城南コベッツ綾瀬中央教室

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2022.05.19

英検2級対策、最後はリスニング対策です。

※他のパートの対策をご覧になっていない方はこちらからどうぞ。
英検2級勉強法 1.短文空所補充(単語・熟語・文法)
英検2級勉強法 2.長文対策(空所補充・内容一致)
英検2級勉強法 3.ライティング対策


2級のリスニングは、筆記試験の後に行われます。
約25分のテストで、音声は1回のみ流れます。
第1部、第2部と2部構成となっており、第1部は会話の内容一致選択、第2部は文の内容一致選択で、1人の人があるテーマについて話しているものとなっています。

難易度としては極端に高いものではないので、さほど対策をせずに点が取れるという人も少なくありませんが、1回読みのために難しく感じる人もまた少なくありません。

では、問題の解き方や対策の仕方を見ていきましょう。

1. 先読みの練習をする

英検は全級とも、解答の選択肢は印刷されていますが、設問は印刷されていません。ですが、選択肢を事前にみておくことでおおよそのポイントがわかるため、音声が流れる前に選択肢を見ておくとかなり楽になります。ですが、設問と設問の間は10秒なので、この間に先にみるという素早さが求められます。慣れないうちは練習が必要ですので、実際にリスニング問題を使って選択肢を早く見る練習をしましょう。

ただし、ここで重要なのは選択肢すべてを正確に訳す必要はないということです。聞き取るポイントがわかればいいので、重要なところを見ておくということで十分です。選択肢を比べると、共通している部分があることがありますので、そのあとのそれぞれの違いに注目することになります。また、共通するものがないようなものでも、選択肢のはじめの数語を見比べることでおおよその質問が予想できます。こうしたことを瞬時の間にしながら進めてくことになります。

基本的な先読みのタイミングですが、まず、第1部が始まる際にちょっとした説明が流れます。この時ここを聞くのでなく、1問目、2問目の先読みをしましょう。1問目だけでも大丈夫ですが、この後先読みがだんだんできにくくなるので、ここで少し多めに見ておくと後が楽になります。

その後1問目の音声が流れた後、解答をすぐに行い、次の問題の選択肢の先読みを行います。
音声を聞きながら字を見て答えることができるならそれが理想ですが、これは難易度が高いので、音声はしっかり聞くというのがよいと思います。ですので、音声を聞き終わってなるべく早めに答えて次の問題の選択肢を見るという流れになります。

解答する時間が長くなるほど次の問題の選択肢を見る時間が無くなりますので、だんだん、後半になると先読みをする余裕がなくなることがあります。この場合あまり先読みに一生懸命になる必要はありません。あわてることで音声を聞き逃すということにつながりがちですので気を付けたいところです。この辺りは実際に過去問等で練習して、感覚をつかむのがよいでしょう。

ここで、ちょっとした小技を紹介します。英検を受けたことがある人ならわかるのですが、英検は筆記試験が終わった後、リスニングが始まるまでに数分の時間ができます。
この時試験官からは、リスニングのページを開いて待つように、という指示がでます。この時、リスニングの他のページを見てもよいのかは正直不明ですが、少なくともリスニングのはじめのページに数問選択肢が印刷されていますので、この時間はここを見ておくと、そのあとだいぶ楽になります。2級では通常4問分がはじめのページにのっていますので、ここをしっかり見ておくとそのあとの先読みも楽になります。


2. シャドウイング、オーバーラッピングなどで音読をしっかり。

リスニングで点が取りにくい人はしっかりと対策をする必要があります。リスニング力を上げるのには近道はなく、地道に努力を重ねる必要があります。この時行う必要があるのが、
「シャドウイング」「オーバーラッピング」と呼ばれるものです。
シャドウイングは、音声を聞きながら、スクリプト(音声原稿)を見ずに、聞いた音声をすぐに自分でも言っていくものです。どんどん追いかける形で、影のようについていく、というのが名前の由来です。
オーバーラッピングはスクリプトを見ながら、音声に合わせて一緒に読んでいくものです。
これらを一つ一つ行っていくことでリスニング力をが少しずつ上がっていきます。

ここで重要なのは、リスニングは、自分で発音したことがないものは聞き取れないということです。ですからリスニング力を上げるために、ただひたすら聞く、というのは実は効果がなく、きちんと自分でも発音するという練習が不可欠です。

さらに、スクリプトでは、自分の聞き取れない原因も確認しましょう。単語と単語がつながることで自分の想像する音と違うものになっていたり、アメリカ発音などにみられる、tの音が弱くなる現象などがありますので、どの部分がどう発音されているかなどの確認もしていきましょう。


3. リーディングのスピードを上げる

ここでいう、スピードというのは、読む速さというよりは、英文を見てすぐに内容を理解するスピードのことです。2級のリスニングは1回しか音声が流れませんので、1回聞いてすぐに理解する必要がありますが、目で見て1回で理解できないものは聞いても1回で理解できません。したがって、1回読みになれないという場合は、まず文章を目で見たときに、1回で理解できるようにする練習をしましょう。

また、上記のように先読みをしていくためには、選択肢を見てすぐに判断できるようにする必要があります。

読むスピードを上げる練習はリーディングの語彙・文法のパートの問題を使うのがおすすめです。この部分を1回読んですぐ意味が取れるように、という練習をしていくと自然と読むのも早くなっていきます。

リスニングの力を上げるためには、リーディング力も必要ということを覚えておくとよいでしょう。


(番外編)試験本番の座席について

何気に大事なのが、試験本番での座席についてです。本会場の場合、実は座席は自由なので、自分にとっていい位置でテストを受けるのも、こうした資格試験の攻略の重要な要素です。通常英検では、教室の一番前にスピーカーがあるので、リスニングテストを意識してだいたい真ん中の列や前の方から席が埋まる傾向にあります。できるだけ前がいいのか、ほどほどの位置がいいのかは個人差があると思いますが、いい席に座るなら英検は受付開始時間よりも前に行って待っているくらいがよいでしょう。

2022.05.11

4月末、神奈川県教育委員会より令和5年の公立高校入試の日程について発表がありました。
  • 募集期間:125日(水)~21日(水)
  • 志願変更期間:26日(月)~8日(水)
  • 学力検査:214日(火)
  • 面接および特色検査:214日(火)、15日(水)および16(木)
  • 追検査:222日(水)
  • 合格発表:228日(火)

※新型コロナウィルスの感染者または濃厚接触者の認定により学力検査を受検できなかった場合、3/9(木)に追加受験ができます。(発表日:3/15



特に大きな変更はなく、ほぼ例年通りです。合格発表が最近2年は3/1でしたが、次回の入試では2月中に戻りました。

詳細は教育委員会のホームページにてご確認ください。

2022.05.10

英検2級対策の第3回、ライティングの対策、練習の仕方をご紹介します。

※過去の記事をご覧になっていない方は以下のリンクからどうぞ。
英検2級勉強法 1.短文空所補充(単語・熟語・文法)
英検2級勉強法 2.長文対策(空所補充・内容一致)


2級のライティングは、3級や2級よりもやや社会性のあるものが問われます。
語数は80語~100語です。準2級までのライティングではそこまで苦労しなかった人でもやや書きづらい内容や長さになってくると思います。

では具体的に対策の仕方を見ていきましょう。


1. 型を覚える。

英検2級のライティングでも3級や準2級などのように、ある程度の型にはめながら書くことができますので、初めての人はまずそれを覚えましょう。

基本的な形としては以下のようなものが考えられます。

たとえば、あるお題に対してyesの趣旨で書くとすると、
I think (尋ねられていること)
I have two reasons.

First, (一つ目の理由)
(そう思う理由や具体例)

Second,(2つ目の理由)
(そう思う理由や具体例)

For these reasons, I think (尋ねられていること)

おおよそこのような具合です。各段落ごとに補足をしておきます。

・1段落目
英検は主に、●●と思うか、というお題と、賛成か、反対か、というお題が出てきます。
いずれにしても、まずはじめにその意見に賛成か反対かを書きましょう。
 
ここで、注意したいのは、Noの場合に、「I think ・・・ do not (is not)~」
とはせずに、I do not think ・・・is ~のように、notは主節に持ってくる方がよいので気を付けましょう。
なお、do notをdon't としないほうがいいのですが、これは字数をかせぐということでなく、短縮形は通常は口語調なので、書くときはdo notと短縮形を使わないほうがよいからです。3級や準2級は日常生活のことを問われているので、気にはなりませんが、2級くらいからはこういった点にも配慮できると「見た目」的にも締まってくると思います。

・2段落目、3段落目
基本的には、それぞれの段落で、まずは理由を書き、その詳細や具体例を一つ入れるというイメージです。2級のライティングのテーマであれば、理由を一つ書くにしても1文に10~15語程度になるので、理由1つ、詳細1つで20~30語です。2つ段落を作るのでここで40~60語ということになりますから、全体的な語数はこれで十分です。

・4段落目
ここで結論を語ることになりますが、最後に締める際に、1段落目で使った表現と同じ表現を使ってもよいですが、多少表現を変えると、「語彙」の観点でポイントが高くなります。


なお、お決まりの言葉は多少のアレンジがききます。

・I have two reasons. → There are two reasons for this.
・First → Firstly, The first reason is that ~
・Second → Also, The another reason is that ~
・For these reasons → All things considered、For the reasons mentioned above

この辺りは好みの問題にもなりますので、上手に使い分けるとよいと思います。


2. YesかNo両面で考えて書きやすい方でかく。

2級の場合、どの視点で書くのかというヒントが載っていますので、どちらでも理由自体は2つ浮かぶことは多いですが、自分の知っている文法や語彙を踏まえると、理由が2つ書けないということが考えられます。注意したいのは、本当の自分の意見を書かずに、あくまで自分の書けるほうの意見で書くということです。

3. 時間を決めてその時間内で書く練習をする

ライティングにかける時間はおよそ20分~25分かと思います。リーディングと一緒に行いますので、30分以上かけるなどのこともできますが、この辺りは長文をどのくらいの時間でとききれるかにかかってきます。

いずれにしても、きちんと時間内にかけるように練習をしておくことは大切です。アイディアを整理する時間もありますので、意外と書く時間が短くなることがあります。事前に練習して臨むことが大切です。

そしてライティングを何分で仕上げられるかでリーディングにかけられる時間もわかります。自分に最適な時間を見つけるようにしましょう。

4. 正しい文法を意識して書く

2級の採点項目には「文法」という項目がります。これは、文法の正確さやアレンジが問われます。ここでいうアレンジというのは、関係代名詞を使った、仮定法を使った、分詞構文を使った、名詞構文を使った、などのことで、単調にならないようにするという工夫が必要ということなのですが、これらを意識するあまり、誤った文法を使うと減点となってしまいますので、まずは正しい文法で書くことを意識しましょう。2級とはいえ、極端に高度な文法を使わなくても高得点がでますので、まずは言いたいことを正しい表現で言えるように練習しましょう。

5. 解答例をまねする

ライティングが苦手な人は、まず解答例を読んだり、解答例の和訳をみて英訳するなどの練習をしてみましょう。そうすることでライティングでよく使われる表現があることに気が付くと思います。それを今度は自分の文章の中に入れてみて実際に使えるように練習すると効果的です。


ライティングは筆記試験の中では一番対策しづらいものかと思います。ですが、ライティングで88%などの得点がとれると、リーディングやリスニングのいずれかが5割程度になってしまっても挽回できるので、実はライティングの対策が合格の秘訣となっているといっても過言ではありません。始めは難しく感じるかもしれませんが、ある程度練習すれば2級のライティングであれば比較的短期で書けるようになりますので、頑張ってみてください。



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2022.04.27

英検2級対策の2回目、長文の対策になります。

※短文空所補充のパートの対策をご覧になっていない方は以下のリンクからどうぞ。
 英検2級勉強法 1.短文空所補充(単語・熟語・文法)

2級の長文問題は、空所補充問題が6問、内容一致選択問題が12問出題されます。
内容一致問題はメールの問題と、説明文の問題に分かれます。
空所補充問題はおよそ260語程度、内容一致問題は、メールの問題が240語程度、説明文の問題は360語程度の長さとなっています。

語彙の点では、短文空所補充に出てくる語彙よりも易しいものが多く使われていますし、文法面でも、高1までの英文法が「しっかり」おさえられていれば、読み切れるものになっています。短文空所補充で点が取りづらくても、この長文で18問中15問取るというのは現実的な数値にはなると思いますので、むしろ長文を得点源にするという人は少なくありません。

では具体的な対策を見ていきます。


1. 時間配分を決めましょう。


 英検は低い級では時間が足りないということは少ないのですが、2級くらいになると時間がギリギリまたは足りなく感じる人が出てきます。これは長文自体のむずかしさもありますが、ライティングに多少時間を取られるケースもあるからかと思われます。ですので、短文空所補充のパートも含め、時間配分をしっかり決めたうえで、その時間で解く練習をしたほうがよいでしょう。

標準的な時間配分は以下のようになると思います。筆記試験は85分です。

1.短文空所補充 12分
 20問出題されますので、1問30秒で解いて多少時間が残るイメージです。やや考えてしまう問題が多少あっても12分程度で解けるようにしておきたいところです。

2.長文空所補充 18分
 小問は6問ですが、文章は二つですので、1つの文章に対して9分で解きます。

3.長文内容一致 34分
 メールの問題がやや短いので10分、残りの2つの文章が12分ずつとなります。

4.ライティング 21分
 
これをベースに、例えばライティングで25分使いたい場合などは長文を解く時間を短くする必要があります。ただし長文の時間配分について、上記の時間はやや余裕のある時間設定ですので、2と3合わせて5分程度縮めるのは十分可能かと思います。ただ、このように、時間配分をしっかり決めて、その時間で解く練習をしましょう。  


2. (空所補充)選択肢を先に見る

2級の長文空所補充の問題は多くの場合は、「接続表現」や文の「述語」にあたる部分(動詞+目的語、動詞+補語、など)がよく問われます。ですので、先のどのようなものが問われているかを確認する程度でいいですが、見ておくと、ポイントを意識して読めるでしょう。少し細かく見ていきましょう。

まず「接続表現」です。とえば、次のような選択肢があったとします。
1. Fortunately  2. In spite of this   3. In other words   4. Therefore

いずれも、前の文を受けて、次の文につなげる言葉になっています。ですから、国語の問題のように、文の前後の関係を見抜くことになります。
(1は「幸いなことに」、2は「これにもかかわらず」、3は「言い換えれば」、4は「だから」)

「述語」を選ぶ問題は以下のようなものがあります。
※英語では述語と言いませんが、便宜上、この表現を用いました。
1.were gradually decreased   2. were spread rapidly
3. were destoyed        4. were at the highet level

などのようなものです。多くの場合、こちらのタイプの問題の方が解きづらいと思います。基本的に英検の空所補充の問題は空所と同じ段落から答えを探せば問題ありませんが、とはいえ、空所の前後をきちんと読み取って判断する必要があるため、やや難しく感じることがあると思います。

これらの問題は選択肢を覚える必要はありませんが、どのような読み方をするべきかを意識することができますので、空所に何が問われているかを一回確認してから問題を読むとよいと思います。


3.(内容一致)設問文を先に確認する


これも上記と同じようなものです。一般に英語の長文では設問を先に読んだ方が効率よく読めます。特に英検は、本文の順番で設問が配置されており、更には一つの段落に1問というようになることもありますので、先に設問を読んでおくと比較的すぐに答えが見つかるケースがあります。

選択肢まで見ておく必要はないですが、選択肢の内容を覚えておいて読める人なら、選択肢まで確認してから解けばより早く解けるでしょう。


4.(内容一致)選択肢の和訳を全力で


ある意味当然のことではありますが、選択肢の意味が正しく取れなければ正解は本来できません。正解できたとしてもある程度予想でこたえることになります。ですから、選択肢の文をしっかり訳せるようにする必要があります。間違えた問題があったら、意味を確認するだけでなく、それを自分で訳せるようにする必要があります。知らない単語があれば当然覚える必要がありますが、訳せない原因になるのは文法もあるともいます。本文のSVOCを振るという対策をする人もいると思いますが、ぜひ、選択肢についてもしっかり「解釈」をするとよいでしょう。


5.(内容一致) 選択肢の特徴を見抜く

英検に限りませんが、英語長文の内容一致問題というのは、およそ次のような選択肢で構成されています。正解の選択肢の特徴と不正解の選択肢の特徴に分けて説明します。

 1. 文章中の表現を使って正しい内容を述べている
 2. 文章中の表現をいいかえて、ほぼ同じ内容を述べている
 3. 文章中の表現を使わずに、抽象化して正しい内容を述べている

まずこれらが、正解の選択肢です。1については1番わかりやすいですが、英検の場合、準2級くらいまではこのような選択肢も登場し正解になることが多いです。ですが、2級になると、2や3のようなものが増えてきます。2級では2のパターンがやや多いですが、3のパターンの選択肢も考えられます。

不正解の選択肢は以下のようなものです。
 
 4. 文章中の表現を使って、誤った内容又は反対の内容を述べている。
 5. 本文には書いていない内容を述べている。

4の選択肢が、一番受検者を困らせるものですが、3と4の選択肢が並んだ時に、どうしても4の選択肢が魅力的にうつってしまいます。こういったときに、きちんと正解を選べるような力を求められることになります。

ここで一つ英検の特徴でアドバイスをしておくと、英検の誤答の選択肢はしっかり不正解になっているということです。いわゆる国語のような、最後までどっちとも言い難いというような選択肢は実はないということです。単語力や文法力が不足することで選択肢を絞り切れないということはあっても、内容の解釈面で絞りにくいという問題はでませんので、明確に不正解の理由が絞り込めます。ですので、きちんと、何をもって不正解の選択肢となっているかをきちんと見抜くようにしてください。


これらのように選択肢には特徴がありますので、それぞれどのように選択肢が作られているかを知っておくと、問題を解く際に、これはひっかけの選択肢だ、ということが見抜けるようになります。仮に訳が取り切れない選択肢があったとしても、ひっかけの「におい」を感じ取ることができるようになってくるでしょう。


6. 無理に早く読もうとせず、文法をしっかり

はじめにも書きましたが、2級とはいえ、長文問題の本文は極端に高度な文法を使っているわけではありません。ですが、関係代名詞や関係副詞、分詞の知識などは必須になっていますので、この辺りが心配な場合はこれらの文章をしっかりと訳せるようにしましょう。

長文を早く解こうとするあまり、飛ばし読みをしようとするケースが見られますが、基本的に英検では、飛ばし読みをしなければいけないほどのスピードは問われません。
(そもそも、共通テストやTOEICなど、早く読むのが必須と言われるテストでも、飛ばし読みをするような読み方は不要です)
ですので、どうしても時間がかかる場合でも、1文をしっかり読んで、きちんと訳せるようにする練習をしましょう。

このとき、短文空所補充のパートの短文を使って練習するのも一つの方法です。
ここには熟語や文法に関する問題も出題されますので、文を早く訳す練習をするには非常に適しています。もしここで苦手な文法があるようなら、そこに立ち返って練習することが大切です。

なお、文をスムーズに読めない原因が単語であるようなら、単語力の強化は欠かせません。こちらもしっかり行っていろいろな面から長文を読む力をつけていきましょう。




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2022.04.23

2月に行われた公立高校入試の合格者平均点が先月末に発表されました。

今年の結果と合わせて、過去3年の結果もご参照ください。

英語 数学 国語 理科 社会
令和4年 52.1 52.9 61.3 58.9 62.4 287.6
令和3年 54.6 58.2 65.7 50.1 72.6 301.2
令和2年 49.4 55.7 69.1 55.9 58.2 288.3
平成31年 49.8 50.3 59.1 61.3 42.5 263.0

■補足

ご覧の通り、ここ近年徐々に平均点が上がっていたのですが、今年は2年前程度にまで下がった形です。もともと昨年が高かったイメージがあり、これ以上の易化はないものと思われていましたので、おおよその予想通りです。合格平均が300点を超えるというのは平成25年までさかのぼることになりますが、基本的には神奈川県の平均点は260点~280点台程度で考えるとよいかと思います。

教科別にみると今年は数学が一つカギとなった入試になったかもしれません。標準的な問題も出題されていますので、極端に点が低くなりにくい教科ではありますが、志望校合格のために8割以上を取らないといけない、という生徒さんにとっては難しい試験になったと思います。正解率が一番低い問題は0.7%でしたが、これが問3の小問集合(近年は問3が難しくなっています)でしたので、時間のない中とばして解いた生徒が多かったのかもしれません。

神奈川県に限りませんが、英語が難しいということを認識しておくことも大切です。これは長文の時間読解に時間がかかることが原因で、長文対策をしっかりとしておくことが高得点のカギになります。

国語・理科・社会についてはここ数年難易度が変動しています。全体的な平均点が動くのはこの3教科の影響が大きいです。比較的点の取りやすかった国語が数年に一度難しくなることがあり、その時の入試直後は、生徒さんたちは自己採点後にかなり合否を心配することが多いです。(今年もそうでした)また、理科・社会はいつ難しくなってもおかしくないので、幅広い対策が近年は求められています。ですから、暗記教科、ということで後回しになってしまいがちですが、早期の対策が入試で優位な結果につながるといえるでしょう。