城南コベッツ東船橋教室です。
歩くだけで汗が出る・・まだそんな気温にはなっていませんが、
勝手に月日は過ぎていき、いつしか気づけば夏到来であります。
夏になると、本屋さんで「100冊」が売り始めますよね。夏の文庫フェアーです。
・新潮文庫の100冊
・ナツイチ2024(集英社)
・カドブン夏フェア2024(角川文庫)
だいたい6月の終わりぐらいから8月終わりにかけての開催で、「100冊」と書かれた帯が文庫本に巻かれます。
私は、本屋さんの何が好きって・・・匂いですかね。
独特の香りがしますよね。
今年も楽しみにしています。
『どうも こんにちは じょうにゃんです。読書はいいですね~』
はい、読書はいいものです。
何かをネットで調べていたときに、ふとこんな風に書かれていました。
「その人の全てが一冊の本にぎゅーっと凝縮して詰まっているようなもの、それが2000円、3000円の投資で手に入るのだから、安いものです」
これは、きっと文学小説とかのことではなく、ビジネス書籍や啓蒙目的の書籍のことなのでしょうね。
しかし、「そっか、そうだよな」と当時の私は目からウロコ状態でした。
小説とか物語のいいところは、その世界を頭の中で自由に想像(創造)出来ることです。
背格好や顔立ち声なども自由に想像するのです。
情景や、建造物においても想像の中で形作られていきます。
映画やドラマとは違った楽しみ方があるのですよね。
説明的な文章とか、いわゆる論説系は、分野によって自分が興味があるものをもっと深く探求してみたいという欲求を満たしてくれます。
例えば、コンピュータの分野が得意で好きならば、もっと深く突きつめていける、それが専門的な文だったりするのです。
ただ、これは興味があって、本当に好きじゃないと内容がスッと頭に入ってくることはないでしょうね。
私は歴史で言えば、新選組がとても好きなので、そらにまつわる新書を数冊読んだことがあります。
好きがゆえに、登場する人物も前知識でもっていて、絵や写真が残っていたりすれば、顔も容易に想像できて、
専門的な学術書でも、そこにはリアルなストーリーがあって、ワクワクしますね。
本には楽しみ方が色々あるわけではありません。
本を手に取ったら、「まず、読む」しかないのですから。
しかし、本の中で様々なジャンルを読んでいくと確実に自分の知識になっていることもありますし、小説、物語ひとつとっても、映画とかドラマでは味わえないような不思議な感動を余韻を残してくれたりします。
小さい頃、そんなにたくさんの本を読んだわけではありません。
本を読むことの面白さに気づいたのは、やっぱり夏目漱石の小説「三四郎」との出会いだったかもしれません。
あれは高校の教科書に載っていたんですね。
自分がビートルズを好きになったのは、中学時代にyesterdayという歌が英語の教科書にあって、授業時間にみんなで聴いたのです。
衝撃的でしたね。
すぐにファンになりました。
ビートルズに対しての衝撃と同じようなことを、「三四郎」という小説に感じ取ったのです。
うまいものですよね。青春時代の苦悩を爽やかに描いていて、高校生向けの内容なのです。
だからなのか、すぐに「夏目漱石」に興味を持ち始めた次第です。
何にしても、きっかけがあって、中学時代、高校時代のきっかけは、私の個人的な感想ではありますが、ずっと大人になっても尾を引く感じがします。
とりとめないですが、何をか言わん。
要するに、多感な年ごろの子供たちが心に受けた「いい意味での衝撃」は、その後の人生に大きく影響するということです。
少なくとも10代という年齢には、
ものすごく大きな可能性があるのは間違いありません。
下手したら、
毎日が衝撃的で、毎日自分が変化する可能性があって、
毎日のいずれかの日が、キミたちの人生を大きく変えるきっかけになるかもしれないのです。
振り返って、10代を思い出したときに、きっと
「ああ、あのとき、あのことが俺を(私を)変えたんだなぁ」
そんな風に思うことがありますよ。