こんにちは、塚田駅前教室です。
3月もあと少しで終わり、新しい年度がスタートします。
昨年4月は中学校の教科書があり、今年4月は高校の教科書が改訂となります。
教科書の内容が変化していく理由は、ここのブログでも何度か書かせていただきました。
日本は現在、「主体性・多様性・協働性」「思考力・判断力・表現力」を向上させていくことを目標としています。
そのため、新しい学習指導要領の内容も、それに合わせて変更されています。
2021年4月からの中学の教科書もそうでした。
そして、昨年5月に実施された全国学力・学習調査(全国の小学
6年生と中学
3年生の全児童生徒が対象。国語と算数・数学を実施)において、新学習指導要領に基づく出題がされました。
算数では、初めて「データの活用」に関連した、「ある学校図書館の貸し出し冊数」を学年や月別に統計的な手法で分析する問題。
国語では、「女子教育の発展に尽くした津田梅子の業績について発表する児童」を題材にして、スピーチの構成内容を問う問題。
算数は「思考力」を問われるデータの活用、国語は資料を活用し、自分の言葉で伝える「表現力」を問われるものです。
「データの活用」は大学入試でも近年重視されています。そして、
今年2月の千葉県公立高校入試においても、「データの活用」の単元となる「箱ひげ図」が登場しました。
今回の高校入試の問題は、教科書が変わって最初の入試だったこともあり、ガラリと変わった内容に我々、生徒さん、保護者様、全員が驚きました。
そして今度は高校の教科書です。
高校の教科書改訂は、今年4月から高校1年生になる生徒さん以降が該当します。
2022年3月時点で高校2年生、高校1年生はこの改訂には該当しません。現行の課程で進みます。
4月から高校1年生になる生徒さん達は、ちょうど2025年に受験することになる大学入試が変わります。
新課程の教育にあわせ、24年度に実施される「25年度大学入試」「25年1月の大学入学共通テスト」から出題教科や内容が変更されることになっています。
今回の高校入試のように、大学入試、共通テストもその出題傾向が変わってくると予想できます。
これからの学習は、小学生から中学、高校、いずれの学年も「教えられることだけを学習していく」だけではなく、「自ら課題を見つけて、それを解決していく力を身につけていく」ことがポイントになっていきます。
例えば、応用問題が苦手であればそれを解けるようにしていくために、思考力をあげるための学習はどうしたら、と自ら考えていくようなイメージでしょうか。
そして、ICT教育への意識もより強くなってきています。
すでにひとり1台パソコンを持って学校での学習に使用しているところもあります。
上述した全国学力・学習調査においても、生徒がきちんと端末で回答できるか調べるためにオンラインで質問調査が行われていました。
また、今のコロナ禍において、遠隔での授業もよく行われるようにもなってきていることから、タブレットやパソコンを用いての学習に力を入れていくことになることでしょう。
このICT教育に力を入れている理由は、
2018年に実施された調査において、37ヵ国のOECD加盟国中、「学校授業におけるデジタル機器の使用時間が最下位」だったのが日本だったことにあります。
SNSなどのコミュニケーションツールやゲームなどでのデジタル機器の使用は多いですが、学習を目的とした使用ではガクンと下がっています。
そこから、国全体の方針として「
ICT活用を推し進めていく」ことになりました。
その施策として「GIGAスクール構想」ができました。
全国の児童・生徒を対象に「1人1台端末」と「ネットワーク環境」を整備、子どもたちに最適化された教育の実現を目指す文部科学省の取り組みです。
「ICTを基盤に先端技術を活用、子どもたちの力を最大限に引き出す」
これまでは、学校における教育用コンピューターの配備、無線LANをはじめとした通信ネットワークが脆弱だったり、ICT環境の整備が不十分、地域格差もあったりと、課題点も多くありました。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響から起きた一斉休校などによって、教育のICT化の必要性がより前面に出てくるようになりました。
①小学校では、プログラミング教育の必修化
②中学では、新学習指導要領で「技術・家庭」でプログラミング内容の充実化
③高校では、4月からの新学習指導要領で「情報Ⅰ」の必修化
④大学入試において2025年には「情報」の導入
そして、デジタル教科書の導入拡大も出てきています。
当教室においても、タブレットを使用したAI教材「
atama+(アタマプラス)」を導入しております。
AIを用いた「復習に特化」したタブレット教材で、生徒一人ひとりの苦手な範囲、つまずいているところを瞬時に分析し、その単元までさかのぼってくれます。
この「さかのぼり学習」を繰り返していくことで、つまずいていたところを克服し、現時点での学校での学習に追いつけるようにすることが可能です。
AIによって、瞬時に必要な復習のところに戻るので、「最短ルート」で復習していくことができます。
はじめに、「どこでつまずいたのか」を知るためにAI診断を行います。
まずは一度、つまずきの部分を確認してみませんか?
画像をクリックするとお問合せフォームに移動します。