2024.03.11
戸田駅前教室です。
今月末に控えた英検ですが、進捗は最悪です。
英単語はなんとかなりそうですが熟語が覚えられません。
最近はひたすら英熟語アプリとにらめっこする日々が続いています。
生徒からも「英検受かった!」という声が上がっていますから、僕もこの流れを壊さずに合格をもぎ取らなきゃですね...!
さて、今回は以前お伝えした2種類の予習のうち、「学校内容の理解度を上げるための予習」についてお話をしていきます。
学校の勉強で苦戦している、置いていかれそうになっている、という人は是非参考にしてください!
予習の目的
これは苦手科目を克服したい、理解するまでに時間がかかるというタイプの人が行うべき予習です。
前提として、学校の授業は未知の内容(新しい内容)をどんどん進んでいきます。
そしてそれを一度で理解できる人というのはそう多くありません。
というのも人間は忘れる生き物...一回で覚えるのは中々難しいですよね
理科や社会は新しい用語がポンポン出てくるわけですから、それらを一度で覚えられたら苦労しないわけです。
それに数学や英語だって新しい計算方法・文法が出てきますから、ルールを理解するのに時間を要するでしょう。
初めて扱う単元の授業というものは、いわば全く舗装されていない砂利道と同じなのです。
そして一度躓けばそのまま置いてかれていく...そのまま勉強が苦手になっていく...
という負のスパイラルの完成です。
予習は整地作業
予習と言っても何をすればいいのか。
色々あるかもしれませんが、最も意識するべき部分は
自分が分からないところはどこか?
を明確にしておくことです。
先ほども言った通り授業では未知の内容がたくさん出てきます。
その為準備なしで立ち向かおうものなら、大小さまざまな障害に阻まれてまともに内容を理解することが出来ません。
ここで一番の原因は何かというと、
「いきなり意味不明なものが出てきた!」
とビックリしてしまうことなんです。
予習で大切なことはこのビックリを無くすことにあります。
つまりあらかじめ次回授業で学ぶ内容に目を通しておき、
"ここは読めばわかるな"とか、"ん?ここはちょっとよく分からなそうだな"
ということを事前に確認しておくということです。
これをしておくだけで、授業が進む際に「あ、そういえばこの後よく分からないゾーンだったな。ちゃんと説明聴くぞ」という姿勢になり、授業が分からなくなるという確率を大幅に下げることが出来ます。
極端な話、勉強は「分からないところを出来るようにする」のが一番の目的ですから、学校の授業も「分からないところの説明を集中して聴く」ということさえできれば問題ないわけです。
むしろその方が45分や60分の授業をダラダラ過ごさずにメリハリをつけて過ごすことが出来るとすら言えます。
受け身ではなく主体的な学習を
正直僕らが子供の頃に加えて今の学生が習っている内容量は多くなっています。
単元もそうですし、習得語彙数なども増えています。
その為、1から10まで学校の先生の授業で教えてもらうぞ~という姿勢では厳しくなってきたというのが現状です。
大切なのは「自分で学んでいく」という考えを持ち、
学校の授業はあくまでその理解の補佐なんだと捉えていく姿勢です。
もちろん基本的には学校の先生に教わるのですが、「授業聴いてれば他は何もしなくてもオールオッケー」という考えは危険だということです。
分からないことが増えれば増えるほど、次回の授業はより大変なものになりますし、勉強そのものが苦痛になっていきます。
そういった負のスパイラルから抜け出すためにも、少しずつ予習というものを始めてみましょう。
きっとその回の授業は今までよりもほんの少し、面白いと思えるようになります。