2022.07.26
塚田駅前教室です。
近年、大学への進学に推薦を希望する生徒さんが増えつつあります。
2020年度における文部科学省の調査(令和2年度国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況の概要)では、
入学志願者数、志願倍率は減少していたものの、推薦入試での入学者数のうち、全体を占める割合は私立で44.4%。
■推薦入学者数(私立大学)
平成30年度 41.0%
平成31年度 42.6%
令和2年度 44.4%
この増加傾向には、入試制度改革が影響しています。
私立大学においては、一般選抜の難化、新入試への不安などによって、2019、2020年度は志願者数が大幅に増えていました。
入試制度が変わる理由として、社会的な変化が関わっています。
これから更に変化していく社会へ対応できるスキルを、今の子どもたちに身に着けていって欲しい。
これが教科書改訂など、学習指導要領の変化につながりました。
今の日本、そしてこれから先の日本が抱える問題はたくさんあります。
たとえば、少子高齢化による人口の減少、それにともなう労働力の低下。
こういった国が抱える問題に対しての問題提起、解決策を考える「思考力」
今後の見通しをつけていく「判断力」
自分の意見を相手に伝える「表現力」
これまでの知能と技能だけでなく、「思考力・判断力・表現力」の3つも必要であるとして、学習指導要領の内容も変わりました。
テストにおいても、問題文が国語力を必要とするほどに文章量が多くなったり、グラフなどの資料の読み取り、会話文から必要な情報を拾っていくなど出題形式も変わってきています。
そこで生徒さん達がぶつかるのが定期テスト、定期考査です。
テスト問題が上記のように変わっていき、難易度も上がってきています。
当然、大学入試の問題も難化です。
そういった背景から、一般入試より、推薦入試で決めていこうという生徒さんが増えつつあるのです。
推薦をもらうには、高校の場合、「評定」です。
評定は高1~高3生1学期までの成績で判断されます。
評定の計算は、「各科目の評定÷科目数」とすることで求まります。
志望校への必要な評定ってどのくらいだろう?
1年生はまだ先のことと感じると思いますが、文系理系などある程度進む方向は考えておくと良いです。
1年生、2年生で頑張っていけば目標とするところへ辿り着きます。
もちろん、部活動などもありますので、勉強とのバランスを考えていく必要はありますが、
直近のテスト結果から気になった方、次のテストへ向けてどうしていけばいいかお悩みの方。
是非、ご相談にお越しください。
思い立ったが吉日。早い対策で後に後悔のないようにしていきましょう!
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