新中学3年生、いよいよ最終学年です。笑って卒業するためにも、受験生としての時間の使い方が大切です。
順調に勉強を進めてきた人もいれば、勉強を後回しにし続けたままになっている人もいるでしょう。「もう手遅れ」と諦めず、計画的に1年間を過ごしましょう。
「志望校に合格する」ための、1年間の過ごし方について解説します。
中学3年生になったらすぐに押さえるべきポイント
中学校になったらすぐに押さえるべきポイントは、次の2つです。
志望校を決める
目標があれば、効率的に勉強が始められます。「まだどこに行きたいか決まっていない」という人も、ちょっと高望みの学校でも良いので目標を決めてしまいましょう。
志望校の合格最低点を知る
合格最低点とは、過去に合格した生徒の中で最も低い点数のことです。塾や学校の先生であれば、過去のデータを持っています。質問すれば答えてくれるはずなので、確認してみましょう。
目標の点数を設定する
最低点✖️20%を目標点としましょう。たとえば志望校の点数が35点(50点中)なら42点を目標にします。
それでは受験直前を4つの期間に分けて、やるべき勉強を解説します。
4月〜7月まで
3年生になってすぐ〜夏休み前までは、1.2年生の復習をしましょう。総まとめの問題集を使って次のように学習を進めていきます。
3年生で習った範囲の宿題だけで終わらせず、総まとめ問題集などを使って1、2年生の復習も必ず家庭学習に取り入レましょう。
夏休み中
「夏休みを制するものは、受験を制す!」と言い切れるほど、この時期の時間の使い方次第で、周りと差をつけられます。
夏休みには次のことを行いましょう。
夏休み前におこなった問題集には、間違えたところにチェックがついているはずです。チェックがついているところを中心に、間違えなくなるまで繰り返し解きましょう。
夏休み前までに習った中3の範囲を、単元別問題集を使って復習したり、重要語句や英単語を覚えたりしましょう。受験に出る範囲は中3の学習内容も含まれますが、復習できる時間がそれほどないからです。
数学・英語に関しては、習っていない単元の「解法や文法を理解する」という予習をしておきましょう。この2教科に関しては「解法や文法を理解する」「演習で問題になれる」の2ステップが必要です。受験勉強の後半きつくならないためにも、数学と英語の予習は大切で
9月〜12月
夏休み明けから、年末までにやっておきたいことは次の2点です。
中3範囲|理科・社会の予習
夏休みで英・数の予習はやっているはずですから、残るは理科・社会です。解説と演習問題がセットになっている問題集などを使って、予習を行いましょう。解説を読む→理解する→重要語句を覚える→問題を解くという流れが良いでしょう。
志望校の過去問題を5年分解く
すべての教科(国語をのぞく)の予習までおこなっていますから、過去問題にも取り組むことができます。問題を解いたら、間違えた問題やポイントはノートにまとめるようにしましょう。
1月〜受験日
いよいよ受験日まで、2ヶ月ほどとなり受験までラストスパートです。学校がある平日と学校が休みの日、それぞれやるべき勉強を解説します。
英語は長文を1つ、そのほかの科目は分野を絞ってまんべんなく問題をとく習慣をつけましょう。
日々のルーティン学習に加えて、入試問題を実践形式で解いてみましょう。1教科だけでも良いので、静かな場所でタイマーをかけて本番だと思って行いましょう。制限時間−5分を目標にするのがおすすめです。