2023.05.22
「Z世代」と呼ばれる令和時代の子どもたちは、従来とは異なる特性や価値観を持ち、
学習スタイルやコミュニケーションの方法、感受性も変化しています。
テクノロジーに親しんでいるため情報を素早く処理する能力が高く、
論理的に物事を考えらえるのはZ世代のひとつの特徴になっています。
「Z世代」についての明確な定義はありません。現在の年齢でいうと
10代前半から25~26歳ぐらいまでが「Z世代」に該当します。
諸説ありますが、各世代の生まれたおおむねの時期は以下の通りです。
X世代:1960年代初頭(または中盤)~1980年ごろ生まれ、40代前半から60代前半
Y世代:1980年代序盤~1990年代中盤(または2000年代序盤)生まれ、20代中盤から40代前半
Z世代:1990年代中盤(または2000年代序盤)~2010年ごろ生まれ、10代前半から20代中盤
α世代:2010年代序盤(もしくは中盤)~2020年代中盤(もしくは終盤)生まれ、10代前半以下
*Y世代は、ミレニアム世代ともいいます
*Z世代の次は、α(=アルファ)世代です
「Z世代」の7つの特徴について、前編・後編に分けてまとめてみました。
1.デジタルネイティブ (=digital native)である
インターネットが完成した社会に育ち、家にパソコンやスマホがあるのが当たり前。
生活から教育現場まで広く浸透しているため、情報の収集、勉強から買い物、
古物の売買まであらゆる行動をネットで行う。また複数アカウントを使い分けての
SNSコミュニケーションにも抵抗がなく、最もデジタル化を活用している世代です。
2.ネットリテラシー(=internet literacy)が高い
幼い頃からインターネットに触れており、また親世代(X世代)が
「インターネットは怖いもの」と教え込んでいることもあり、
インターネット詐欺やSNSでのプライバシー、炎上問題など、
自分が被害者もしくは加害者にならないよう考えることができる。
*リテラシーとは、英語の訳では「読み書きする能力」を表します。
3.グローバル(=global)感覚に優れている
インターネットでリアルタイムな情報収集が日常のため、自然と世界のニュースに
触れる機会が多く、国や人種を意識することなく柔軟に世界を見ることができる。
以下、後編に続きます。