2023.06.15
「漢字を効率よく覚えるにはどうしたらいいですか」
と、質問されたことがあります。
あえて厳しい言い方をします。
「一か月前に聞くことではありません」
とはいえ、焦っているのは確かなので、もちろん方法を説明します(後述)。
ただし、漢字も英単語も、覚えて実際に使えるようにしていくには時間が必要です。
特に暗記を必要とするものは「覚えておしまい」ではなくて「使えるようにする」ことを視野に入れておかなければなりません。
効率よく覚えられるかどうかは人それぞれです。
しかし、漢字の構造に着目をするといくつかの共通点に気づくことができるはずです。
この共通点に気づけるかどうかがポイント。
大切なのは以下の3つ。
- 「つくり」に注目する
- 「部首」に注目する
- 「意味」に注目する
例えば...
1.「つくり」に注目する
面積(めんせき)と
紡績(ぼうせき)のふたつの漢字を学習したとします。
どちらも責のパーツ(つくり)を使っています。
この責を使うことによって、発音が"せき"になることに着目できるかどうか。
2.「部首」に注目する
さんずいには水を、きへんには木を表す意味が込められています。
いとへんなら糸ですね。紡績という感じには、どちらにもいとへんが使われていることから、糸にまつわるということは疑いようもありません。
3.「意味」に注目する
面積の「積」には、「つむ」という読み方があります。
面積は、線を積み重ねて面にします。
体積は、面を積み重ねて立体にします。
めんせきの"せき"ってどんな漢字だっけ...と、意味から覚えるアプローチもあります。
あ、面を積むから"積"だ!
共通点がある、という事実は小学校でも習います。
しかし、共通点を見つけ出す作業には、膨大な時間を要します。
一か月前に焦るのではなく、早々に対策を始めて、ゆとりをもって進めていくようにしましょう!
もっと詳しく知りたいときは、城南コベッツ馬込沢駅前教室までご連絡ください。
高校入試までに覚えるべき英単語2500