城南コベッツ横浜六浦教室

Tel:045-370-7986

  • 〒236-0031 神奈川県横浜市金沢区六浦1丁目12-21 ベラカーサ 2階A
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  • 1対2個別指導
  • ジュニア個別指導

2023.01.02

2023年は十干十二支(=じっかんじゅうにし)で癸卯(みずのと・う)
十二支で4番目の「卯(=う)年」です。古代中国で成立した十二支は
もともと動物とは関係なく、方位や季節ごとに農作物の生長を表現する漢字
(子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥)が定められました。
動物名(鼠・牛・虎・兎・龍・蛇・馬・羊・猿・鶏・犬・猪)は、
庶民に親しみやすいように後からあてられて成立したのです。
2023年の干支「癸卯」を「陰陽五行思想」で読み解くと、
「寒気が緩み、萌芽を促す」、厳冬が去り春の兆しが訪れたことを表しています。

「う」は「兎」とも書きますが、これは動物のラビット(=rabbit)」を指しています。
「卯(=うさぎ)」は穏やかで温厚な性質であることから「家内安全、
また、その跳躍する姿から「飛躍」「向上」を象徴するものとして親しまれてきました。
他にも「植物の成長」という意味もあり、新しいことに挑戦するのに最適な年と言われています。

ここでは「兎」を使った慣用句(四字熟語)をご紹介します。

①「飛兎竜文(=ひとりゅうぶん、ひとりょうもん)」
※意味:人一倍才能のある子どものたとえ。
「飛兎」「竜文」はともに、よく走る非常にすぐれた馬、駿馬の名前。
それが転じて、俊童(=しゅんどう、才知のすぐれた子供)と言われています。

②「烏飛兎走(=うひとそう)」
※意味:月日が慌ただしく過ぎていくこと。中国古代の言い伝えに太陽には烏が住み、
月には兎が住んでいるとされていたので、太陽と月の動きを烏が飛び兎が走るさまに例えた言葉。
毎日を計画的に目標達成していきましょう。

③「鳶目兎耳(=えんもくとじ)」
※意味:鳶(=とび)の目は遠くのことまで目ざとく見つけ、兎の耳はささいな音も
聞きもらさないという意味で、そんな耳と目を持った情報収集能力の高い人のこと。
情報が錯綜しているこの時代、情報弱者だと生きていけません。

2023.01.01

新年あけましておめでとうございます。

日々の学習のこと、進路のことでみなさまのお役に立ちたいと思いながら、
城南コベッツ横浜六浦教室は開校以来12回目のお正月を迎えることになりました。

2022年を振り返ると、ロシアによるウクライナ侵攻、元首相が参院選の応援演説中に
銃撃され命を落とすというショッキングな事件が起きました。その銃撃事件後、
宗教団体と政治家の関係が報じられるにつれ、政権が閣議決定した国葬儀に対して
賛否が分かれました。また急激な為替変動による物価の上昇のなか、防衛増税という
新たな方針が示されました。新型コロナウイルスも、先行きはますます不透明です。

こうした環境下で、少子化は止まらず、ますます子どもさんの「生きる力」が
問われることになるでしょう。子どもさんの「生きる力」を高めたいと考えています。

お通いいただいている生徒さん、保護者のみなさま、
これから塾を考えている生徒さん、保護者のみなさま、
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

2023年がみなさまにとって素晴らしい一年になりますように!

2023年(令和5年)元日
城南コベッツ横浜六浦教室 045-370-7986

資料請求などのお申込みは、
https://najb.f.msgs.jp/webapp/form/23673_najb_84/index.do?class=%E6%A8%AA%E6%B5%9C%E5%85%AD%E6%B5%A6&_gl=1*cd2z3g*_ga*MTYzNTE3MzU3LjE2NTQ5MzE0NzQ.*_ga_YD1Y5VRMTV*MTY3MjU0NzI4My4yNTAuMS4xNjcyNTQ5NDQ2LjAuMC4w&_ga=2.92364701.1411262868.1672547283-163517357.1654931474

2022.12.30

2022年の授業が終了しました。
ここ六浦の地にこの塾を開校して11年が過ぎました。

今年は、通ってくださった大学受験の高校生6名は全員推薦合格が決まり、
高校受験の中学3年生もすでに3名が私立高校専願にするなど、
例年にない静かな年末年始になりました。

静かな教室で、来年のことを考えて見ました。成績や学力といった
「見える学力」だけでなく、「見えない学力」を伸ばすにはどうしたらいいだろう。
大阪市立大空小学校初代校長、木村泰子先生は「見えない学力」には
「4つの力」が必要だと言います。それが、次の4つです。

1.人を大切にする力
2.自分の考えを持つ力
3.自分を表現する力
4.チャレンジする力

10年後いや数年後には、「4つの力」は生きるためにもっと必要な力になります。
想定外を乗り越えていく、想定外を楽しむことができる人に育ってほしい。

「人は人の中でしか成長しない」
ただ勉強だけ教えればいい。私たちの教室はそういう塾ではありません。
掲載料が必要になる「塾ナビ」の検索では私たちの教室は出てきません。

※新年からのご受講のご相談を受付けております。
※資料請求・お問い合わせは、
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2022.12.20

「山のあなた」
作者:カール・ブッセ
訳:上田敏(翻訳詩集:海潮音より)

山のあなたの空遠く
「幸(さいは)ひ」住むと人のいふ。
噫(ああ)、われひとと尋(と)めゆきて、
涙さしぐみ、かへりきぬ。
山のあなたになほ遠く
「幸(さいわ)ひ」住むと人のいふ。

現代語訳
山のむこう、ずっと遠い空のかなたまで行けば
幸福があるのだと、誰かが言っていた
ああ、私も人といっしょに探しに行ったけれど
見つからず涙ぐんで帰ってきた
それでも、山のもっとむこう、ずっと遠い空のかなたまで行けば
幸福があるのだと、人は言う。
※あなた=彼方(かなた)、向こう
※尋(と)めゆく=探しに行く
※さしぐむ=涙ぐむ

「いま」「ここ」には、自分の求めるものや、自分の居場所がないという強い現実否定があります。
そのため、その現実から逃れようとして、自分の居場所を求めてさまようのです。
この詩の主人公は、「幸い」に憧(あこが)れてそれを探しに行きました。信じる心には、
世界を広く輝かせて見せる力があります。信じる心にこそ、本当の幸せがあるのではないでしょうか。

2022.12.13

「承久の乱」は、日本史上初の朝廷と武家政権の間で起きた武力による争いです。
「承久(じょうきゅう/しょうきゅう)」という元号は、実は約3年しか使われてません。
「承久」は西暦1219年から1222年が該当します。今から約800年前のことになります。

建保7年(1219年)1月27日 三代将軍源実朝が、鶴岡八幡宮で甥の公暁に殺害される
承久元年(1219年)4月12日 「承久」に改元、旱魃と三合によるとされる(百錬抄)
6月3日 摂関家・九条道家の三男三寅(=みとら)が、幕府の要請で鎌倉に下向する
承久2年(1220年) 天台座主の慈円(九条兼実の弟)が歴史書「愚管抄」を著す
承久3年(1221年)4月20日 順徳天皇譲位、仲恭天皇即位
5月15日 後鳥羽上皇が伊賀光季を討ち、北条義時追討の院宣を下す
=承久の乱(=じょうきゅうのらん)
5月19日 北条政子が御家人の結束を求める演説をし、遠江以東の諸国に動員令を発す
6月15日 幕府軍19万騎が入京したため、後鳥羽上皇が義時追討の院宣を撤回する
6月16日 北条泰時・時房が、朝廷監視・京都保護のため六波羅に常駐する
=六波羅探題(=ろくはらたんだい)の始まり
7月9日 仲恭天皇が退位、茂仁(=とよひと)親王が践祚(=せんそ)
7月13日 後鳥羽上皇を隠岐に流す
7月21日 順徳上皇を佐渡に流す
12月1日 茂仁親王が後堀河天皇として即位
承久4年(=1222年)4月13日 「貞応(=じょうおう)」に改元・代始の改元

日本史の勉強で紛らわしいのが「○○の乱」「○○の変」という表現です。
意味の違いもさっぱり分からず、困ってしまった人は少なくないはず。
※「承久の乱」も、「承久の変」または第三者の視点で「承久合戦」とも言われます。

「乱」(1)政治権力に対する武力による反抗、すなわち反逆事件
   (2)政治権力の収奪による内乱状態
「変」(3)天皇あるいは将軍などが配流などに遭い、不当な立場に置かれた事件
   (4)政治上の対立による陰謀事件

成功したら体制のどんでん返しが起きる可能性があったものが「乱」、
成功しても結局同じような体制が続いた可能性が高いものが「変」と言えます。