城南コベッツ横浜六浦教室

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2022.05.21

昨年度から実施されている学習指導要領では、学習の到達度のよりどころとなる
「評価基準」は、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の
3観点で評価されています。通知表には「評価」を総括した「評定」が書かれていますが、
保護者のみなさまから、よくわからないという声も聞かれます。
ここでは、ご質問の多い通知表の成績のつけ方についてご説明いたします。
(あくまでも例としての説明です。配点比率等は各中学校によって異なります)

「評価」とは
学習単元や題材ごとに、資質や能力がどこまで到達しているかをはかる指標です。
観点別にA°・A・B・C°・C の5段階で示されます。

A°=十分満足できると判断されるもののうち、特に程度の高いもの
A=十分満足できると判断されるもの
B=おおむね満足できると判断されるもの
C°=努力を要すると判断されるもの
C=一層努力を要すると判断されるもの

A°=5点、A=4点、B=3点、C°=2点、C=1点とする。

「観点別学習状況の評価」の各観点別の評価材料
5教科(英語・国語・数学・理科・社会)
知識・技能 定期テスト・小テスト
思考・判断・表現 定期テスト・小テスト・レポート(ノート)・発表など
主体的に学ぶ態度 ノート・授業姿勢(態度)・提出物(ワーク)など

4教科(保健体育・技術家庭・音楽・美術)
知識・技能 定期テスト・実技試験
思考・判断・表現 定期テスト・ノート・発表など
主体的に学ぶ態度 授業姿勢(態度)

「評定」とは
学習状況の評価を総括して、5段階で示したものです。通知表に示される数値が「評定」です。

5段階評定の規準(3観点評価の合計点)
「5」=15点~14点、「4」=13点~11点、「3」=10点~8点、「2」=7点~5点、「1」=4点~3点
※評定「5」を取るためには、A°・A°・A以上、評定「4」を取るためには、A・A・B以上が必要です。
A・B・Bでは評定は「3」になってしまいますので要注意です。

2022.05.13

1971年(昭和46年)6月17日、日米間で「米国との沖縄返還協定」(略称)が署名され、
沖縄の施政権が日本に返還されることになりました。 同協定の「合意された議事録」には、
米国民政府布告第27号(1953年12月25日)に指定されている地域が返還対象地域として示され、
尖閣諸島が含まれていました。1972年(昭和47年)5月15日、米国との沖縄返還協定が発効し、
沖縄の施政権が日本に返還されました。今からちょうど50年前のことです。

1972年5月15日、本土復帰とともに、沖縄の法定通貨は米ドルから日本円へと替わりました。
日常的に使う通貨が、ある日を境に別の通貨に切り替わったのです。
本土復帰のために不可欠だった通貨交換でしたが、同時に沖縄の人々に痛みを強いる
格好にもなりました。前年(1971年)8月15日、当時のニクソン米大統領がドルと金の交換停止を
突如発表しました。いわゆる「ニクソン・ショック」で、ブレトン・ウッズ体制は終わりを告げ、
ドルの価値は急速に下落したのです。1ドル=360円に固定されていた為替レートは切り下げられ、
沖縄の本土復帰に伴う交換レートは1ドル=305円に決まったのです。

それは沖縄の人々にとっても、所有するドルが2割近く目減りすることを意味しました。
日本政府は1971年10月、交換時の差損を補償するため、住民が所有するドルを申告させる異例の
「通貨確認」を実施しました。しかし、それ以降のドルは補償の対象外とし、
復帰までに損失が膨らむことを防ぐための通貨交換の先行実施にも応じることはなかったのです。

沖縄の人々が50年前に経験した通貨(資産)の目減りは、いまの円安に重なるところがあるのです。

2022.05.10

捜真女学校様の学習塾対象学校説明会に本日(5/10)行ってまいりました。
私立中学受験を考えている保護者さま、学校を知るきっかけにしていただければ幸いです。

捜真女学校は、東急東横線「反町駅」、横浜市営地下鉄ブルーライン「三ツ沢下町駅」下車、
いずれも徒歩15分。または、横浜駅から市営バスで12分「捜真学院前」下車となります。
1886年に始まった捜真女学校は、キリスト教プロテスタントのミッションスクールです。
昨年創立135周年を迎えました。

捜真女学校のホームページはこちら、
http://soshin.ac.jp/jogakko/

捜真女学校の魅力は出口(=進学先)の良さにあります。
10年後の自分を見据えた「捜真Vプロジェクト」(V=VALUE)は総合探求を中心とした
学ぶ意味・自分の生き方を考え抜く全教科型プロジェクトで、自己肯定感を高めます。
さらに、東京女子大学、北里大学などとの高大教育連携は着実に成果をあげています。

中学受験の学校捜しは、簡単ではありません。
大切なこどもさんを6年間預けるのですから、しっかり選んでいただきたいのです。

直近の学校説明会は、5月21日(土)10:00~12:00。

在校生が少人数で学校をご案内する「捜真クルーズ」は、
5/28(土)、6/18(土)、7/16(土)他、10:00~15:00の間で1回40分程度。
※人数制限がありますのでお申込みはお早めに

2022.04.27

日曜日、株式会社SRJ様主催のウェブセミナー(2022年SRJ全国大会)に参加いたしました。
「読解力の向上」について、たいへん勉強になりました。

日本の教育は、「読解力」「思考力」を重視する方向へ変わりました。
「知識がある」というだけではなく、「文章や資料を速く正確に読み解く力」
そして「物事を論理的に考え正解を導き出す力」が求められているのです。

文部科学省の新しい学習指導要領で示されている「学力の三要素」は次の3つです。

1.知識・技能
教育現場で教えようとしている「生きる力」の最初の要素は社会の中で生活し働くための
「知能・技能」の習得です。これは「何を理解しているのか、何ができるのか」
を示すものです。学力の3要素の土台であり、個別の知識のみならず、
学習内容が相互に関連づけられて社会の中で生きて働く知識をさします。

2.思考力・判断力・表現力
知識・技能の上に築かれる「思考力・判断力・表現力」です。「理解していること・
できることをどう使うか」を育てることによって未知の状況にも対応できる力を養います。

3.主体性・多様性・協調性
学びを人生や社会に生かそうとする「主体性・多様性・協調性」です。この要素によって
どのように社会と関わり、より良い人生を送れる力を身につけられるようにします。

混沌とする世界で変化に対応し新しい価値を創造する力こそ「考える力」「生きる力」です。
「言葉の力」を向上させることで「考える力」「生きる力」を育みたいと思っています。

2022.04.19

4月19日の東京外為市場で、ドルが128円台に上昇しました。2002年5月17日以来、
約20年ぶりのドル高/円安水準です。日本当局からの円安牽制発言が相次いでいるものの、
日米金利差拡大が意識され、ドル買い/円売りが一段と加速しています。

為替(=かわせ)については、中学3年生の公民で少しだけ学習します。
「1ドル=○○円」などで表す円相場についてもう少し勉強してみましょう。
海外と取引するには海外の通貨(=米ドル、ユーロ、英ポンドなど)が必要です。
このため、世界の通貨を売り買いする外国為替市場があり、主に電話やインターネットで
取引されており。ロンドン、ニューヨーク、東京が3大市場と呼ばれています。
為替相場は二つの通貨(例えば円とドル)の力関係で決まり、世界中で取引が行われているため
時々刻々と変化します。円を他の通貨と交換するときの比率を「円相場」といい、
国際間でもっとも広く使われているアメリカの「ドル」との「対ドル円相場」が代表的です。
何かの理由で円を買いたい人が多ければ「円高」に、売りたい人が多ければ「円安」になります。

たとえば「1ドル=100円」から「1ドル=125円」に変わったとします。1ドルを手に入れるのに
100円ではなく125円が必要になったので「円安」(=円の価値が下がった)ということになります。
逆に「1ドル=100円」から「1ドル=80円」になれば、これは「円高」です。
なお、戦後最高の円高は2011年10月の1ドル=75円台でした。
この数年は1ドル105~115円前後で推移してきましたが、今年3月になって急落しました。

この円安の最大の要因は、米国の中央銀行にあたる連邦準備制度理事会(=FRB)が、
コロナ危機を受け2020年3月に始めた「ゼロ金利政策」を止め、金利を上げると決めたことです。
コロナが落ち着いてきて景気が急に良くなる一方、コロナ禍でモノや人の流れが滞って
部品の供給不足や人手不足が続き、米国は約40年ぶりの物価高になっています。
さらにロシアのウクライナ侵攻によるエネルギーや食料の値上がりも加わりました。

これに対し日本銀行は「ゼロ金利」を変えない方針のため、金利が高いドルを買って
金利の低い円を売る動きが加速し、円安ドル高が一気に進んでいるのです。
日本でも、企業間で取引されるモノの価格は記録的な伸びで、消費者が手にする食品や
日用品の値段も上がり始めています。(4月から値上げになったモノの何と多いことか)
今回は、賃金が上がらないまま物価が上がる「悪い円安」との指摘も出ています。

お金は「より安全」で「より金利の高い」所に集まるのです。
円安(=円が売られる)ということは、「円」という通貨に魅力がなくなったとも言えるのです。