2022.11.15
おはようございます、塚田駅前教室です。
大学入試改革、新学習指導要領など今の子どもたちの学習は大きく変化していきました。
中学受験においても、その変化は表れています。
2022年度の出題傾向がどんなものだったか見てみましょう。
中学受験で一番みんなが苦戦するのが算数です。
算数は学校で学習する範囲以上のことができるようになる必要があるため、特に一生懸命に取り組む教科になります。
また、算数は配点も高く、解ける問題を多くしておくべき教科です。
一番差が出る教科と言われています。
算数は、単に答えがわかれば良いというわけではなく、途中式など「その答えを導き出す過程」をどのように考えたのか、というところも見られます。
当然、算数の基礎力は計算力。
どんなパターンの問題であっても「計算力」は逃れられないものですが、当教室の生徒さん達も演習で「ちょっと計算ミスが~」ということが多々あります。
授業のときはたくさん間違えて良いです。
ですが、本番のときはその「ちょっとした計算ミス」でかなり点数を落としてしまうということもあり、解き方はわかっていたのに~と言いますがミスの積み重ねで結果的にそうなってしまうのはとても勿体ないですよね。
計算力には、「正確さ」と「スピード」も必要です。
さて、
年度や学校によって出題される問題の難易度は変化していきますが、最近の入試では、基本の解き方をおさえたうえで、初見の問題に見えるけれど、よくよく考えてみると演習で解いたことがあるパターンが含まれている、というような問題があるようです。
過去問などを繰り返し解いて、問題のパターンを覚えていくという方法をとるのが王道ですが、問題から「解いたことがある」ヒントに気づける力も必要になってきているんですね。
解法のパターンを覚えてひたすら問題を解くのではなく、「知っている解法をうまく利用していく力」。
「思考力」や「判断力」を持っているか試される問題ということになります。
「思考力」「判断力」は、新しい学習指導要領で掲げられている、子どもたちに身につけてほしい能力です。(このほかに「表現力」があります。)
大学入試でも、高校入試でも、新しい学習指導要領によって出題傾向が変わりました。
いずれも「思考力」「判断力「表現力」を測る問題になり、会話形式の問題や、共通テストの数学においても国語並みの問題文の文量になりました。
中学受験の算数の定番は、図形問題、割合の問題です。
それに加えて難関校では「データ」「統計」に関わる問題も出題されるようになってきている様子。
中学、高校の授業でも、数学だけでなく国語や社会においても資料問題として「グラフ」などの統計が問題に組み込まれるようになりました。
また、ある事象について、なぜそうなるのか理由を答えさせる問題もあります。
この辺りも「データ」に基いて考えていく内容なので、
やはり一貫して「思考力」「判断力」を試す傾向にありますね。
これからの時代、IT産業がますます拡大していき、少子高齢化によってIT人材の不足が懸念されています。
IT人材の育成も考えプログラミングの授業が小学生からあり、「プログラミング検定」も盛んです。
これから先、どうなっていくか見通しが利かない未来へ生きていく子どもたちに「生き抜く力」を身につけてもらうため、
この先も入試問題は変わっていくことでしょう。
※中学受験をご検討の生徒さん
小学生の指導は通常1コマ×60分ですが、
中学受験の場合は、
中学生・高校生と同じ1コマ×80分授業がオススメです。
集団塾の補習としてのご利用も可能です。
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