成績を上げるために必ず必要となるものは、
予想と
計画です。
皆さん、終末論法というパラドックスをご存じでしょうか。
少し予想をしていただきたいのですが、皆さんは人類があと何年で滅ぶと思いますか?
これは意外と単純な計算で予測することができます。
例えば先日生まれた私の従妹が人類でn番目に生まれた赤子だとします。
次に人類が滅ぶまでに生まれる赤子の数をN人とします。
この従妹が
過去未来をひっくるめた全人類の中で最初の何パーセントのところにいるかをXとすると、Xは
X = n / N
で(一様分布のため)求めることができます。
ここで、私の従妹が生まれた区間を99%の精度で推測すると、Xは1%から100%の間となります。
つまり、この従妹は人類の総人口の1%目から、ひょっとすると人類最後の赤子(ありえない話ではありますが)となるといえます。
このグラフの全体が人類発生から人類滅亡までの総人口とすると、99%の確率で私の従妹は赤色のどこかで生まれているというわけです。
ここから各変数の相関を表すと
n / N > 1%
N < 100n
これより、人類滅亡までに生まれてくる赤子の数が推測でき、人類のこれまでの出生数はおよそ1,000億人で、これがnに当たるわけですから、
1,000 x 100 = 100,000 (億)
より、100,000億人が人類が始まってから終わるまでの最大出生数と推測できます。
また、古来より人類の人口は急激に増加する傾向にあり、
年間で生まれている子供の数は年々増加傾向にあり(現在は緩やかですが)、約1億3200万人とされているので、
(100,000 - 1,000) / 1.32 = 75,000
ということで人類は約7万5000年後に滅ぶと計算できるわけです。
皆さんの予想は当たりましたでしょうか。
成績に伸び悩んでいる生徒様に何を意識して欲しいかというと、このおおよその
予測をする楽しさです。
例えば神奈川の県立入試まであと75日ですが、本日過去問を解いて各教科40点だったとします。
目標点が70点だったとするとあと30点も上げなければなりません。
土台無謀な計画に見えますが、各教科30点あげるとすると合計150点を75日間で上げるとすると一日1点あげる努力をすればよいわけです。
数学だと問題の解法を一つ新しく覚えるだけで推定0.2点の期待値があるので10の解法をマスターする勉強を毎日進めていければ全教科30点アップも夢ではないわけです。
ただし生徒個人でこの予測を全教科行うのも難しい話ではあります。
そこで、塾の講師を利用してください。
講師には各教科知識の蓄積があります。カリキュラムの作成も随時承っております。
生徒のあなたがするべきことは、講師に『
成績上げるにはどうすればいい?』と聞くだけです。
簡単ですね。