城南コベッツ横浜六浦教室

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  • 〒236-0031 神奈川県横浜市金沢区六浦1丁目12-21 ベラカーサ 2階A
  • 京急金沢八景駅 徒歩10分

受付時間:15:30~20:00/日祝休

  • 1対1個別指導
  • 1対2個別指導
  • ジュニア個別指導

2024.07.15

平安時代に登場する皇后と中宮の違いについて解説します。
皇后と中宮は、どちらも天皇の正妻を意味する言葉です。

歴史を遡っていくと、天皇の正妻(妃)という意味に相応しいのは中宮ではなく皇后の方です。
(皇后という言葉は、今でも使われています)
そもそも中宮とは本来「皇后が住むところ」という意味であり、正妻を指す言葉ではありません。
西暦1000年、藤原道隆の娘である藤原定子は一条天皇の正妻(皇后)になっていました。
藤原道長は、娘の藤原彰子を一条天皇の正妻にしようと考えますが、既に藤原定子がいます。
藤原道長は、娘の彰子を「中宮」として一条天皇に嫁がせてしまいます。
一条天皇は「皇后」の藤原定子と「中宮」の藤原彰子という、二人の正妻を持つことに
なってしまいました。この状況は「一帝二后」(=いっていにこう)と呼ばれ
異例の状況として、歴史上でとても有名です。

以後、皇后の定員は2名となり、一方を皇后宮、他方を中宮と呼ぶ慣行が確立しました。
ただし、つねに2名の皇后が存在していたわけではありません。
また、その後「天子の嫡妻」ではない女性に名誉称号として皇后の位を与える慣行も
並行して行われるようになったのです。

2024.07.12

横浜創学館高校様より、私たちの教室にご来校いただきました。

横浜創学館高校は、京浜急行線金沢八景駅、または追浜駅から
いずれも徒歩15分、学校への申請により自転車通学も可能です。

横浜創学館高校のホームページはこちら、
https://so-gakukan.ed.jp/

横浜創学館高校は、六浦中、大道中、金沢中、追浜中、鷹取中、田浦中からも近く、
公立高校との併願校としても人気のある学校です。
募集コースは、学びファーストの特別進学、両立チャレンジの文理選抜、
資格でスキルアップの総合進学の3コース。さらに総合進学コースでは
一般・国際英語・スポーツという個性を生かした授業展開を行っています。
今春の入学者は450名、特別進学1クラス、文理選抜4クラス、総合進学一般5クラス、
国際英語1クラス、スポーツ2クラス、の13クラス編成でした。

大きなトピックは、神奈川県内で初めて海外大学指定校推薦制度ができたことです
1.世界6か国(アメリカ・カナダ・イギリス・オーストラリア・ニュージーランド・
マレーシア)30校の提携大学に「英語と本校の成績」で
2.日本の大学と併願可能
3.英語スコアUPを徹底サポート

併願も含め志願者の多い学校です。学校説明会、入試相談会は、来校・映像とも
すべて予約制ですので、お早めにお申込みください。学校説明会等の参加者には、
成績加点の制度があります。(必ず個別相談をしてください)
オープンスクール 7/27(土)、8/24(土)
学校説明会(来校) 10/5(土)、10/26(土)、11/9(土)、11/23(土)
学校説明会(映像) 10/6(日)、10/13(日)、10/20(日)、10/26(土)
          11/10(日)、11/16(土)、11/23(土)、12/1(日)

2024.07.11

8月の「公私合同説明・相談会」の参加校と事前申込についてお知らせします。
そのうち、横浜南、横須賀・三浦、横浜中地区の日時・会場を掲載します。
その他の地区については、こちらをご参照ください。
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/dc4/koukouten/koushigoudou.html

横須賀・三浦地区 令和6年8月6日(火)横須賀市立横須賀総合高校
(※7月18日から事前申込開始)
県立 横須賀、横須賀大津、横須賀工業、海洋科学、追浜、津久井浜、
   横須賀南、逗子葉山、三浦初声
公立 横須賀総合
私立 法政大学国際、湘南学院、三浦学苑、緑ヶ丘女子、
   横須賀学院、聖和学院

横浜南地区 令和6年8月7日(水)関東学院大学横浜・関内キャンパス
(※7月19日から事前申込開始)
県立 横浜緑ケ丘、横浜立野、横浜清陵、横浜国際、横浜南陵、横浜明朋、
   磯子工業、横浜氷取沢、金沢総合、釜利谷、柏陽、横浜栄
公立 みなと総合、横浜商業、横浜総合、金沢、南
私立 白鵬女子、橘学苑、鶴見大学附属、法政大学国際、横浜学園、関東学院六浦、
   横浜、横浜創学館、山手学院、横浜商科大学、星槎、横浜隼人、
   法政大学第二、湘南学院、三浦学苑、緑ヶ丘女子、横須賀学院、
   北鎌倉女子学園、鎌倉女子大学、鵠沼、湘南工科大学附属、
   日本大学藤沢、聖和学院、清心女子

横浜中地区 令和6年8月16日(金)鎌倉女子大学大船キャンパス
(※7月30日から事前申込開始)
県立 横浜平沼、光陵、商工、保土ケ谷、希望ケ丘、二俣川看護福祉、
   旭、舞岡、横浜桜陽、上矢部、金井、松陽、横浜緑園、
   横浜修悠館、横浜瀬谷
公立 桜丘、戸塚
私立 横浜清風、関東学院六浦、横浜商科大学、日本大学、武相、
   東海大学付属相模、緑ヶ丘女子、北鎌倉女子学園、鎌倉女子大学、
   鵠沼、湘南工科大学附属、藤嶺学園藤沢、藤沢翔陵、アレセイア湘南、
   聖和学院、柏木学園、秀英

2024.07.05

乞巧奠(きこうでん/きっこうでん)とは、陰暦7月7日の行事で、
七夕(たなばた)祭りの原型です。牽牛(けんぎゅう)・織女(しょくじょ)の
二星が天の川を渡って一年に一度の逢瀬(おうせ)を楽しむ、という伝説が
中国から伝わり、日本の棚機(たなばた)姫の信仰と結びつき、
女子が機織(はたおり)などの手芸や裁縫の上達を願う祭りになりました。
さらに書道や音楽などの上達を祈る意味にも転じていったのです。

平安時代には、宮中をはじめ貴族の家でも行われていました。
宮中では清涼殿の庭に机を置き、灯明を立てて供物を供え、
終夜香(こう)をたき、天皇は庭の倚子(いし)に出御(しゅつぎょ)し、
二星会合(牽牛と織女が合うこと)を祈ったといいます。

二星の相会う故事によって、恋愛の成就を祈る風も生まれましたが、
いずれにしても、女性に関係の深い行事といえるでしょう。また、この夜、
後宮(こうきゅう)や貴紳の邸宅では管弦の遊びもなされたようです。

※清涼殿=平安京の内裏(だいり)のうち、天皇の日常の居所
※牽牛(けんぎゅう)星、彦星(ひこぼし)=わし座のアルファ星アルタイル
※織女(しょくじょ)星、織姫(おりひめ)=こと座のアルファ星ベガ

※参考文献:平安朝の生活と文学(池田亀鑑:著)ちくま学芸文庫

2024.07.01

裳着(もぎ)は、平安時代から安土桃山時代にかけて、女子が成人したことを
一族および他氏に対して示すことを目的として行われた通過儀礼です。

女子が成年に達して初めて裳を着ける式を裳着といいます。
男子の元服に相当するもので、年齢は一定しておりませんが、
だいたい十二歳から十四歳の間くらいに行われました。
『宇津保物語』の貴宮や、『源氏物語』の明石姫君は十二歳で、
また『栄花物語』の彰子の裳着も十二の年で行われたとしるしています。

裳着の風習は種々の文献によってだいだい延喜以前から起こったようです。
吉日を選んで行われたものですが、今、宮中における裳着の模様を
『西宮記』によって一瞥してみましょう。まず清涼殿の日御座をかたづけ、
母屋の御簾を垂れ、北の御障子に近く錦端の畳を敷き、その上に地敷と茵を敷いて
内親王の御座とします。御座の東に理髪の調度などを置き、
北の二間に四尺の御屏風二帖を立て錦端の畳を敷いて、結髪理髪の座とします。
これは裳を着けるとともに、髪を結い上げるのが慣例だったからです。
腰は尊長の人が選ばれて結ぶことになっていました。
式がすみますと酒を賜い、禄をいただいて退出するのです。

「平安朝の生活と文学」池田亀鑑著 ちくま学芸文庫より引用