小学校の学習で、一つ変化が出てくるのが、夏休み明けからです。
これは中学、高校も一緒なのですが、特に「算数」には気を付けましょう。それまでの計算分野から、方程式、図形と領域が拡がっていき、尚且つそれまでの知識を総動員して解くことになるからです。
夏はやっぱり復習しておいたほうがいいですね!
小学生の1:2個別指導は、60分授業です(中学受験の場合は80分)
クラブ活動や習い事があれば、曜日の調整を致します。
こういう調整がしやすいのも個別指導の良いところです。
小学校の生徒さんの場合は、たいていは保護者様との面談で授業方針などが決まってまいります。
お問合せの多く、お打合せの多くは
①算数②国語この2つです。
英語もよく会話の中で登場しますが、こちらは「相談」案件ではなく、前向きな先取り学習っぽいことが多いため、憂いの内容とは違います。
算数と国語については、保護者様から漏れるお言葉としては、
「ちょっと私もだんだんと教えられなくなって」ということです。
これは時間的な問題もあるでしょうし、伺うとちょっと内容も難しくなってきたため、そろそろ・・・塾でしっかりと教わったほうがいいかなという思いがあるようです。
そりゃそうですよね。
お母さんは、家事もやらなくてはいけない、子供の面倒も見なくてはいけない、いろいろな参加イベントもあって、お仕事もやる・・・
ホント、多忙な毎日を送られています。
内容の項目で「どのあたり」という部分で、よく出てくるワードは、
かなりの頻度で
「分数の計算」「文章問題」です。
分数は、いつも思うのですが、小学校と中学校では教える内容は分数として一緒なのですが、微妙に違います。
例えば
約分。
解答も 約分をする「前の段階で」終えられる形式です。
小学校なら 6/9 で終わってもいいのですが、9に対して6みたいな考えです。
しかし、中学では 6/9という解答で終わると、×になってしまいます。約分して、2/3と解答しなくてはいけないのですね。
それと、
帯分数や仮分数・・・これも小学校では登場しますが、中学ではその言葉さえも出てこなくなって、下手したら、「帯分数」って何だっけ?ということもありますし、
仮分数・・・これの読み方も知らない子は多いです。(※かぶんすう)
算数という考え方と、数学という考え方、学問としての算数と数学のコンセプトが異なるからですかね。
そして文章題。
算数の計算は出来るけれど、文章題になると出来なくなってしまうというお悩みをもった保護者様は、ものすごく多いです。
文章題・・・すなわち、「思考力、判断力、表現力」を問う問題というくくりです。
これは、まず
文章に書かれている言葉の意味がわからないというケースも多くみられることから、やはり基礎と標準的問題を学習した後の応用問題への取り組みも必要なのだと再認識させられます。
子供たちにとって、見たこともない問題、どう取り組んだらいいのかがわからない問題。それが文章題になるのでしょうか。
文章題を紐解いていくのに、有効なのは、
日本語で書かれた文章を一緒に読みながら、どの部分を数式にして、どうやってイコールをつけたらいいのかを学んでいくことです。
わからない数字を□や〇で置いたり、Xやyといった文字で置く考え方は、小学校の算数から始まって、高校、大学までずっと続きます。
最初につまずいてしまうと、なかなか大変なのです。
ですから、算数嫌いにならないように、早めに対処していくことがいいのです。