2022.07.17
無駄を省いた学習は「時間」と「お金」を節約できる!
私は時間もお金もどちらもコストだと思っています。
例えば、急いでいかなくてはならないときに、タクシーを拾って目的地を告げる!っていうのは、お金で時間を買うっていう感覚です。
保護者の方が、多くの学習塾から当教室を選んでくれたなら、費用に見合った効果を実績として出していく使命があります。
この場合の「実績」は、生徒さんの学習成績に他なりません。また「合格実績」に他なりません。
だからこそ、授業の一つ一つにはお金がかかっているんだよ、ということを講師に研修を受けてもらうときに必ず伝えるのです。
一つ一つの授業にお金がかかっているのだから、適当な授業などできるはずがないし、させてはいけないという感覚です。
これは強い思いがあります。
以前、こんなことがありました。
この東船橋教室とは違う教室なのですが、あれはたしか8限の授業のときです。講師と生徒の笑い声が聞こえてきました。
私は、最初は良しとしたのですが、それは「世間話の中での笑い声」でした。
授業の中でのウィットに富んだユーモアが、生徒さんの笑いを誘ったのであれば、それは良しと思ったのです・・・・
しかし、耳を澄ますとそうではない。
不思議なもので、
講師が生徒に教えている授業の声は邪魔になりません。
しかし、それ以外の内容は、私にとっても他の講師にとっても生徒にとっても、自習をしている生徒にとっても「ノイズ」でしかないのです。
私はこの場合1分は我慢できますが、それ以上は無理です。
何故なら、保護者様に申し訳ない!という気持ちが先に立つからです。その現場で楽しい会話をしている生徒さんよりも、この生徒さんを通わせてくれている保護者様に対してです。
一回の授業には、お金がかかっている。
このことを強く意識してもらうのは、当然のことです。
80分間をフル活用で、生徒さんに「わかった」よりも上の「出来た!」という満足を味わってもらう、そうです。一回一回を大事にしていきたいのです。
ですから、上記のときには、私は
かなり怒髪天でしたし、その場で講師を叱りました。
もしかしたら、生徒さん側から話題を出したのかもしれません。しかしながら、講師がそれに乗って世間話を開始するようではどうしようもないわけです。
授業後、その講師は私に謝罪をしてくれて、二度とこのようなことがないようにしますと言ってくれたのが、救いでした。
教室内の授業におけるシーンは生徒や講師がつくるものではなく、
教室長の強い思いで「土台となるもの」をつくりあげていくものです。
授業一つ一つを大切にするからこそ、世間話が始まる場面は特に目につきますし、耳につくのです。
講師からすると、突然の叱責で驚くかもしれません。
ですが、その場面をのったり、ゆっくり、ダラダラと「授業終わったらちょっと注意しとくかぁ」なんて甘いことは言ってられないです。
私は全体を見る立場として、1:2の授業においては、現場で生徒さんと接している講師の役割はとても大きいと思っております。
講師がリードして、しっかりと授業コントロールが効いている授業は、聞いていても気持ちがいいものですし、生徒さんの表情を見ても満足度が違います。
講師を育成するのは教室長ですので、現場で自分の理想と少しでも離れたときには、その場で修正をしていかなければなりません。
これを「ま、いっか」とやっていたら、教室はダラダラしたものとなってしまい、なんでもありの無法地帯となります。
人が人を指導する場面においては、
会話しやすくなったとしても、世間話は休み時間のみにしてもらい、授業は真剣に進めていくようにしています。
これが心地よい緊張感に繋がってくると信じております。
対面授業においては、学習指導の中でほんの少し生徒をリラックスさせるための笑いはOKですが、それが1分を超えるのは行き過ぎですし、すぐに軌道修正してもらわないと、時間とお金の無駄と感じてしまう(これは私の性格かもしれませんが)のです。
しかし、この部分の強い気持ちは必ず講師にも伝わりますし、
突き進むことが出来るようになります。
80分間という時間とお金面のコストをかけているのであれば、相当の実質効果がその日のうちに表れなければ、無駄遣いだという認識を持ちつつ運営に携わっていきたいです。
保護者様は、80分間を監視できないです。
だから、私たちが任された以上、そこの責任はしっかりと担分ければ申し訳ない!!そんな風に思っております。