2024.10.16
『来年度は中学校の教科書が改訂されます』
こちらはいわゆるマイナーチェンジ型の改訂です。指導要領が全面実施されて、教科書全部が変わる大改訂ではありません。
とは言え、内容の一部が改訂されていきますので、注意しておきましょう。
改訂には、方針がありますのでご案内いたします。
【国語】
問題や課題の解決力を高めるための学習の手引きであるとか、思考力を高めるための語彙専用の冊子の用意などがあります。
また題材への興味を増強させるための工夫おつぃてデジタルコンテンツも用意されています。
【英語】
デジタルコンテンツ内には、教科書の例文検索や辞書機能が加わり、学習面のサポートが充実します。題材として、SDGFsなどが取り上げられるなど、内容の調整が図られています。
【数学】
身近なテーマが導入されていて、数学的な解釈や見方、考え方を学ぶための過程であるとか、表現力を重視した教科書になります。より理解を深められるように、動画などのコンテンツが多数用意されているようです。
【理科】
実験に関連した動画やアニメ、演習問題などのデジタルコンテンツが大幅に増加されていて、学びを深くする工夫が多く見られます。
デジタル版の教科書では、チャットボットを搭載するなどして、生徒の質問に答える機能も追加されているとのことでした。
【社会】
「見方・考え方」を働かせる動画や写真が多く設けられて、導入や振り返りを重視した厚生で、動画や小テストも設けられています。
社会においてもSDGsがテーマとして取り上げられています。
一言でいうと、全体的に
「デジタル重視」「コンテンツ重視」となっているのがわかります。
また、動画などを多用することで、今の若者世代の特性をつかんだ構成になっているのではないでしょうか。
ちなみに学習指導要領というのは、だいたい10年ごとに新しく改訂されます。
今の新学習指導要領が全面実施されたのが2021年ですから、2030年ぐらいでしょうか。次の大改訂ではどんな風になるのでしょうか・・・