Pのx座標をpとしておいて、等式を立てるという比較的オーソドックスなパターンでした。
ここまでに使ってしまった時間を取り戻すためにはいいバランスだったかもしれません。
大問3証明問題は例年並み。(3)が難しいのも同様でした。
大問4の会話文に答える問題は、読む気が失せますが、読み込んでいけば難しいことは書いてありません。会話文が大きなヒントになっているので、文章に従って一次関数の式を組み立てていけば大丈夫です。
全体的に関数を利用した問題が多い印象でした。
数学は、構成が少しずつ変わっているので、模試や過去問をやりこんでいた方が戸惑ってしまうのでは?とも思いました。
時間との闘いで昨年より微減の45点が予想平均点です。
生徒の声:
・関数のpがいつもより明確じゃなくて難しかった
・思ったより解けたからよかった!
【英語】予想平均点:51点(参考:昨年度は47.6点)
全体的に構成に大きな変化は見られませんでしたが、リスニングテストの大問4にあった単語がなかったりと波乱をはらんでいる予感。
大問5はいつも通り。thをつけるときはvの音がfになる...なんてのも対策してきています。
大問6の作文問題は、10語程度と、一つの文章を長く書かなくてよいので点数に繋がりやすいことが予想されます。
大問7は資料を読み取る問題が2題。資料も読んで、英語も読んで...ここで時間を使ってしまった人が多いと予想。
一方で、大問7~9を全体的に見てみると、選択問題が多いことがわかります。
構成が例年と大差ないこと、選択問題が多いことから全体的には増加の51点が予想平均点です。
生徒の声:
・リスニングが難しかった!
2日目【理科】予想平均点:58点(参考:昨年度は60.7点)
全体的に長文の記述問題や計算問題が例年より多いわけでもなく、選択問題が中心の構成でした。
一方で、大問4~8までは柱状図や電気の単元、天体など苦手とする人が多い内容が続いているのも気になるところでした。
あれ?電磁誘導?誘導電流?
あれ?葉緑体?液胞?
あれ?非電解質?不導体?どっちだっけ?
と、二択で迷う記述問題も散見されました。
自己採点の結果を見てみると、予想よりは悪くない傾向にあるようです。
全単元において、基礎的なことを積み上げていれば解ける一方で、苦手のまま手を付けないでいると、苦手だった単元に問題が集中してしまい、大量失点になってしまった...構成でした。
生徒の声:
・思ったよりも簡単だった。
・選択問題が多くて確認に時間を使ってしまった。
【社会】予想平均点:53点(参考:昨年度は54.5点)
地理は定番問題が多い印象でした。
地図上の長さを読み取って、面積を求める問題も過去には出題されました。
得点につなげるなら地理が中心になったのではないでしょうか。
一方で、歴史の問題では教科書にもないようなワードが多く見られました。
ワードを頭の中に入れた後、さらにもう一歩興味を持って調べないと点数に繋がらないような、時代の移り変わりを感じました。
公民においても同様で、大問6(3)のような問題は、今まで答えにたどり着くためのヒントが用意されていましたが、「何があると経済成長率が変動するのか」を思考する必要がありました。
一筋縄では解けない問題が目白押しで、昨年度より微減の53点が予想平均点です。
生徒の声:
・どうやって考えたらいいのかわからない問題が多かった。
厳しい戦いになったと思います。
ひとまずはゆっくりして、明日から解きなおししていきましょう!