戸田駅前教室のメッセージ
【新中2・3生向け】先取り学習のススメ
2024.03.08
こんにちは、こんばんは、おはようございます!
戸田駅前教室の大澤です。
いよいよ学年末テストが近づいてきている頃かと思います。
新曽中、蕨二中ともに試験二週間前を切っています。
戸田駅前教室では一週間前にはワークを提出できる状態にすることを最低ラインとし、
今日も、
「ワークの進捗は?」
『やばいです!』
「じゃあ今日は何なら終わらせられる!?」
『理科なら...』
「じゃあ理科終わるまで帰れません!はいスタート!」
なんてやり取りが行われたりしています(笑)
速い子だと既に先週の時点で「今学校でやっているところまでは終わっている」なんて子もいますから、テスト期間以外の日から差は徐々についているのだなと感じています。
さて、今回は前回、前々回に引き続き新2・3年生がやっておくべきことPart3として、予習(先取り)の重要性について語っていきます!
予習の意味
まずそもそも予習は何のためにやるのでしょうか?
色んな所で「予習した方がいいよ!」なんて耳にすると思いますが、実際どういう目的でやるの?と。
私は大きく2通りの予習があると考えています。
①学校授業の内容の理解度をあげるための予習
②受験勉強に早く取り組むための予習(先取り学習と言われることもある)
同じ予習(先取り)という言葉でも、現在のレベルや志望校によってやり方が変わってきます。
一つ目の予習は主に「勉強が苦手」という人に実践してほしいものになります。
おそらく「予習」という言葉を聞いてパッと思い浮かぶのはこちらかなと思います。
そして二つ目の予習(先取り)が今回メインでお伝えしたい内容になっており、受験勉強や志望校合格を早くから意識した方向けのものになっています。
ちなみに1つ目の一般的な予習のやり方についてもまた後日記事でお伝えするのでお楽しみに!
なぜ先取りをするのか
結論から言うと「学校の進度では遅いから」です。
特に上位の私立高校であったり、学校選択問題を採用している高校を目標としている人からするとより一層この問題が起こります。
私立高校の問題や学校選択問題では標準レベルを超えて出題がされているため、早い段階で傾向と対策を立てる必要があります。
学校の進度に合わせて12月にやっと円周角やら三平方の定理やらをやっていたのではまず間に合いません。
そこで必要になってくるのが個人での先取り学習です。
大きく学習時間が取れる夏休みを使って一気に学習指導要領の範囲を進めていくことで、9月10月には過去問演習や対策問題に取り組めるようにしていくのです。
引き出し力が高まる
「引き出し力」というのは今私が勝手に作った造語ですが、要するに「この問題にはあの解法が使える」という判断を適切に行う力のことです。
学校の進度に合わせてしっかり勉強している人で陥りやすい罠は「学校のテストは悪くないのに外部のテストだと点数が取れない」というものです。
そしてこの罠にはまってしまう原因こそが「学校の進度に合わせて勉強していること」そのものなのです。
というのも学校のテストは範囲が決まっているので、
「今回は連立方程式だからこの文章題も連立使うんだろうな」
「今回は不定詞の範囲だからこの選択肢だろう」
という予想で正解できてしまうことが多くあります。
しかし実際の入試や北辰テストではすべての範囲から出題されるため、「え、これって動詞の原形?過去形?」というようにパニックになってしまうわけです。
これを防ぐためには、如何に「範囲が限定されていない演習形式で問題に取り組む時間を増やせるか」ということが必要です。
「これは不定詞」「これは過去形」「これは進行形」
のように乱れ打ちでとんでくる問題に対して適切に判断する訓練を行うのです。
これを練習することで次第に、
不定詞のテストだから動詞の原形入れておこう
のような判断ではなく、
この形は不定詞だから動詞の原形にしなくちゃいけない
と判断することが出来るようになります。
そしてこのような演習をするためには「中学範囲の学習を終えていること」が大前提となります。
ですから、学校よりも速いスピード感で単元を先取りしていく必要があるわけです。
基礎基本があってこその先取り
ここまで「上を目指すなら先取りが重要だよ」という話をしてきましたが、一つ注意点があります。
それは「これまでの単元は少なくとも一度はしっかり理解している必要がある」ということです。
当たり前に感じるかもしれませんが、これを疎かにしたまま学習を進めていく人が意外といます。
演習の時期に入った時の理想的な学習としては、
「これなんだっけ...どうやるんだろう...」⇒「(解説読んで)あぁあれか!そうだそうだやったなぁこれ!」
という経験を通して次第に自分でアウトプットできるようになることです。
いわば演習のシーズンというのは「問題に対してどの武器を選べばいいのか」という感覚を養う時期です。
一方、今学校でやっていることは「新しい武器の使い方について」を学んでいるところです。
ですから「そもそもどう使うのか分からない」という状態を解決しないで先に進んでしまうと、後々痛い目を見てしまいます。
毎年夏休みや冬休み、受験直前になって「え、方程式ってどうやって解くの?」「動名詞ってなに...」のような反応をする子が一定数います。
そうなってしまうと非常に苦しい戦いとなってしまうので、今やっていることは今のうちにしっかり潰していきましょう!
そして今やっているところまではできるぞ!と自信が持てるようになったら、少しずつ先取りをしてみると良いでしょう。
戸田駅前教室の大澤です。
いよいよ学年末テストが近づいてきている頃かと思います。
新曽中、蕨二中ともに試験二週間前を切っています。
戸田駅前教室では一週間前にはワークを提出できる状態にすることを最低ラインとし、
今日も、
「ワークの進捗は?」
『やばいです!』
「じゃあ今日は何なら終わらせられる!?」
『理科なら...』
「じゃあ理科終わるまで帰れません!はいスタート!」
なんてやり取りが行われたりしています(笑)
速い子だと既に先週の時点で「今学校でやっているところまでは終わっている」なんて子もいますから、テスト期間以外の日から差は徐々についているのだなと感じています。
さて、今回は前回、前々回に引き続き新2・3年生がやっておくべきことPart3として、予習(先取り)の重要性について語っていきます!
予習の意味
まずそもそも予習は何のためにやるのでしょうか?
色んな所で「予習した方がいいよ!」なんて耳にすると思いますが、実際どういう目的でやるの?と。
私は大きく2通りの予習があると考えています。
①学校授業の内容の理解度をあげるための予習
②受験勉強に早く取り組むための予習(先取り学習と言われることもある)
同じ予習(先取り)という言葉でも、現在のレベルや志望校によってやり方が変わってきます。
一つ目の予習は主に「勉強が苦手」という人に実践してほしいものになります。
おそらく「予習」という言葉を聞いてパッと思い浮かぶのはこちらかなと思います。
そして二つ目の予習(先取り)が今回メインでお伝えしたい内容になっており、受験勉強や志望校合格を早くから意識した方向けのものになっています。
ちなみに1つ目の一般的な予習のやり方についてもまた後日記事でお伝えするのでお楽しみに!
なぜ先取りをするのか
結論から言うと「学校の進度では遅いから」です。
特に上位の私立高校であったり、学校選択問題を採用している高校を目標としている人からするとより一層この問題が起こります。
私立高校の問題や学校選択問題では標準レベルを超えて出題がされているため、早い段階で傾向と対策を立てる必要があります。
学校の進度に合わせて12月にやっと円周角やら三平方の定理やらをやっていたのではまず間に合いません。
そこで必要になってくるのが個人での先取り学習です。
大きく学習時間が取れる夏休みを使って一気に学習指導要領の範囲を進めていくことで、9月10月には過去問演習や対策問題に取り組めるようにしていくのです。
引き出し力が高まる
「引き出し力」というのは今私が勝手に作った造語ですが、要するに「この問題にはあの解法が使える」という判断を適切に行う力のことです。
学校の進度に合わせてしっかり勉強している人で陥りやすい罠は「学校のテストは悪くないのに外部のテストだと点数が取れない」というものです。
そしてこの罠にはまってしまう原因こそが「学校の進度に合わせて勉強していること」そのものなのです。
というのも学校のテストは範囲が決まっているので、
「今回は連立方程式だからこの文章題も連立使うんだろうな」
「今回は不定詞の範囲だからこの選択肢だろう」
という予想で正解できてしまうことが多くあります。
しかし実際の入試や北辰テストではすべての範囲から出題されるため、「え、これって動詞の原形?過去形?」というようにパニックになってしまうわけです。
これを防ぐためには、如何に「範囲が限定されていない演習形式で問題に取り組む時間を増やせるか」ということが必要です。
「これは不定詞」「これは過去形」「これは進行形」
のように乱れ打ちでとんでくる問題に対して適切に判断する訓練を行うのです。
これを練習することで次第に、
不定詞のテストだから動詞の原形入れておこう
のような判断ではなく、
この形は不定詞だから動詞の原形にしなくちゃいけない
と判断することが出来るようになります。
そしてこのような演習をするためには「中学範囲の学習を終えていること」が大前提となります。
ですから、学校よりも速いスピード感で単元を先取りしていく必要があるわけです。
基礎基本があってこその先取り
ここまで「上を目指すなら先取りが重要だよ」という話をしてきましたが、一つ注意点があります。
それは「これまでの単元は少なくとも一度はしっかり理解している必要がある」ということです。
当たり前に感じるかもしれませんが、これを疎かにしたまま学習を進めていく人が意外といます。
演習の時期に入った時の理想的な学習としては、
「これなんだっけ...どうやるんだろう...」⇒「(解説読んで)あぁあれか!そうだそうだやったなぁこれ!」
という経験を通して次第に自分でアウトプットできるようになることです。
いわば演習のシーズンというのは「問題に対してどの武器を選べばいいのか」という感覚を養う時期です。
一方、今学校でやっていることは「新しい武器の使い方について」を学んでいるところです。
ですから「そもそもどう使うのか分からない」という状態を解決しないで先に進んでしまうと、後々痛い目を見てしまいます。
毎年夏休みや冬休み、受験直前になって「え、方程式ってどうやって解くの?」「動名詞ってなに...」のような反応をする子が一定数います。
そうなってしまうと非常に苦しい戦いとなってしまうので、今やっていることは今のうちにしっかり潰していきましょう!
そして今やっているところまではできるぞ!と自信が持てるようになったら、少しずつ先取りをしてみると良いでしょう。