2021.03.22
「ラーニングピラミッド」とは、どのような学習方法がしっかり頭に残るかを分類して
ピラミッド型の図にしたもので、アメリカ国立訓練研究所が発表した研究結果です。
(この記事では、ピラミッドの形にならないのですが、ご容赦ください)
学習定着率
5% 授業や講義を聞いて学ぶ(=Lecture)
10% 教科書や本を読んで学ぶ(=Reading)
20% 写真・図版、動画などを見て学ぶ(=Audiovisual)
30% 実験などの実演を見て学ぶ(=Demonstration)
50% 与えられた課題をグループで議論する(=Discussion Group)
75% 問題集などを解いて練習する(=Practice Doing)
90% 覚えたことを他の人に教える(=Teaching Others)
学習定着率とは、覚えたい知識をどれだけ効率よくインプットできるかを
具体的な数値で表したものですが、そのパーセンテージに具体的な根拠は
ありません。しかしながら、学習するものにとっては、受動的な環境より
能動的な環境の方が効果があることは、経験則からも間違いなさそうです。
文部科学省は、これからの学校教育に「主体的・対話的で深い学び」の実現を
挙げています。この「主体的・対話的で深い学び」が「アクティブラーニング」を
指しています。先生から授業を聞くだけでなく、生徒が自ら調べたり、
実験や議論したりする機会を設けることで、社会に出ても適用できる
主体性や対話力を高めようとしているのです。