2023.09.16
「おはようございます。今日は内申点についてです」
時期的なものもあり、夏以降は中学生の保護者様からの受験相談が多くなってまいります。
特に今は、冬期面談として実施しておりますので、必然的に保護者様の熱度も高くなってまいります。
内申点は、その仕組みとか評価の重要性を是非知っておきましょう。
高校受験においては、500点満点の当日の学力検査だけでなく内申点も重要です。
まずは、この事実をしっかりと押さえておきましょう。
当日のテストを500点満点
内申点は「K=1」であれば、135点満点
「K=2」であれば、270点満点
「K=0.5」であれば、67.5点満点
として、当日のテスト結果に合算されます。
ちなみにKとは?
千葉県公立高校学力検査における合否判定は
①学力検査
②調査書
③各学校が実施する検査
これら3つで決まる
のですが、
調査書の点数において、「内申点に掛ける数値」が高校によって異なるのです。
その数値のことを「K値」と呼んでいます。
K値が低いのは、上位難関校でたまにありますが、多くの学校は、K値は「1」として設定されています。
つまり、ほとんどの学校が、当日のテスト結果と内申点の単純合計数字が、合否を決める大たる部分を「占める」と捉えていいのです。
単純合計、、、、つまりは、
500点満点として考えるのではなく、当日のテスト500点に内申点合計の135点、すなわち635点満点のテストを3年間かけて入試に向かう!
こう言っても過言ではありません。
テスト結果がよければ大丈夫!・・・そう思いたいところですが、会場模試でも「内申点の3年間合計数値」を記入しますよね。
ですから、全体の中で占める635点は、大きなものとして捉えてください。当日のテストで合格点を取れれば大丈夫!と考えたいところですが、
そうではないということを是非、保護者様、生徒さんは知っておいてほしいのです。
それと、高校側が重視するのは、「出席日数」です。
これは公立高校であれ、私立高校であれ、重視するポイントであるということです。
何らかの理由あって、学校へ行くことが難しくなってしまった場合、そこに正当な理由がある場合、その他の要素がある場合、色々あると思いますが、
調査書に記載する出欠席や内申点、その他の記載は偽ることが出来ません。
出席数、欠席数はしっかりと記録されます。
この出欠席状況に絡み、内申点で「1」がある場合についても注意が必要です。学校によっては、「1」は不可ということころもあります。
仮に出席日数が足りていたとしても、学校に行けなくなってしまった場合、学力が高くても提出物やテストを受けていないなどで、「1」になってしまう、
評価が不可能な「未評価」となってしまった場合など、は高校側では審議対象とするケースが多いです。
通常、義務教育課程における成績評価は、重要事項を守りさえすれば、「1」とならない可能性のほうが多いのです。
その重要事項とは、やはり
・しっかりと定期テストを受けること
・提出物は期限を守ること
・学校での催しに参加すること
・5教科以外の評価対象となる内容をよく知っておくこと
です。