早いもので3月も終わり、いよいよ新学年になろうとしています。
そこで、当教室では新中2、新中3の生徒を対象に英作文コンテストなるものを実施中です。
これは前学年で学習した英文法を含んだ40の文を覚えてゴールデンウィーク明けにテストするというものです。
英語が得意な生徒もいれば苦手な生徒もいますが、事前に出題する問題と解答は提示していますので、頑張り次第できちんと得点できるものではあります。学年の合間の余裕のある時期に集中して練習して、こういった機会を英語をできるようなきっかけにしてもらったり、高得点を取って自信をつけてもらえればと思っています。
人によっては満点が目標であったり、半分が目標でもあったりすると思います。大切なのは、これまでよりも違う取り組みをすることであったり、目標に向けてどのように取り組めばよいのか、ということを考えて実行することだと思います。それが「点数」という形で結果として出ればなおよいですし、仮に思うようにいかなくても、次はどうすればよいか、ということを考えて、その後の学習にいかしてもらえればと思っています。
今回の課題を通して、人それぞれの何かが得られれば良いと考えております。
綾瀬市の個別指導塾
城南コベッツ 綾瀬中央教室
皆さんは英単語をどのように覚えますか?
特に英語を習い始めたばかりのころは、同じ単語を10回書く、というような漢字の練習のように覚えるという人も少なくないと思います。
ですが、そもそも英語は読み方とつづり方に本来関連がありますので、実は読み方を覚えてしまえば、ある程度単語は書けるようになります。
とはいえ、英文法と同じで、理論先行で学習してもできるようになりにくいということは当然ありますので、ある程度始めは書いて練習することも大切です。当然アルファベットを書くことに慣れていなければ、単語をたくさん書く練習は有効です。
ですが、ある程度基本単語が入ってきた段階で、その単語のつづりがどうしてそのようなものになっているか、ということを覚えていくと、だんだんと書く練習は少なくなってきます。
これが、「フォニックス」と呼ばれる、英語のつづりと発音を関連付けたルールのことで、このルールに慣れてくると、単語を覚える時間が格段に減っていきます。
小中学生の英語学習は英単語や英文を書くことが多いので(高校生の英語学習は英語を見て意味を考えることが多くなります)、ぜひ覚えておきたいものです。
たとえば、dictionary(辞書)を考えます。この単語は「ディクショナリィ」と発音しますが、
ディ「di」ク「c」ショ「tio」ナ「na」リィ「ry」
となり、それぞれ発音にアルファベットをあてていく形になります。
これを、単なる文字の羅列を覚える作業のようにしてしまうので単語が覚えられないという子が少なくありません。
ですが、このようなケースでも上記のように練習してみると、tionのところだけやや難しいですが、あとは比較的簡単に覚えらえる場合が多いです。
さて、ここで、タイトルにある「サイレントe」に話を移しましょう。
これもフォニックスのルールの一つなのですが、英単語の中にはこのルールで出てきている単語が非常に多くあり、これを知っていると、より多くの単語を覚えやすくなります。
フォニックスの基本的なルール、アルファベット単独の音で「like」を考えると「リケ」となってしまいますが、これは当然「ライク」なわけです。
これがなぜそうなるかですが、これは語尾の「e」が関係しています。
語尾のeは通常「エ」と発音するはずが、「ライク」と発音すると
このeは発音されないことになります。これを「サイレントe(silent-e)」と言います。
(マジックeということもあるそうです)
このサイレントeがあるとその前にある母音がアルファベット読み(長母音)になるというルールが英単語にはあります。
ですから、likeの場合、サイレントeの影響で、iが「イ」でなく「アイ」と発音され、lの「ル」の音とつながって、「ル・アイ」→「ライ」となっています。
このようなものを含む単語は中1でもたくさん習います。
たとえば、
nice「ナイス」、make「メイク」、lake「レイク」、ride「ライドゥ」、take「テイク」、
face「フェイス」、cute「キュートゥ」、joke「ジョウク」、write「ライトゥ」
などなど、比較的初期に習う単語でもこのルールがいきていますので、こういったことを意識しておけば、今後単語暗記も楽になるはずです。
なお、このサイレントeはすべての単語に言えるものではありません。あくまで原則ということで、例外もたくさんあります。haveやcomeがそれにあたります。とはいえ、比較的多くの単語にあてはまりますので、覚えておけば便利なことは間違えないでしょう。
ちなみに、このサイレントeを含む単語ですが、語尾のeが取れると、その前の母音は「ア、イ、ウ、エ、オ」読み(短母音)に戻ります。すべての単語でeを取ったものが、存在するわけではないですが、たとえば、上記の単語であれば、
ride「ライド」→rid「リッドゥ」(除く)
cute「キュートゥ」→cut「カットゥ」(切る)
write「ライト」→writ「リットゥ」(令状)
などは、eを取っただけで、別の意味の単語になります。。
なお、これらのルールは動詞のingのつけ方にも影響しています。
sitにingをつけるとsittingのようにtを重ねるのですが、
これは重ねないでsitingとしてしまうと、「サイティング」のように発音してしまうからです。sitingのもとの形はsiteですので、iがアルファベット読みになってしまいます。
sittingではtを重ねることでiを「イ」と読むようにしています。
※siting「用地決め」
本当に10倍楽になるかはわかりませんが、10回書かなくて済むと考えると、10倍楽になるといえるかもしれませんね。
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先月末の学年末テストにおける、2学期期末テストと比較した点数アップの例をご紹介します。
中1 英語 +11点
中1 英語 +9点
中1 英語 +10点
中1 数学 +10点
中1 国語 +21点
中1 理科 +17点
中1 社会 +10点
中2 英語 +10点
中2 英語 +11点
中2 英語 +29点
中2 数学 +27点
中2 数学 +14点
中2 数学 +18点
中2 数学 +19点
中2 数学 +8点
中2 国語 +21点
中2 理科 +5点
中2 理科 +11点
中2 理科 +18点
中2 理科 +18点
中2 理科 +12点
中2 理科 +15点
中2 社会 +14点
中2 社会 +18点
中2 社会 +10点
中2 社会 +6点
中2 社会 +12点
他
当教室では通常授業のほか、テスト前にはテスト対策勉強会を実施し、学校のワークの演習や、頻出問題の演習を行うなどして、テストに臨んでもらっています。
お子さまの学習でお困りの点がございましたらご遠慮なくご相談ください。
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第6問になります。2021年はこの回で最後となります。
【第6問A】
長文1つと、それをまとめた表に関する問題です。
問1・問2
表の中のeffects(影響)で、「short-term」「long-term」で考えられるものを選ぶ問題です。
本文中では「short-term」を「for a short time」、「long-term」を「last a lifetime」と言い換えています。「term」は「期間」にあたりますが、他にも言い換えがなされています。正解の選択肢「unclear vision」、「sleep disorder」はそれぞれ本文中で「unable to (walk or) see clearly」、「have trouble (concentrating or) sleeping」となっています。比較的易しい言い換えですが、前半の問題よりは言い換えが多いですので、こうした形式に慣れておく必要があります。
問3
NHLが安全策として何を取り入れているか、という問題です。「introduce concussion spotters」という表現は本文にそのまま書いてあります。その目的を探すだけですので、狭い範囲で本文から答えを探すことになります。正解の選択肢は「脳震とうの兆候がある選手を特定するため」なのですが、本文では「脳震とうにかかっていると思った選手がいれば、...」となっています。単語が「concussion」以外、違う単語で選択肢が作られているので、きちんと意味を取りながら答えなければいけません。なお、選択肢1に「allow players to retrun~」というものがあり、本文にも「allow to return」があります。この選択肢はこれによる誤答をさせるためのものと思われます。
なお、難しい長文になると、同じ表現を使っているものは不正解というケースも多いですので、余力があれば不正解の選択肢の分析もしてみるとよいでしょう。
問4
表の最後のまとめの部分の空欄を答える問題です。最終段落から判断する問題と予想されますが、まさにその通りですので、比較的単純に答えられます。4つの選択肢はいずれも、本文と違う表現になっていますのが、ここでこの問題は「implement(ing)」という単語を知っているかがカギになったと思われます。他の選択肢は比較的易しい語彙で書かれていますが、このimplementを知らない場合には推測でこたえることになったかもしれません。この単語の後にnew rules and guidelinesとあり、本文には「take further measures to ensure player safety」とあるので、ここから十分に推測はできますが、implementがひっかけになっているかもしれないというように考えてしまうと、深読みして間違えるケースも考えられます。
結局implementは「実行する」という動詞なので、当然この選択肢「been implementing new rules and guidelines」が正解ということになります。
第6問Aは単語のレベルが少し高いですが、問題の手がかりを探すのには時間がかからない問題でしたので、短時間で抜けられる問題でした。
■重要単語・熟語・文法
●concussion「脳震とう」
やや高度な単語ですが、そのあとすぐに本文中に言葉の説明がなされていますので、問題なく解けるようにはなっています。ただ、英語が苦手な人の場合、単語だけ追ってそのことに気が付かないケースがあります。長文問題ではこうした専門用語が出てくると、そのあとに説明が書いてあることがある、という認識でいると読みやすくなるでしょう。
ちなみに、「脳震とう」と似ているもので、「脳卒中」というものがありますが、これは「stroke」と言います。「打撃」という意味で知っている人も多いと思いますが、脳卒中で打撃という単語を使うのは一説には「神による打撃」と考えられたから、というものがあります。
●affect「影響する」、effect「影響」
どちらも似ている単語ですが、動詞と名詞で文頭の文字が違います。非常に使い方を間違えやすいですが、間違えやすいからこそ、出題頻度は高いですので、しっかりと区別しておきましょう。
●last「続く」
「この前の」という意味は中学生レベルですが、動詞の意味があるということは有名です。単語学習で複数の意味を覚えるのは大変なことですが、ある程度語彙力がついてきたら、しっかりと他の意味を調べたり、派生語を覚えていくようにしていきましょう。
●fine「罰金」「罰金を科す」
こちらも上記同様、標準単語の別の意味です。本文中では名詞として、選択肢では動詞として登場しています。
●implement「実行する」
解説でも触れた単語ですが、ここではこの単語の品詞に触れます。多くの場合「ment」ととあると名詞になります。achievementやjudgementのようなものですが、ただ、このimplementは名詞の意味もありますが、ここでは動詞ですので注意が必要です。実際に選択肢では、(has) been implementingとなっていたので、動詞であることには気づけると思います。動詞で使われるケースの方をよく見かける印象です。
【第6問B】
甘味料(sweeteners)に関する問題です。難しい言葉が続きますが、その多くは固有名詞ですので、あわてず解きたい問題です。
問1
甘味料の世界が何によって変えられたか、という問題です。sweetenersが何を意味するかは読んでいくことだんだんわかりますが、sweetという単語が含まれていること、その後にsugarなどが出てくることからだんだん推測できていきます。
ここでは設問にあるchange the world of sweetenersという表現が本文にもあるので、その周辺から答えられます。この段落に、developd a wide variety of ~とあるところから、選択肢3を選びます。
問2
本文中に出てくるいくつかの物質の甘さを比較する問題です。砂糖を基準に何倍甘い、という表現がなされていますので、これを順番に並べます。表では「Advantame」が一番甘いとされており、これは本文に砂糖の20,000倍甘いとあります。「sucralose」のみ、「stevia」の2倍とありますが、その「stevia」は砂糖の300倍、「aspartame」と「Ace-K」は砂糖の200倍とあります。「HCFS」のみ本文前半に砂糖の1.2倍とあるので、選択肢3が正解です。
比較的集中した箇所に手掛かりがありますので、固有名詞のむずかしさに惑わされず、しっかり読み切りましょう。
問3
内容一致問題ですので、一つ一つ確認する必要がありますが、この問題は先に選択肢を見ておけば比べながら解くことができますので、大問を解く前にこの選択肢を見ておけたかがカギとなります。不正解の選択肢の中には記載されていないもの、言い切れないものがあるので、そこにとらわれる過ぎると時間がかかります。正解の選択肢をきちんと見つけて、必要以上に時間をかけずに抜け切りたいところです。
ここでの正解の選択肢は3と5です。3については、stebvia comes from plant leaves とあるので見つけやすいかと思います。5については、選択肢の単語digestの意味がカギになります。「消化する」という意味ですが、本文中に「move through the body extremely slowly」とあり、選択肢ではnot digest quicklyとありますので、これが正解です。
問4
作者の意見を選ぶ問題です。最終段落が作者の意見の段落になっているので、ここから読み取るというようにまず考えしょう。難しい長文であれば違うところにかいてあるというケースはありますが、この文全体は基本説明文ですので、再び本文を確認するのであれば最後の段落を見て、まずは判断というのは問題ありません。
ここでは、一番最後の文をいいかえた選択肢4が正解です。
■重要単語・熟語・文法
●abundant「豊富な」
単語の意味も重要ですが、大切なのは、長文では難しい問題になると、低い学年で習った単語を使わず、難しい単語で言い換えます。中学校で習った単語をどのように言い換えるのか、という視点で単語学習を進めましょう。例えば、「buy」は「purchase」ですが、日本語でも「買う」を「購入する」というと固い表現になります。こうした言い換えが英語にもあるという認識が大切です。
ちなみに、in abundanceも同様の意味です。同じ単語を使わず派生語を使うという言い換えもありますので、覚えておきましょう。
●arttificial「人口の」
「AI」というと「人工知能」と知っている人は多いと思います。このAIは「artificial intelligence」の略です。こうした時事的な表現・単語はしっかりと覚えておきましょう。
●alternative「代わりの」
こちらも環境問題を扱う問題では頻出単語です。alternativeは化石燃料「fossil fuels」の代わりに代替エネルギー源「alternative energy source」を、というような文でよく使われますので、覚えておきましょう。
●those who「~する人々」
thoseのような指示語は何を指すかをかならず意識して読みたいところですが、この場合は、決まり文句で「~する人々」で、この場合のwhoは関係代名詞です。
●nonetheless「それにもかかわらず」
以前にも紹介したtherefore同様、接続「副詞」です。howeverもそうですが、難度の高い分になるとこうした言葉がよく使われます。ライティングでこうした単語を使えると文全体が引き締まりますので、ライティングが出題される学校を受ける場合は、これらの単語の使い方に注意が必要です。
●suggest that S V「SがVするのを提案する」
訳はそのままとるだけですが、ここで大事なのは、Vが動詞の原形を取ることです。
問4の選択肢に登場しています。ここではSがpeopleなので、動詞が原形になっていますが、次の文をみてください。
I suggested that he donate money to the company.
「私は、彼にその会社にお金を寄付するのを提案した」
ここではdonateが過去形になったり、三単元のsはつかずに、原形となります。
この用法は仮定法現在といい、動詞がsuggestやproposeなどの動詞の時におこります。
イギリス英語では、heのあとにshouldを入れることがあるので、入試ではどちらも正解になることがあるようですが、正誤問題などで問われることがあるので、どちらの用法もおさえておきましょう。
前回の英語に続き、数学になります。
■問1
例年通りの計算問題です。数年前にマークシートになった際に、記号で正しい答えを選ぶ問題になりましたが、今年も同様です。出題された計算問題も例年通りで、
ア:正負の数の計算(整数同士)
イ:正負の数の計算(分数)
ウ:文字式の計算
エ:平方根の計算
オ:式の展開
となっていました。
基本的には標準問題ですが、1問3点ですので、ここで15点取れることになります。
入試本番では1問も落とさないようにしたいところです。
■問2
小問集合です。例年通り5問の出題で、ア~ウが比較的毎年頻出の問題になります。
今年は、
ア:連立方程式
イ:二次方程式
ウ:二次関数の変域
でした。二次関数の小問は変化の割合の問題の方が出題回数は多いのですが、今年は変域でした。変化の割合か変域の問題のいずれかが毎年出題されています。
エはやや標準的な文章題で、中1の1次方程式の文章題になっていました。(連立方程式でも解けます)
オは近年式の値の問題が多く出題されており、今年も同様でした。与式を変形して解くと解きやすい問題です。
1問4点ですべて正解すると20点となります。この問2も比較的標準問題ですが、エの文章題は苦手とする人は多く、他の小問のように出題される問題が決まっているわけではないので、ある程度の対策は必要でしょう。70点以上目指している場合は全問正解しておかないと、いけない箇所になります。
■問3
数年前から証明問題が問3の小問に移りました。それに合わせて、証明問題が穴埋めになり、今年もその形でした。アの2が角度問題となっており、ここまでの他の問題に比べれば難度が高い問題でした。条件をしっかり整理し、等しい角度をしっかり記入していくことで求めることができます。
イは資料の整理の問題は、説明を読んで、正しいグラフを選ぶ問題です。割合の計算を必要としているためやや時間がかかりますが、きちんと処理していけば難度は高い問題ではありません。
ウとエが円の問題で難度の高かった問題になります。ウが角度問題、エが三角形の面積を求める問題でした。エは補助線を必要とするため、時間のない中途中であきらめてそのあとの問題に進んだ生徒は多くいたと思います。80点以上を目指していた人はここの2問を解くことができたかどうかで結果が分かれる問題になったと思われます。
■問4
毎年必ず出題される2次関数の問題です。アとイは例年通り比例定数を求める問題と直線の式を求める問題でした。
イは答えが分数になる問題ですが、座標が整数になる問題ですので、易しい問題と言えます。
ウは面積比を求める問題で、図形の性質(高さの等しい三角形の面積比)を使うとやや計算を短縮できます。複雑な計算を要しない上、比較的何をすべきかがわかりやすい問題なので、問3の円の問題よりは正解率は高いかもしれません。難関校合格のためには正解しないといけない問題ではあります。
問4だけで考えれば、例年よりやや易しかった印象です。
■問5
こちらも例年通りの出題で確率の問題でした。2つのサイコロの問題ですので、時間をかけてでも確実解けると大きな得点(10点)となります。ただし、例年はアが選択問題でイが自分で答えを求める問題でしたが、今年はどちらも自分で答えを求める問題でした。
■問6
空間図形の問題です。それ自体は例年通りですが、今年はやや難しくなった印象です。
アは例年中1の知識で解ける問題で、イが三平方の定理などを使う問題でしたが、今年はアから三平方の定理を必要とする問題でしたので、数学が苦手な生徒はアから苦戦したかもしれません。
イは三角形の面積を求める問題ですが、3辺の長さを自分で調べ、、二等辺三角形であることを発見したうえで面積を求める問題なうえに、途中の計算も分数を必要とするため、苦戦した生徒は多くいたかもしれません。
ウの問題は最短距離の問題で、展開図を書くところまではできた生徒が多かったと思いますが、実際にその長さを求めるためには補助線や相似を利用する問題になっていたので、非常に難度は高かったと思います。
問4のエと問6のウが今年は全体の正解率が非常に低くなるのではないかと思われます。
全体を通して言えるのは、
●基本問題が一定数出題されたので、極端に点数が低くはなりにくい
●難度の高い問題が数問出題されたので、高得点も取りにくい
ということですが、最近の神奈川県の数学はこういった傾向が続いてはいますので、ある程度それに備えて入試を迎えられた人は多かったと思います。
全体の難易度はやや上がったということが言えると思います。
■今後の対策
神奈川県の数学は上記のような傾向になっているため、まず基本的な計算力を身につけ、毎年頻出の問題の対策は徹底的に行うことが大切です。神奈川県の公立入試は数学が一番傾向がはっきりしているので、数学で得点を稼ぐというスタンスになると思います。
一方で、ここのところ、これまでに出題されたことのないような問題が出たり、非常に難度の高い問題が出題されることも増えています。80点以上を狙っていくためにはこれらの対策も必要です。幅広く対策が必要になりはしますが、ある程度想定される程度の難度の問題でもあるので、様々な考え方を身につけていきましょう。