2024.03.23
間もなく修了式を迎え、2年3学期の内申が判明します。そしていよいよ中3、受験学年となります。そんな皆さんがこれから英語や数学でさらに成績を上げるためにすべきことをあげていきます。現状によっても変わると思いますので、これはできている、これはできていないからやってみる、などというように読んでもらえればと思います。それぞれの項目の番号は優先順位ですので、参考にしてください。
【英語】
1. be動詞、一般動詞の文の区別の確認
ここで一つ問題です。「あなたは英語が好きですか」を3秒以内で英訳してください。
出来ましたか?大切なのは3秒以内ということです。こういった基本的なものを即答できるようになっていますか?時間を取って考えれば正解できるという人もいるかもしれませんが、それではやや心配です。できれば、瞬間的に答えられるようにしたいところです。
なお、ここで「Are you like English?」のように思ってしまった人は、しっかりとした復習が必要です。なぜこの文がいけないのか、という理由もまた大事です。
英語はすべてここから始まります。Doを使うのか使わないのか、などルールをまずは頭でしっかり覚えて、それを使えるようにしていきましょう。
ちなみに答えは「Do you like English?」です。
2. 不規則動詞の暗記
中2の最後で現在完了というものを扱いましたが、ここでは過去分詞を扱いました(教科書によっては受動態も扱っていると思いますが)。
この不規則動詞は今後もたくさん使っていきますが、不規則動詞は日常的に使う単語が多いので、そもそも原形も含めてこれらの単語をしらないと、英文が読めない・書けない、ということにつながりやすいです。したがって、不規則動詞をおぼえることは、英語力を上げることにもつながりますので、まだ覚えきれていないという人は今のうちに覚えておきたいところです。
なお、不規則動詞は動詞ごとに変化の仕方が似ています。ですので、書いて覚えるより発音して覚える方が効率的です。make-made-made、write-wrote-writtenなどのように声に出して覚えてみてください。たくさん言っていると気が付いたら覚えていたということも少なくありません。
3. 中2の文法のおさらい
英語は中1で英文の作り方の土台をならい、中2で細かい構文や文法事項を習います。不定詞・動名詞、比較、などのことです。
ここで例えば、「不定詞」と言われて、その形と意味が3つ言えるか、不定詞と動名詞の区別で大切なことは何か、などの文法事項を自分で整理して言えるか、が重要です。
受験に備えて文法対策をしていると中2の文法事項が抜けているということは少なくありません。上記、1や2のことができているという人は、こういった細かいことを復習しておくと今後につながっていきます。
もしこれらができていて大丈夫という人は、長文に触れておくのがおすすめです。現時点ではそこまで長いものでなくてもよいですが、入試を見据えて長文に慣れておくというのは有効かと思います。
【数学】
1. 中3数学の予習
英語とは異なり、数学は中3数学の予習を優先順位の1位にしました。ただ、ここで正負の数の計算ルール(足し算や引き算、かけ算での符号の決め方)を忘れてしまっているというなどの場合は、そちらが優先されますので、しっかりと確認しておきましょう。
ここで、復習よりも予習の優先順位が高い理由をご紹介します。実は中3数学はまた計算単元から入っていきますが、中1・中2と違い、中3は計算単元が3つ(展開・因数分解、平方根、2次方程式)続き、1学期の間はほぼ計算単元が中心になります。さらに、中3の計算は瞬発力やひらめきがとわれるため、計算の演習量がその後の数学の力を左右します。
たとえば、足して10、かけて16になる数はと言われてすぐ答えられるでしょうか。答は2と8ですが、これは計算というよりは頭の中で九九を検索する形になります。こういった練習をしっかり積む必要がありますが、これが苦手な人はできるようになるまで比較的時間を要します。ですので、まずはこうした中3の計算に慣れていくためにも、図形や関数などの苦手の解決と並行(またはそれよりも優先)して、中3の予習をしておくことが大切かと思います。
2. 過去の計算単元の復習、特に分数計算(文字式・方程式の違いも含む)
計算問題が苦手という人の多くに、分数計算が苦手という人が多くいます。特に中学生以降では方程式を扱いますが、通分して計算するのか、方程式のように分母を払うのか、などの違いが把握できていないケースが多いです。また、分数計算そのものを苦手にしている人も多く、4+3/5などを23/5とすぐにできないケースはよくあります。中3の計算でも分数の処理は必要となりますので、早めに復習しておく必要があるでしょう。この分数計算の克服も注3数学の理解を大きく左右しますので、気を付けたいところです。
中2の連立方程式が苦手という人や、忘れてしまうというケースはよくあるので、心配な場合は都度確認しておきたいところです。
3. その他苦手単元の復習
計算の克服を優先して、少し慣れてきた段階でそのほかの苦手の復習をするとよいでしょう。なお、関数と図形両方苦手という人は、それらの優先順位で言えば関数かと思います。入試でのウェイトが大きいというのがその理由です(入試問題の図形問題は中3範囲からの出題が多いというのもあります)。特に中2の1次関数は、苦手という人の多くは一次関数の知識ほとんどを忘れてしまっていたり解けないことがおおいので、傾きや切片などの用語の意味、グラフの書き方、交点の求め方など、最低限のところから復習を始めていくとよいと思います。
これらすべてある程度大丈夫という場合、中1・中2の総復習をお勧めします。書店にて薄めの本が売っているかと思いますが、すべて網羅してみて苦手を発見するとよいでしょう。特に新中3になる時のこうした学習は今後の学習意欲にもつながりますのでおすすめです。
いかがでしょうか。なお、当教室の新中3の皆さんにも、こうしたことを意識して指導を進めています。これから新しい環境で成績を上げたいという人は、是非一度ご相談ください。
綾瀬市の個別指導塾
城南コベッツ 綾瀬中央教室
【英語】
1. be動詞、一般動詞の文の区別の確認
ここで一つ問題です。「あなたは英語が好きですか」を3秒以内で英訳してください。
出来ましたか?大切なのは3秒以内ということです。こういった基本的なものを即答できるようになっていますか?時間を取って考えれば正解できるという人もいるかもしれませんが、それではやや心配です。できれば、瞬間的に答えられるようにしたいところです。
なお、ここで「Are you like English?」のように思ってしまった人は、しっかりとした復習が必要です。なぜこの文がいけないのか、という理由もまた大事です。
英語はすべてここから始まります。Doを使うのか使わないのか、などルールをまずは頭でしっかり覚えて、それを使えるようにしていきましょう。
ちなみに答えは「Do you like English?」です。
2. 不規則動詞の暗記
中2の最後で現在完了というものを扱いましたが、ここでは過去分詞を扱いました(教科書によっては受動態も扱っていると思いますが)。
この不規則動詞は今後もたくさん使っていきますが、不規則動詞は日常的に使う単語が多いので、そもそも原形も含めてこれらの単語をしらないと、英文が読めない・書けない、ということにつながりやすいです。したがって、不規則動詞をおぼえることは、英語力を上げることにもつながりますので、まだ覚えきれていないという人は今のうちに覚えておきたいところです。
なお、不規則動詞は動詞ごとに変化の仕方が似ています。ですので、書いて覚えるより発音して覚える方が効率的です。make-made-made、write-wrote-writtenなどのように声に出して覚えてみてください。たくさん言っていると気が付いたら覚えていたということも少なくありません。
3. 中2の文法のおさらい
英語は中1で英文の作り方の土台をならい、中2で細かい構文や文法事項を習います。不定詞・動名詞、比較、などのことです。
ここで例えば、「不定詞」と言われて、その形と意味が3つ言えるか、不定詞と動名詞の区別で大切なことは何か、などの文法事項を自分で整理して言えるか、が重要です。
受験に備えて文法対策をしていると中2の文法事項が抜けているということは少なくありません。上記、1や2のことができているという人は、こういった細かいことを復習しておくと今後につながっていきます。
もしこれらができていて大丈夫という人は、長文に触れておくのがおすすめです。現時点ではそこまで長いものでなくてもよいですが、入試を見据えて長文に慣れておくというのは有効かと思います。
【数学】
1. 中3数学の予習
英語とは異なり、数学は中3数学の予習を優先順位の1位にしました。ただ、ここで正負の数の計算ルール(足し算や引き算、かけ算での符号の決め方)を忘れてしまっているというなどの場合は、そちらが優先されますので、しっかりと確認しておきましょう。
ここで、復習よりも予習の優先順位が高い理由をご紹介します。実は中3数学はまた計算単元から入っていきますが、中1・中2と違い、中3は計算単元が3つ(展開・因数分解、平方根、2次方程式)続き、1学期の間はほぼ計算単元が中心になります。さらに、中3の計算は瞬発力やひらめきがとわれるため、計算の演習量がその後の数学の力を左右します。
たとえば、足して10、かけて16になる数はと言われてすぐ答えられるでしょうか。答は2と8ですが、これは計算というよりは頭の中で九九を検索する形になります。こういった練習をしっかり積む必要がありますが、これが苦手な人はできるようになるまで比較的時間を要します。ですので、まずはこうした中3の計算に慣れていくためにも、図形や関数などの苦手の解決と並行(またはそれよりも優先)して、中3の予習をしておくことが大切かと思います。
2. 過去の計算単元の復習、特に分数計算(文字式・方程式の違いも含む)
計算問題が苦手という人の多くに、分数計算が苦手という人が多くいます。特に中学生以降では方程式を扱いますが、通分して計算するのか、方程式のように分母を払うのか、などの違いが把握できていないケースが多いです。また、分数計算そのものを苦手にしている人も多く、4+3/5などを23/5とすぐにできないケースはよくあります。中3の計算でも分数の処理は必要となりますので、早めに復習しておく必要があるでしょう。この分数計算の克服も注3数学の理解を大きく左右しますので、気を付けたいところです。
中2の連立方程式が苦手という人や、忘れてしまうというケースはよくあるので、心配な場合は都度確認しておきたいところです。
3. その他苦手単元の復習
計算の克服を優先して、少し慣れてきた段階でそのほかの苦手の復習をするとよいでしょう。なお、関数と図形両方苦手という人は、それらの優先順位で言えば関数かと思います。入試でのウェイトが大きいというのがその理由です(入試問題の図形問題は中3範囲からの出題が多いというのもあります)。特に中2の1次関数は、苦手という人の多くは一次関数の知識ほとんどを忘れてしまっていたり解けないことがおおいので、傾きや切片などの用語の意味、グラフの書き方、交点の求め方など、最低限のところから復習を始めていくとよいと思います。
これらすべてある程度大丈夫という場合、中1・中2の総復習をお勧めします。書店にて薄めの本が売っているかと思いますが、すべて網羅してみて苦手を発見するとよいでしょう。特に新中3になる時のこうした学習は今後の学習意欲にもつながりますのでおすすめです。
いかがでしょうか。なお、当教室の新中3の皆さんにも、こうしたことを意識して指導を進めています。これから新しい環境で成績を上げたいという人は、是非一度ご相談ください。
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