2022.07.07
褒めるという動作は、さすがにatama+を推奨していたとしても人間がやるべきです。
atama+でもコンプリートすると、「Congratulations!! 」(歓声つき)と表示され、これはこれで達成感みたいなものを一瞬感じ取れるのですが、やっぱり賞賛というのは、人から受けたほうが効果が大きいと思います。
私は「褒められることによる効能」は、どこかで見聞きしたドーパミン分泌が効果を促すという
ぐらいの知識しかありません。
しかしながら、私自身が過去受けた指導とか、何かのレクチャーとか、少年時代の思い出みたい
なものを手繰り寄せていくと、
やっぱり、褒められて自分は伸びたと記憶しているのです。
ちょっと調べたら、このようなサイトがありましたので、是非ご覧ください。
「ほめられると伸びる!」は本当だった
実際、教室の現場においても職務上、生徒さんが教室の扉を開けて入ってくるところ、
講師と少し話をしているところ、授業中の様子、授業が終わった後の様子、教室を退室
るとき、
とにかく生徒の顔を見るようにしています。
特に「退室するとき」ですね。
ここには、その日の授業のすべてが詰まっていると思っているからです。
生徒さんは、授業に満足していれば、出来たという実感がもてれば、満足が顔に表れますし、
わかりやすいです。
特に、学校での勉強になかなか追い付いていけなくなってしまった生徒さんなどは、学校の
授業においても、テスト結果が出た場合におおいても、自宅で宿題をやるときにおいても、
褒めてくれる人があまりいないのです。
誰も認めてくれないものというのは、モティベーションを維持するのはとても難しい
のではないでしょうか。
認めてくる人、賞賛、褒められた経験、
結果が出て喜んでくれた人、
そういう存在があると、
生徒さんは自然とやる気が出てきます。
そして、褒めるタイミングはいつでもリアルタイムです。
実は叱るタイミングもリアルタイムがベストです。
あとから思い出したように、あのときは~~だったね!あのときは、~~~だったよね・・・
というやり方をすると効果は半減ですし、特に叱るタイミングを間違えると効果が半減どころか
ほぼない状態になってしまう、またはものすごく萎縮させてしまうことに繋がります。
褒めるときは、基本は「小さな成功」でも褒めまくりです。
例えば、
小テストで50%ぐらいだった生徒さんが70%になっても褒めます。
宿題をやってこない子がやってきたら大褒めです。
授業に遅れがちな子が、時間前にしっかりと来ることが出来たら
褒めます。
テスト結果で、何か光るものが一つでもあれば褒めます。
ノートのとり方がうまくなっても褒めます。
挨拶がしっかりできれば、それもまた褒めます。
現場は、褒める場面に満ちている!
そのぐらいの感覚です。
あとは、授業内です。
生徒さんたちは、授業を受けに来るのですから、授業が本尊となります。授業の前後も
もちろんですが、やっぱり授業内で講師がいかに褒めてくれるかです。
授業の場で、褒められたら生徒さんははにかんだりしますが、とてもうれしい気持ちになって
いると思います。
褒められた後は、授業でもっと問題を解こうという気持ちにもなれますし、前向きに
向かうことが出来るのですね。
生徒とコミュニケーション、、、うんぬん 言いますが、
それが間違ったコミュニケーションをとっている場合は、
私たちのスタンスではありません。
一番やってはいけないことは、
「自分の自慢をすることです」
これを講師(先生)がやったら、
私は教室長としてこの上ない興ざめの気持ちにしかなりません。
厳しいかもしれませんが、
「あなたの自慢は誰も聞きたくない」というのが私の意見です。
主体は生徒さんです。