指定校推薦で落ちることはほぼないとはいえ、以下のような場合には落ちてしまうことがあります。
- ケース1:犯罪行為をした
- ケース2:高校を留年して卒業できなかった
- ケース3:指定校推薦のルールを理解していない
- ケース4:校則を破る
- ケース5:面接や小論文の出来が悪い
ここからは、それぞれのケースについて解説していきます。
ケース1:犯罪行為をした
指定校推薦で落ちるケースの1つ目は、犯罪行為をしてしまった場合です。高校生によく見られる犯罪行為には、以下が挙げられます。
- 万引き
- 傷害
- 飲酒
- 喫煙
- 無免許運転
- サイバー犯罪
日本では中高校生によるサイバー犯罪が増加しています。犯罪行為は取り返しがつかない行為です。気軽な気持ちでも、決してしないように高校生活を送りましょう。
ケース2:留年して卒業できなかった
指定校推薦で落ちるケースの2つ目は、高校を留年して卒業できない場合です。指定校推薦に出願する条件は「高校を卒業する(卒業見込である)こと」です。そのため、高校を留年して卒業できないことがわかった時点で、指定校推薦には落ちます。指定校推薦を利用する生徒は、高校生活をまじめに過ごして、必ず卒業しなければなりません。
ケース3:指定校推薦のルールを理解していない
指定校推薦で落ちるケースの3つ目は、指定校推薦のルールを理解していないことです。指定校推薦は「専願制」であり、指定校推薦で受験した大学以外は出願・受験できません。そのため、指定校推薦の面接で「他大学も受験します」「他大学が第一志望です」などと発言すると、落ちてしまう可能性があります。
受験前に指定校推薦のルールについて把握し、しっかり理解してから出願するようにしましょう。
ケース4:校則を破る
指定校推薦で落ちるケースの6つ目は、高校の校則を破った場合です。たとえば校則でバイトが禁止されているにも関わらずバイトをすると、指定校推薦に落ちる場合があります。他、髪色やピアスなど身だしなみに関する校則も、守るようにしてください。
ケース5:面接や小論文の出来が悪い
指定校推薦で落ちるケースの5つ目は、面接の態度があまりに悪かったり、小論文が白紙で合ったりする場合です。
- あくびをする
- 腕を組む
- 足を組む
- カジュアルすぎる格好をする
- 言葉遣いが汚い
- 敬語を使えない
個人の特性や人間性、大学進学への意欲など、学力以外の要素が確認されるのが面接です。上記のような態度を面接中に取ってしまうと、成績がどれだけ優秀でも不合格となる可能性があります。
また、白紙に近かったり、テーマとはまったく違う内容の小論文を出したりする場合も、不合格になる可能性があります。小論文とは、自分の主張を筋道立てて説明する文章のことです。論理的思考力や読解力だけではなく、国語力、教養、人間性などを総合的に測ることができるため、指定校推薦で小論文を課す大学も多くあります。指定校推薦の小論文では、テーマに沿った自分の考えをしっかりと記載しましょう。