城南コベッツたまプラーザ教室

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2025.03.29

たまプラーザ教室 不定期連載企画『思い出の受験生』《 M先生編 》

その1

「サナギから蝶へ----生徒の成長を見守る喜び」

彼女との出会いは、彼女が小学生のころでした。
真面目で素直な性格でしたが、どこか受け身で、自分の考えを積極的に発信することはありませんでした。中学生になってもその姿勢は変わらず、宿題もやったりやらなかったりで成績は平均的でした。
それでも、学ぶことに対して誠実な彼女に「自らの考えで行動する力をつけてほしい」という思いがあり、生徒主体の授業を心がけました。問いかけを増やし出来るだけ発声を促し、「自ら学ぶ」姿勢を引き出せるように努めてきました。

そんな彼女に大きな変化が訪れたのは、高校進学後でした。

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2025.03.23

その2

曲は、彼女が大好きでよく私に話してくれていた楽曲でした。しかし、その時も彼女は「そんなの出来るわけがない。」なんてことを言って、いつも通りのやる気のなさ。

しかし、実際に歌詞を読み解いていくと、今まで中学校で習ってきたものばかり少しずつ彼女の表情が和らいでいくのが分かりました。曲の意味を知ることで「どうしてこのこのような振り付けなのか」、「どんな表情で踊ればいいのか」など彼女のダンスの理解も深まることにつながりました。

終わった頃には、「じゃあ、この曲はどんな歌詞なの!?」と嬉しそうな彼女の顔。いつもとは違う授業をして少し疲れた私の表情まで明るく変えてくれました。その後からか、彼女が英語の勉強に対して少しだけ前向きになったように感じるようになりました。

その数か月後、彼女は主体的に勉強をするようになり、第一志望の公立高校に進学することが出来ました。私は浮き立つ思いを少しだけ抑え、今度は彼女の高校英語の授業を続けています。

「好き」と「勉強」の融合一人一人の「好き」から生徒のやる気を引き出させる。そんな私が目指していた授業のスタイルを確立できたのは彼女がいてくれたからだと思っています。

ダンス2.png

2025.03.21

その1

「私なんかが受かるわけない。」
私が担当していた中学三年生の生徒が毎週のように口にしていた言葉でした。正直に言って彼女は勉強が得意ではありませんでした。授業時以外、自分で時間を作って勉強しているのかも怪しい。私はそんな彼女の英語を担当していました。

毎週行う単語テストも毎回同じような点数でした。「d」と「b」ですら間違えていました。私はどのようにしたら少しでも勉強に前向きになってくれるのか、頭を悩ませていました。

そんな中、私は私自身が英語の勉強を好きになったきっかけを思い出してみることにしました。私は中学生の頃、音楽が大好きで「いつか洋楽を歌ってみたい。」という願望から英語の勉強を始めました。

では、彼女の好きなことは何だろう。彼女は以前から地元のダンススクールに通っており、高校でダンス部に絶対入るんだと強く思うほどダンスが大好きでした。それから、私は受験に向けての授業は一旦中断して彼女が踊ったことのある洋楽の和訳についての授業をすることにしました。
ダンス1.pngその2に続く

2025.03.17

その2

そのゲームは計算スピードゲームです。生徒にはあらかじめ出題する計算問題100問を練習してもらい、授業の最初に私と勝負をするものです。ルールは至極単純で、100問解き切るまでの時間が早い方が勝ち。ただし、1問ミスすることにプラス10秒のペナルティがつくというものでした。仮に僅差で時間で勝てても正答率が悪ければ負けてしまうというシビアなものでした。
始めたばかり、その生徒は私と100秒くらいの差で惨敗していたが、夏休み終わるころには私に勝てるようになっていきました。そして、この頃から勉強が面白いというようになっていました
勉強に気持ちが入るようになり、受験では第1志望の県立高校に合格することができました。生徒に寄り添い続け、気持ちの支えになれたのは何より嬉しいことでした。

2025.03.15

その1
私が城南コベッツでアルバイを初めて2年目のことです。県立高校を第1志望とするAさんの数学を夏期講習から担当することになりました。生徒は勉強に対する意識は低く受験は受ければなんとかなるという考えで勉強をしていたと当時の教室長から伺いました。

私は中学の定期テストで成績が振るわなかったために第1志望とした市立高校に学力で勝負するしかなく、結果英語が足を引っ張ったことが原因で合格をとることができなかった苦い思い出がありました。まだ間に合う夏に「合格するぞ」という気持ちを持てるように取り組みました。

自分の経験を踏まえて感じたことは、先生に解説してもらったところでどうせとけないという気持ちが勉強にブレーキをかけていると考えました。そこで、計算能力を上げるという目的で生徒にあるゲームを持ちかけました。

その2へつづく