2024.04.18
昨日(4/17)、豊後水道で発生した地震では、長周期地震動の階級2が発表されました。
大きな地震で生じる、周期(揺れが一往復するのにかかる時間)が長い大きな揺れのことを
長周期地震動といいます。 長周期地震動により、高層ビルは大きく長時間揺れ続けることが
あります。また、長周期地震動は遠くまで伝わりやすい性質があり、地震が発生した場所から
数百キロメートルはなれたところでも大きく長く揺れることがあります。
長周期地震動による大きな揺れにより、家具類が倒れたり・落ちたりする危険に加え、
大きく移動したりする危険があります。
気象庁は、長周期地震動階級を導入にあわせて、長周期地震動階級と人の体感や
室内の状況とを関連づけることを目的として、これまでの調査研究をもとに、
長周期地震動階級関連解説表を策定しました。(気象庁ホームページより引用)
長周期地震動階級 人の体感・行動 室内の状況 備考
長周期地震動階級1 室内にいたほとんどの ブラインドなど吊り下げ
(やや大きな揺れ) 人が揺れを感じる。 ものが大きく揺れる。
驚く人もいる。
長周期地震動階級2 室内で大きな揺れを感 キャスター付き什器がわ
(大きな揺れ) じ、物につかまりたい ずかに動く。棚にある食
と感じる。物につかま 器類、書棚の本が落ちる
らないと歩くことが難 ことがある。
しいなど、行動に支障
を感じる。
長周期地震動階級3 立っていることが困難 キャスター付き什器が大 間仕切壁などに
(非常に大きな揺れ) になる。 きく動く。固定していな ひび割れ・亀裂
い家具が移動することが が入ることがあ
あり、不安定なものは倒 る。
れることがある。
長周期地震動階級4 立っていることができ キャスター付き什器が大 間仕切壁などに
(極めて大きな揺れ) ず、はわないと動くこ きく動き、転倒するもの ひび割れ・亀裂
とができない。揺れに がある。固定していない が多くなる。
ほんろうされる。 家具の大半が移動し、倒
れるものもある。