2023.10.25
GDPとは、「国内総生産」(※Gross Domestic Productの略)を指します。
比較するための期間は通常1年間。その間に算出された付加価値を含めた総額のことです。簡単に言えば、国内の生産活動の集大成みたいなものです。
GDP予測、日本は4位転落 23年にドイツが逆転、響く円安(共同通信ニュース)
ちなみに 世界第三位になる前は、世界第二位だった時代があるのです。
中国に抜かれたのが2010年です。
今は 日本は世界何位?というと皆3位と答えます。
でも日本は中国に抜かれるまで二位だったということ、これも是非忘れないで欲しいです。
かといって、このGDPは、例えば国民の豊かさを示す指標では全くありません。
「世界 3位?? ぜんぜんそんな感じしないね」
これが多くの人たちの印象でしょう。
歴史を振り返れば、この小さな島国が、米国を やもや席巻するのでは?ぐらいの勢いをもっていた時代があります。
惜しかったですね。
デカい国は、やはりデカいなりの優位性を持っています。
・国土面積が広い
・資源がある
・多くの人口がいる
この3つがいい感じで出揃うと、やはり強いんですよ。
これ、日本に当てはめてみてください。
・小さな島国である
・資源はあんまりない
・人口は将来1億を切る
中国がどんどん拡大している理由は推して知るべし。
・でっかい国土面積
・資源いっぱい
・人口は日本の10倍
私は個人的には、中国は、世界第一位のGDP国家になると思っています。揃ってるからです。
確かに バブルもあるかもしれません。確かに国家の管理面で何か思うことを腹にもっている人もいるかもしれません。
でもそういう金融絡みのリスクは世界のどこでも起こりうるわけですし、世界の中心となれば、間違いなく発信地になるので、通る道でしょうね。
かつての日本も いっぱい未完成要素があったけれど、たくさんの真似をしてのし上がっていったじゃないですか。
ま、きっとなるでしょう。
その頃、日本のGDPは10以上ランクを下げる可能性があると思います。
なので、これからの時代を創り上げる人たちには、
是非、早いうちに、海外の存在を知ってほしいです。
滞在期間が例えば留学のように、6ヶ月、一年とかじゃなくても、目からウロコどころか、ヤバイ、今まで見てきた古い網膜を とりあえず全交換しようか!ぐらいの衝撃もあるでしょう。
そのために必要な時間は一週間もいらないかもしれません。
先日、違う教室の講師と ふとしたきっかけで、
「今まで、日本でどこに行ったことがある?」
こんな話題になりました。
「上から、北海道、、、青森、、、秋田、岩手、、、山形、宮城、福島、、、」
「北海道も東北も全部行ったことがありますね」
「ええと、関東で栃木、群馬、茨城・・・」
「関東も全部あります」
「中部地方とか、近畿、四国、九州は?」
・
・
・
なんてことはない、ただの休み時間のちょっとした会話でした。
「ところで、N先生、海外は行ったことある?」
「いえ、海外はどこもないです」
「そうなんだ、絶対行ったほうがいいよ」
とまぁ、海外旅行をゴリ押ししたわけですが、でも真意は旅行ベースで楽しいね!で終わる旅にはならなかろうという思いがあるのです。
皆さん、ちょっとだけ、話がそれるのですが、
日々の暮らしの中で、何かしらお店に入ることがありますよね。ネット上のお店ではなくリアル店舗です。
お店って、仮に同じ系列であってもぜんっぜん受ける印象が違うと思いませんか?
例えば、コンビニなど、いかがでしょう。
同じセブンイレブン、同じローソンというブランドですが、お店の場所が変われば違うお店に感じます。
それはオーナーさんが違うからでしょうね。勤務しているスタッフが違うからでもあります。もしかしたら、床の材質であったり、光の加減だったり、
商品配列だったり、微妙な顧客導線であったりするかもしれません。
しかし、同じ系列同じブランドなのに、違うお店です。
国も同じです。
そこに住んでいる人種、その国のルール、自然環境、緯度経度の違い、あげれば多分、数百、数千と ぜんっぜん違うじゃん!!というものが沢山あるのです。
この違いに触れるにつれ、
同じ地球に住んでいて、同じ人間なのに、こうも全然違うのか・・・というものをネット検索じゃなくて、自分の目で見たとき、
それはスゴイ衝撃であるはずで、
記憶にしっかりと焼き付くことでしょう。
「普通はそうでしょ」
とか
「自分の中にある当たり前」
とか
そんなものは、世界、地球から見たら、まるで広大な砂浜の砂塵のごとく、どうでもいいことに思えてきます。
でも生まれ育ち、今までこの国で年を重ねてきたため、これらは「常識」として
完全にへばりつきます。
不思議ですね。
で、私如きが、ワーワー言ってもどうしようもないことですが、
やっぱり世界に目を向けたほうがいいと思うのです。大谷選手とか、三苫選手のように野球、サッカーでスゴイ人にならなくてもいい。
憧れますよね。野球少年、サッカー少年にとって、日本人であれだけの活躍を見せつけてくれるのですから。
でもその極みの存在に一足飛びに行けるのは、ほんの一握りでしかありません。
手のひらの上に米粒をなるべく多く手に乗せてみてください。
サラサラと零れ落ちますよね。
ほんの一握りの栄光もいいですが、誰にでも可能性があって、誰にでも実現可能な未来があるんですよ。
これは10代、20代の人たちに是非知ってほしいことです。